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NX Studio は閲覧から、RAW現像、編集を包括的にカバーするニコンのソフトウェアで、撮影時のピクチャーコントロールを後から変更でき、色や明るさ等の変更も画像劣化を最小限に抑えて処理できる。詳細は こちらをご覧ください。
ステンドグラスが飛ばないようにアンダーにして、
雰囲気を壊さないようスピードライトを弱く発光させた。
RAW現像で、アクティブDライティングを弱めにして暗部をもちあげた。
16bit TIFF画像を出力し、
Affinity Photo で画像編集した。
全体のレベル、ホワイトバランスを調整し、肌の色を少し明るくし色調整して完成させた。
ライトアップの紅葉はきれいに見えるが写真に撮るときれいに写らないことが多い。
明暗差が大きいので段階露出しておき、後で HDR処理 するとよい。
プラス・マイナス0.67EVした画像を各々暗部、明部を気にしてRAW現像し、
Affinity Photo で画像を重ね、マスクで適する部分を選択した。
ホワイトバランスを少し変更し、彩度をあげて仕上げた。
右は元画像
段階露出した-0.67EVの画像の
ピクチャーコントロールをオートからビビッドに変更し、ホワイトバランスを微調整し、トーンカーブで明るさを調整し
16bitTiffデータとして書き出した。
画像処理で明るさを調整して完成させ、
サイズ変更、sRGBに変換してWeb用に書き出した。
ニコン Zf にはモノクロ撮影に切り替えできるレバーがある。
カラーで撮影した写真も後処理でモノクロにすることができる。
RAW現像時ピクチャーコントロールを
Creative Picture Control のグラファイトにした。
モノクのロの画像処理では
Nik Collection の Silver Efex Pro が有名で
私も時々使う。
モノクロ写真については ▶ こちらの記事をご覧ください。
NX Studio をパソコンにインストールしておくと、カメラからUSBケーブルでパソコンにデータを取り込むことができる。
CFexpressカードリーダーが無くてもよい。詳細は ニコンの活用ガイド をご覧ください。
古い写真もRAW現像しなおし、最新のソフトで高品質な画像が得られる場合もある。
19年前撮影した画像もRAWデータがあれば現像し直しできる。
桜が濁った感じなので、透明感がある美しい桜をねらった。
ピクチャーコントロールを最新の風景に変更し、ホワイトバランス、彩度を調整して完成させた。
RAW現像の秘訣はピクチャーコントロールとホワイトバランス。
思い通りの写真になっていない場合、まずはこの2つの設定を変えてみるのがよい。
詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。
ワークフロー:
ステンドグラスが飛ばないようにアンダーにして、
雰囲気を壊さないようスピードライトを弱く発光させた。
RAW現像で、アクティブDライティングを弱めにして暗部をもちあげた。
16bit TIFF画像を出力し、
Affinity Photo で画像編集した。
全体のレベル、ホワイトバランスを調整し、肌の色を少し明るくし色調整して完成させた。
ライトアップの紅葉はきれいに見えるが写真に撮るときれいに写らないことが多い。
明暗差が大きいので段階露出しておき、後で HDR処理 するとよい。
プラス・マイナス0.67EVした画像を各々暗部、明部を気にしてRAW現像し、
Affinity Photo で画像を重ね、マスクで適する部分を選択した。
ホワイトバランスを少し変更し、彩度をあげて仕上げた。
Nikon Zf
28-200mm
絞りF35.6
28-200mm
絞りF35.6
右は元画像
段階露出した-0.67EVの画像の
ピクチャーコントロールをオートからビビッドに変更し、ホワイトバランスを微調整し、トーンカーブで明るさを調整し
16bitTiffデータとして書き出した。
画像処理で明るさを調整して完成させ、
サイズ変更、sRGBに変換してWeb用に書き出した。
Nikon Z8
50mm
絞りF3.3
50mm
絞りF3.3
ニコン Zf にはモノクロ撮影に切り替えできるレバーがある。
カラーで撮影した写真も後処理でモノクロにすることができる。
Nikon Zf
20mm
絞りF5.6
JPEG
20mm
絞りF5.6
JPEG
RAW現像時ピクチャーコントロールを
Creative Picture Control のグラファイトにした。
モノクのロの画像処理では
Nik Collection の Silver Efex Pro が有名で
