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IMG_2021Sigma 85mm F1.4 DG DN

L1000581

Leica SL2
Sigma 85mm
絞りF1.4
モノクロ


IMG_2030Voigtlanser Nokton 40mm F1.2 は美しいボケが楽しめる。

28mmと40mmを持ってスナップ撮影や日常使いに使える。
L1000922

Leica SL2
40mm
絞りF5.6
モノクロHC


IMG_1743ニコンZf の動画/静止画レバーにモノクロが追加され、瞬時にモノクロに切り替えできる。
「ディープトーンモノクローム」や「フラットモノクローム」にできる。
ディープトーンは黒が引き締まるが黒つぶれせず、トーンが残っていてよい。
ZFA_0245

Nikon Zf
20mm
絞りF5.6
Deep Tone
Monochrome
JPEG


IMG_1341ライカ文化をつきつめ享受していくと、モノクロを極めようという気になった。モノクロ専用機でなくてもモノクロ写真を楽しむことができるが、モノクロ専用機ではモノクロしか撮れないので何とかして撮ろうする苦しみと楽しみがある。モノクロでどう表現するのか個性が試される面白さがある。

モノクロで撮っていると色が邪魔になってくる。
M10M2932

Leica M10M
28mm
絞りF5.6


Leica M11 Monochrom
"The M11 Monochrom is also simply fun
to shoot, and rewarding to use.
If this kind of experience sounds — almost
— priceless to you, the Monochrom might
be your new best friend."
と言っているがどう解釈すればよいのだろう

昨年 M10 Monochrom を購入したばかりで
保証期間が2年ほど残っており、勿体なくて
すぐには M11 Monochrom を買えないが、
6000万画素を試してみたい。
Q3 Monochrom が出たら買うかも

pentax-monochromePENTAX K-3 III Monochrome
ライカ以外からモノクロ専用機が出るのはうれしい。M42オールド Pentax レンズの母艦に最適。
Ricoh GR Monochrome が出れば欲しいが、富士を使っているので X-Pro4 ACROSX100 ACROS を出して欲しい。

モノクロ専用機ではカラーフィルターを取り払ってダイレクトに各画素のデータを活かすことができ解像度が上がる。詳細下記。

ただ人の目がその差を見分けられるかどうかは分からない。例えば2000万画素級のセンサーで4000万画素級の解像度が得られる可能性があるが、大伸ばししなければ差はわからない程度。4000万画素級以上になると、適切な画像処理でモノクロにした画像とモノクロ専用機の画像は、私の目ではその差は見分けられない。ただ高感度特性はよくなるが、私が使う範囲では差は感じられない。
経験上過大な期待を持たない方がよい。

IMG_0986モノクロ専用機を買ったが魅力的なモノクロ写真が撮れないとの質問があった。
モノクロ専用機は後処理耐性を重視して、コントラストやシャープネスが低く、そのままでは眠い写真に見える。後処理が作者の個性として表れる。それが楽しい。

画像処理でシャープに見せかけた画像を見慣れた人には眠いと感じるかもしれないが、自然な解像度が得られる。

モノクロフィルムでも、フィルムの種類、プリントペーパーの種類を選んだり、現像液の希釈や、増感、減感現像したり、焼き込み、覆い焼きしたりして、個性的な写真を制作していた。
右の本は、又モノクロフィルムの現像・引き伸ばしをするかもしれないと思い残してある。

IMG_0789
L1001520-1
画像をクリックするとA3プリントサイズ相当拡大画像が開く


ライカM10モノクロームに
Summilux 50mm F1.4 ASPH

絞りF3.4
Yellow filter

L1001528s

上をクリックすると上部拡大画像が開く
レーンカバーをかける前に撮影

右をクリックすると下部拡大画像が開く


祇園祭の写真は
▶ こちらの記事もご覧ください。

a866102d
M1000320
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く


モノクロを極めたく、ライカQ2 モノクロームを購入。
モノクロ写真を撮るモチベーションになる。
イエローフィルターを付けている。

モノクロ写真撮影はライカQ2 モノクロームがよいか、
Q2 でモノクロに設定して撮影、あるいはカラー画像を
後処理でモノクロにするのがよいか
私の考えは ▶ こちらの記事をご覧ください。

京大の卒業式を終えた若者達

余りにも着物がきれいで、カラーが撮れる Q2 も持ってきたらよかったと思ったが、こうして見るとモノクロの写真もよい。

撮影した画像を見せ、白黒写真しか撮れないんですよと見せたら、かっこいいと言ってくれた。

絞りF5.6
Yellow Filter


IMG_1571ライカCL はAPS-Cサイズミラーレスカメラで
普段持ち歩ける重さ、大きさで、気楽に写真の楽しみが味わえる。
Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical VM はヴィンテージラインのレンズで大変美しく、ライカに似合う。
ゾーンフォーカシングで撮影した。ゾーンフォーカシングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。