私も時々使う。
モノクロ写真については ▶ こちらの記事をご覧ください。
NX Studio をパソコンにインストールしておくと、カメラからUSBケーブルでパソコンにデータを取り込むことができる。
CFexpressカードリーダーが無くてもよい。詳細は ニコンの活用ガイド をご覧ください。
古い写真もRAW現像しなおし、最新のソフトで高品質な画像が得られる場合もある。
Nikon D810
58mm f/1.4G
絞りF3.2
58mm f/1.4G
絞りF3.2
19年前撮影した画像もRAWデータがあれば現像し直しできる。
桜が濁った感じなので、透明感がある美しい桜をねらった。
ピクチャーコントロールを最新の風景に変更し、ホワイトバランス、彩度を調整して完成させた。
Nikon D2X
12-24mm
絞りF4.5
12-24mm
絞りF4.5
RAW現像の秘訣はピクチャーコントロールとホワイトバランス。
思い通りの写真になっていない場合、まずはこの2つの設定を変えてみるのがよい。
詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。
ワークフロー:
RAW現像の方法
RAWデータを適切に現像、編集すれば、高画質の写真データを得ることができる。
JPEGデータは8bit(256階調)でデータ量が小さいが、カメラ内でJPEGに変換する際多くのデータが失われており、後処理耐性が低い。
12bitでは4096階調、14bitでは16384階調となり、少なくとも12bitでデータを記録し、16bitのTIFFでデータ保存するのがよい。
調整のし過ぎは画像を破綻させるので、極端な調整は避けなければならない。
私の場合、RAW現像では素材性を重視し、撮影時のカメラの設定は後処理耐性のあるニュートラルを基本とし、彩度やコントラスト、シャープネスを低くし、RAW現像も後処理耐性を重視し、画像処理の最後に見栄えを良くしている。
NEFデータは非破壊的処理の為、いつでも撮影時の状態に戻せるので、画像がおかしくなった場合には元画像からやり直すのがよい。RAW現像の基本は ▶ こちらの記事をご覧ください。
RAW現像で重要なのは、テクニックより先に作画意図を明確にし、それに従った処理を行うことである。
RAW現像のポイントはピクチャーコントロールとホワイトバランス
「ヒストグラム」のパレットでRGBの色毎に明るさの分布を見ることができる。
白飛び、黒つぶれや、色飽和等が起きないようチェックしながら処理するのがよい。
過度な処理は画像を荒らし、階調性をくずしてしまうので、適正な処理を行う。
その下の「エディット」には上から順に露出補正、ホワイトバランス、ピクチャーコントロール、トーンの調整パネルがある。
「エディット」の下にあるマークは左から「ノイズリダクション」「カメラとレンズの補正」「LCHエディター」
「傾き補正とアオリ効果」「アンシャープマスク」「レベルとトーンカーブ」「レタッチ」「調整履歴設定」
「撮影時の設定に戻す」になっている。
その下にはトーンカーブがあり、カラー毎に精細な調整が行える。
トーンカーブを極端に調整すると画像が破綻してしまうので、慎重に行う必要がある。
ピクチャーコントロールやホワイトバランスは撮影時の
設定が反映されるが、思い通りの結果になっていない場合
これらを変えるだけで、違う感じの写真になる。
黄昏の町家の室内からもれる灯りと、空からの青い光の対比が面白かったので撮影した。
右は撮影時の設定
ピクチャーコントロール:オート
ホワイトバランス:自然光オート
室内からの暖かい光を強調できたが
赤みが強いので調整することにした。
右はRAW現像時ホワイトバランスをAuto1
(雰囲気を少し残す設定)にしたが迫力に欠ける。
撮影時の設定に戻し、
トーンカーブで赤を弱め
青を強くした。
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LCHエディターで調整した。
LCHはLightness(明度)、
Chroma(彩度)、Hue(色相)
の略で
明るさや色を詳細に調整できる。
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RAW現像時、
ピクチャーコントロールを
モノクロームに変更
フィルター効果でRedを選択して
部屋からの光を明るくし、
調色をセピアにした。
メリハリを付ける為トーンカーブ
を調整した。
画像処理で空からの光の部分の
セピア色の彩度を落とした。
右は元画像で、灯火の色をもう少し強調するようRAW現像しなおした。
Nikon D800E
28mm f/1.8G、絞りF1.8
28mm f/1.8G、絞りF1.8
ピクチャーコントロールをスタンダードから風景に変更すると、コントラストが強く、青が強すぎたので、元のスタンダードのままにした。
LCHエディターで赤を少し強くした。
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ポートレート写真のRAW現像方法
明暗差が大きかったので、プラス・マイナス1EVで段階露出し、補正無しの画像を基本に、ステンドガラスは-1EV、人は+1EVの画像を選び、RAW現像して画像を重ねた。
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蛍光灯の光で色温度が緑がかっていたので
NX Studio でホワイトバランスを調整し、少し明るくした。16bit Tiffデータを出力した。
画像処理で傾きを調整、トリミングし、明るさ調整、彩度を調整し完成させた。sRGBに変え、サイズを小さくしてJPEGデータを出力した。
右は元画像で、トリミングして一部を表示している。
白飛びしてしまうと、その部分にはデータが無く、後処理できないので少し暗めに撮影している。
又、逆光で顔が暗くなっている。
女性ポートレート写真にふさわしい柔らかな雰囲気にすることにした。
Nikon D5
105mm f/1.4E、絞りF1.4開放
105mm f/1.4E、絞りF1.4開放
右のタブの「エディット」の順番に処理することにする。
一番上の「撮影の設定」の下「露出補正」をクリックすると露出補正することができる。約0.7EV明るくした。
その下の「ホワイトバランス」で色調整ができる、ポートレート写真では色温度を少し下げる方が良い場合が多いが、今回はそのままとした。
その下のピクチャーコントロール
はポートレートに変更した。
これだけで柔らかい雰囲気になり、ポートレート写真に適する。
さらに、輪郭強調、明瞭度、コントラスト、色の濃さ、色合いを調整し、柔らかい雰囲気にした。
その下「トーン」では、全体を見ながら少し明るくし、コントラスト、色の濃さを下げ微調整した。
「アンシャープマスク」処理は通常行わないが、今回明瞭度やコントラストを下げているので、わずかにシャープにした。
肌に影響しないようしきい値を上げている。シャープネスの処理については ▶ こちらの記事をご覧ください。
「LCHエディター」は秀逸な機能で、明度、カラー明度、彩度、色相の調整ができる。
「カラー明度」で肌の色に相当するオレンジ色近辺を明るくし、黄色の「色相」をわずかに赤色にふった。
尚、「ノイズリダクション」は今回必要が無いので行なっていないが、必要に応じ最小限の処理を行うとよい。
「トーン(ディテール)」にはハイライト、シャドー、D-ライティングがあり、人が暗くなった時の逆光補正等ができる。
ここからは Photoshop を使って部分的なc合成をして完成させた。上の3つの画像を重ね、レイヤーマスクで部分的に採用し、レイヤーの透明度を調整して違和感が無いようにした。
コントロールポイントを使った部分的な画像処理については下記。
顎の赤みは赤い着物の反射によるもので、色かぶりの調整を行なった。
詳細は
▶ こちらの記事をご覧ください。
スイートルームのシャンデリアをメイン光に右上に白熱灯のライトスタンドがある環境を活かし、温かく柔らかな雰囲気を出した。フラッシュを補助光として発光させている。
肌の色をきれいに出すよう、ピクチャーコントロールはポートレートで、ホワイトバランスを調整した。
肌の色の調整は ▶ こちらの記事をご覧ください。
左側が暗くなっていたので、NX-D でRAW現像時
トーン(ディテール)のシャドーのスライダーを右に動かし、シャドーを明るくした。
画像をクリックすると部分拡大画像が開く |
ピクチャーコントロール:ポートレート
右は Nikon D2x で撮影したもので、当時はピクチャーコントロールが無かった。
最新のソフト NX-D で、ピクチャーコントロールをポートレートにしてRAW現像をやり直した。
ランプの光が顔に当たる難しい撮影条件で、露出補正+0,7EV、ホワイトバランスの色温度を少し青寄りにした。
Nikon D2x、85mm f/1.8D、絞りF1.8
ポートレート写真の画像処理については
▶ こちらの記事をご覧ください。
風景写真のRAW現像方法
滝の迫力を出すため三脚を岩に設置しローアングルで撮影した。
トーンカーブで滝の白さを強調し、暗部を下げた。
赤の彩度を強調し、紅葉の美しさを出した。
Nikon Z7
24-70mm
絞りF13
24-70mm
絞りF13
逆光で撮影したので明暗差が大きく、段階露出しているが、ここでは一つの画像をHDR処理することにする。