C1010032
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く

Leica CL
21mm
絞りF5.6
Mono-HC
JPEG

断って撮影させていただきました

IMG_0237
_DSF0027silv
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く


Nik Collection の Silver Effex Pro でセピア色のモノクロに変換した。

GFX50S II
35-70mm、絞りF5.6

元のカラー画像
_DSF0027

IMG_0638_DSF0109-1

Nik Collection の Silver Efex Pro で
モノクロにし、コーヒー色に
トーニングした。

X-E4
23mm F2、絞りF2.8
3枚の写真を合成

カラー画像
_DSF0109-1

IMG_0918Panasonic LUMIX S5 はライカLマウント フルサイズカメラ
詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。

フォトスタイルにL.モノクローム、L.モノクロームD、L.モノクロームS等があり、
又クリエイティブコントロールでダイナミックモノクローム、ラフモノクローム、シルキーモノクローム等の設定もできる。

_1010371

LUMIX S5
20-60mm
絞りF3.7


撮影後
モノクロに
した。


本格的なモノクロは銀塩写真だが、デジカメでモノクロを楽しめる。
撮影時にのモノクロに設定することもできるし、カラーで撮影した画像を後でモノクロにすることもできる。
気楽にモノクロ写真を楽しもう。

IMG_0866L1000566細江英公先生には大きな影響を受けた。季刊誌プリンツ21は残念ながら廃刊となってしまった。

デニス・ストック展を見に行き、Natural Glow というモノクロ写真の雑誌があることを知り、購入していたが、残念ながら廃刊になってしまった。



モノクロ写真の基礎


カラーをただモノクロにしただけでは良いモノクロ写真にはならない

デジタルカメラの撮像素子はカラーを感知することができず、カメラ内でカラーに変換している。一つ一つの画素は明るさしか感知できず、カラーは各画素のRGB一つのカラーフィルターの情報から色情報を得ている。ベイヤー構造のカラーセンサーでは周辺画素の混合でカラー情報を合成している。

モノクロ専用機では各画素毎のRGBカラーフィルターを取り払ってダイレクトに各画素のデータを活かせる。モノクロセンサーでは画素数は変わらないが画素合成が無いので解像度が上がる。

普通のカメラでは後処理でモノクロにでき、カラーごとに明るさの調整をすることができる。
補色の関係を理解しておくと、どのように調整すれば良いかわかる。

モノクロ専用機にはカラーフィルターが無く、カラー情報が記録されないので、撮影時にカラーフィルターを装着する必要がある。

以下一般的なデジタルカメラの場合で説明する。
カラー写真のデータはRGB(レッド、グリーン、ブルー)に
分離することができ、チャンネル表示できるソフトを使えば
RGB3色の色の強さがわかる。

グリーンのチャンネルを見ると、緑色成分が強い部分が明るくなっている。



元のカラー画像

Photoshop でチャンネル表示(ブルー)

















右の画像をチャンネル表示すると各色の強さがわかる。

上はブルーのチャンネルを示し、空が明るく(強く)表示される。

チャンネルミキサーでモノクロにチェックを入れると、各色毎に明るさを調整できる。



Adobe Camera Raw ではRAW現像時、各色毎の強さを調整しカラーフィルター効果を与えることができる。









下は Adobe Camera Raw で色毎に強さを変えたサンプル。


ブルーを暗く、レッドを明るくした

ブルーを明るく、レッドを暗くした


最終的に、上の2つの画像の良いところをとり、
さらにトーンカーブを調整し、黒の締りを強くし、
諧調が残るよう調整し硬調のモノクロームにした。

高画質なモノクロ写真を得るにはRAWで撮影し、RAW現像時に
モノクロにするのがよい。

JPEGは8bit(256階調)しかないが、
12bitなら4096段階、14bitで16,384階調ある。

人の目は8bit以上は識別できないと一般的に言われているが、極端な画像処理を行う場合は最低限12bitのデータを処理しないと破綻をきたす。

Nik Collection の Silver Efex Pro でモノクロの調整が細かくできる。

下の左はクールトーンに調整した。

下の右はグリーンで着色。





モノクロ写真もトーンカーブを使って明るさ、コントラストを調整できる。

又レッド、グリーン、ブルーのトーンを変えることで色を付けることもできる。

コントラストを上げ、セピア色にした。

白点、黒点を少し持ち上げておくことで色が付き、真っ白、真っ黒より見栄えがよい。

Nikon Z7
50mm f/1.8、絞りF2.8

カラーグレーディングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。

ロンドンの街中風景をモノクロにしてみた。




モノクロは黄色やブルーでもよい。

右は黄色系にしてレトロなイメージにした。

冬の寒さを表すため、シアン色に仕上げた。





下の左はハイキー、軟調にし、わずかにイエロー、ピンク系の着色をし、パートカラーにしている。
右はローキー、硬調に仕上げた。モノクロ写真の作品作りには、作影意図をしっかり持つことが重要。



モノクロ(元々はモノクローム)とは単色の意味だが、余りこだわることはなく、モノクロ風でもいいのでは。
芸術には「こうでなければならない」ということはない。(質問の回答)