Nikon D850 のダイナミックレンジが広いのでうまくいく。
RAW現像時
アクティブDライティングをより強め1にした。
画像をクリックすると拡大画像が開く |
部分的に色相、再度、明度を調整し仕上げた。
この詳細は
▶ こちらの記事をご覧ください。
風景写真ではピクチャーコントロールを風景にして撮影している。
右はオリジナルの画像だが、桜の色が濁って見える。
元画像のRAW現像時ピクチャーコントロールをスタンダードに変更し、少し明るくした。
ピンクが少しのっぺらぼうになったので、明瞭度、コントラスト、色の濃さ、彩度を上げた。
画像をクリックするとA3プリントサイズ相当の拡大画像が開く。
Nikon D3、14-24mm f/2.8G、14mm、絞りF5.6、2008/1 |
古いRAW(NEF)データを最新の NX-D ソフトでRAW現像し直すことができる。
上はオリジナルデータで、露出補正を+0.3EV、ホワイトバランスを晴天、ピクチャーコントロールを風景にしてRAW現像をやり直した。
トーンカーブで全体に明るくし、右の写真のようにきれいに現像できた。
右は昔撮影した古い写真を最新の
NX-D で、ホワイトバランスを晴天、
ピクチャーコントロールを風景にして現像しなおした。
Nikon D2x
12-24mm F4、絞りF5.6
2005年4月撮影
12-24mm F4、絞りF5.6
2005年4月撮影
昔 Photoshop Lightroom でRAW現像したが、やり過ぎ感があったので、NX-D で現像しなおし、空のノイズが目立ったのでノイズ低減処理を行った。
Nikon D3x
35mm f/2D、絞りF5.6
2009年11月撮影
35mm f/2D、絞りF5.6
2009年11月撮影
明暗さが大きな条件だったので、HDR(ハイダイナミックレンジ)処理を行うことにした。
Nik Collection の HDR Effect Pro 2 でTIFFファイルを開き、
HDR処理した。コントロールポイントを使って部分的な処理もしている。
風景写真の画像処理については ▶ こちらの記事をご覧ください。
夕景、夜景の現像方法
夕方から夜にかけ、美しいダークブルーの空になるが、ホワイトバランス オートで撮影すると、平凡な写真になってしまうことがある。RAWで撮影しておけば、現像時ホワイトバランスを変えることができ、雰囲気を損わずにすむ。
右はホワイトバランス オートで撮影し、カメラ内現像したもの。
3000Kで現像し彩度をアップした画像を重ねた。
倉庫の部分は赤みを出す為、80%の透過度で元のホワイトバランス オートの画像にした。
暗部を持ち上げ、全体の彩度を調整し仕上げた。
夕景、夜景の画像処理については ▶ こちらの記事をご覧ください。
ネイチャー写真のRAW現像方法
ネイチャー写真は、柔らかい表現もいいが、花の鮮やかさを表現することにした。
ピクチャーコントロールの設定は撮影時スタンダードにしていた。
ピクチャーコントロールをビビッドで現像した。ベルビア調になった。少し色飽和がおきているが、全体を見て許容できる範囲なのでそのままにした。
これだけでほとんど良いが、最短撮影距離で撮影していて、ピントが浅いので、明瞭度を+2、アンシャープ処理の適用量を10にした。
右の画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の画像が開く。
Nikon D5
105mm f/1.4E、絞りF2.8
105mm f/1.4E、絞りF2.8
ピクチャーコントロールをポートレートにして、明瞭度を-2にしてソフトな感じで現像した。
ネイチャー写真については ▶ こちらの記事をご覧ください。
モノクロ写真のRAW現像方法
カラーで撮影した画像を
ピクチャーコントロールを
グラファイトにした。
グラファイトやカーボンは
モノクロームに対し
コントラストが高くなる。
適用度等の詳細設定もできる。
Nikon Z50
50-250mm
200mm
絞りF5.6
元画像は上
50-250mm
200mm
絞りF5.6
元画像は上
画像をクリックすると拡大画像が開く |
Nikon Z7
20mm f/1.8G、絞りF4.5
カーボン
20mm f/1.8G、絞りF4.5
カーボン
下の左はセピア
右はグラファイト
レッドのフィルター効果を与えた
画像をクリックすると部分拡大画像が開く |
RAW現像時モノクロにするのがよい。
モノクロ写真は撮影時ピクチャーコントロールをモノクロームにすればできるが、カラーで撮影していても、RAW現像時モノクロにすることができる。
右はイエローフィルター効果を加え、セピア色の着色をした。
Nikon D850
24mm f/1.8G
絞りF8
24mm f/1.8G
絞りF8
コントラストを少し上げた。
Nikon D7200
16-80mm f/2.8-4E
16-80mm f/2.8-4E
モノクロ写真作成の詳細は
▶ こちらの記事をご覧ください。
コントロールポイントによる部分的な処理
Ver. 1.5.0 で「カラーコントロールポイント」が追加され、部分的な調整が簡単にできるようになった。
画面上の「レタッチブラシ」の右下をクリックし
「カラーコントロールポイント」を選択し、画面の上をクリックするとそこを中心として調整ができる。
調整範囲も変えることができる。
調整は上から
範囲
Hue:色相
Saturation::彩度
Brightness:明るさ
Contrast:コントラスト
Red、Green、Blue
White Balance
3点のコントロールポイントを作成し、顔の明るさも明るくした。
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
元画像は少しねむい感じで、紅葉の美しさが出ていない。
画像をクリックすると拡大画像が開く |
画像をクリックすると部分拡大画像が開く |
明暗差が大きい厳しい条件
RAW現像時、
ハイライトとシャドーを調整し、
さらにカラーコントロールポイントで空を青く、石畳の道を暗く調整した。
Nikon Z7
20mm f/1.8G、絞りF4.5
ピクチャーコントロール:
ニュートラル
20mm f/1.8G、絞りF4.5
ピクチャーコントロール:
ニュートラル
環境設定
RAW現像はパソコンのメモリを多く使うので、特に高画素画像を扱うにはメモリを増設するのが望ましい。又、メモリを多く使う他のソフト(Photoshop等)は使わず、RAW現像が終了してから起動する方がよい。
「環境設定」の「最大キャッシュ容量」はなるべく大きく4GB以上(搭載メモリの80%以下)にし、又、パソコンの作業エリアは多い方がよく、ハードディスク(SSD)の空き容量が全容量のおよそ10%以下になるとパソコンが不安定になる。
パソコンが不安定になったり、ハングアップする場合には、パソコンを再起動させてメモリや作業エリアをクリアする。
「カラーマネージメント」については ▶ こちらの記事をご覧ください。
「環境設定」の「RAW現像」で現像時の色空間を「撮影時」か「sRGB」又は「AdobeRGB」に変更できる。
ワークフロー
撮影したRAW(NEF)データは、パソコンの年毎のフォルダに日付順に保存し、すぐに撮影時のデータをバックアップする。
撮影データをチェックし、1次、2次選別を行う。私の場合、スターマーク3つと5つにしている。
最終選別したデータをRAW現像し16bit TIFFに変換し、必要に応じ、Photoshop等でTIFFデータを画像処理し、テーマ別フォルダ内に保存し、上記と別の媒体にバックアップする。
最終出力(プリント用/Web用)に合わせたサイズに解像度を変更し、必要最低限のシャープネス処理を行い、プリント用/Web用フォルダに保存し出力する。
パソコンのデータは又別の媒体に常時バックアップしている。
RAW現像から画像処理、プリント/Web出力までのフローにおいて、カラーマネージメントされていることが前提となる。
▶ カラーマネージメントの詳細はこちらの記事をご覧ください。
画像処理
私の場合RAW現像はあっさり目にして、画像処理でより作品性を高め、より詳細に画像を編集する。
Affinity Photo を使っており
高機能で安価で使いやすく
おすすめする。
詳細は
▶ こちらの記事をご覧ください。
(質問の回答)色空間の変更
NX-D で現像した写真の色空間は、カメラで設定した色空間(初期値はsRGB)になる。
AdobeRGBで撮影した画像をsRGBで現像するには、上記のように環境設定で色空間をsRGBにする必要がある。
私の場合は、カメラからディスプレイ、プリンターまでAdobeRGBで カラーマネージメント* しており、Web用に出力する時は、最終段階に Photoshop でsRGB変換する。
印刷用データはAdobeRGBで出力するが、印刷所や中間業者が色空間を配慮しない可能性がある場合にはsRGBで出力する。
カラーマネージメントについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
要望により拡大画像を載せていますが、低画質画像です。
著作権侵害は犯罪です。法的措置を講じています。
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