モノクロフィルム


5


Nikon F3HD
Ai-S Nikkor 20mm F3.5



昔は白黒フィルムで撮影し、自家現像したこともある。

フィルムの粒状性が荒々しい表現に適することもある。






昔コダックのモノクロフィルム
トライXで撮影した写真をフィルムスキャナでデジタル化した。






上の左側はアメリカのミネソタ州でお世話になった方の自宅を訪問した際、窓から差し込む光で撮影した。
この1枚で彼の優しさ、フレンドリーな人柄、知的さがわかるような気がする。
フィルムスキャナーでデジタル化しセピア調にした。

上の右側はドライバー宅を訪問した際、玄関に出迎えていただいた奥さんと母親。
カラーフィルムで撮影したネガをフィルムスキャナーでデジタル化しPhotoshopの白黒調整レイヤーで着色を選択しセピア色にした。ラフモノクローム調にして粒状性を出した。

モノクロ写真の魅力


モノクロ写真に何故惹かれるのだろうか。
シンプルに、ストレートに物の本質が伝わり強く心に訴えることができるからか。
モノクロ写真は現実的に見えるカラーの世界とは違う世界をシンプルに表現する面白さがある。

デジタルカメラでもモノクロ写真を楽しむことができる。
カメラの設定をモノクロにする場合と、カラーで撮影した画像を後処理でモノクロにするやり方がある。

右はお二人にお願いして撮影させていただいた。 


14-24mm超広角レンズの広角端で非現実的な感じに撮り
Nik Collection の Silver Effex Pro でより非現実的な面白さを強調した。

スナップ写真をモノクロにすると、単純化された中に強さを感じる。



_XT57847カンボジアの
水上生活者

X-T5
16-80mm
絞りF4
ACROS
Trimming

富士フィルムの
フィルムシミュレーションで
ACROSは好きなトーン




















パートカラーにした。


イスタンブールの繁華街で、色調・彩度調整で色彩の調整にチェックをし、彩度を下げてセピア色にした。







レトロな雰囲気を出すため
Photosop CS6で「着色」をチェックして、セピア色にした。




雪景をカラーで撮影したが、モノトーンになった。

和紙のプリンター用紙にプリントすると趣がある。







モノクロ写真撮影方法


Alan Schaller がモノクロ・ストリート・フォトを撮る7つのコツを紹介している。
1. 目的を持つ
2. モノクロに向くものを撮る
3. 自然光で撮る
4. 周りのものを利用する
5. 良い状態のコントラストをつかむ
6. 遠近感を変える
7. 適切に編集する

彼は The Liberation of Limitation と言っている。


画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く
モンクロは当然のことながら色が無く、モノトーンで、つまり明るさの変化で表現することになり、言い換えれば光を表現していると言ってもよい。

このことから、モノクロ写真の撮影は、光を読めるようになれば良いモノクロ作品を作ることができる。

一般的に明暗差が大きい場合の方がモノクロ写真に良いが、後処理で色毎に明るさを変えることもできる。詳細後述。

右は朝日が差し込む嵯峨野の竹林。
クリックして拡大画像を見ると人の大きさに対し、竹林の高さがわかる。

モノクロ写真の撮り方は、色の無い世界、つまり光を読んで撮影する。
物事をシンプルに捉えるとモノの本質が見えてくる。

昔クロッキーやデッサンをしていたせいか、ほとんど瞬時にモノを見る訓練が出来ている。今でもB9の鉛筆でスケッチすることもある。

Leica M Monochrom
Voigtrander 21mm F4
絞りF9.5
Nik Collection


モノクロのポートレート写真


Leica Summicron F2ライカMモノクローム(以下MM)はモノクローム専用カメラで、ローパスフィルターだけでなくカラーフィルターも無いCCDにより、極めて解像度の高い画像が得られる。

MMは一つ一つの画素が、補完されることなく、直接データとして活かされるので、高い鮮鋭度が得られる。


Leica MM
Summicron
50mm F2 asph


_DSF0067

X-E4
23mm F2
絞りF2.8
ACROS
Yellow
Trimming


モノクロにする際レッド系を調整し、肌を明るくした。

Nikon D810
58mm f/1.4G、絞りF3.2






上は Nikon D3X、24mm f/1.4G、50mm f/1.4G

右は突風に驚いたモデルの顔を強調する為、顔のカラーを残した。
Photosop CS6で「着色」をチェックして、セピア色にした。
拡散光彩フィルターを併用している。

パートカラー







モノクロ写真でコントラストを調整する方法は
▶ こちらの記事をご覧ください。

モデルの部屋で



右はモノクロにし、肌と目、唇の色を少し出して柔らかい感じにした。



明るいセピア色にして柔らかさを出した。






雰囲気を出す為アンバー色にした。



ピンク、イエロー系の着色し、一部色を少し残している。

トリミングしている。





暗い場所での撮影のせいか、ピンぼけになってしまったが、面白い効果が出たので、このまま作品にした。




柔らかな雰囲気を出す為軟調のモノクロにし、ピンク、イエロー系の着色をした。






モノクロのポートレート写真で、特に肌が白い人の場合、血管が目立つことがある。又カラーよりも肌の荒れが目立つこともある。

画像処理で肌を滑らかにすることができるが、肌のテクスチャが無くなるようなやり方は好ましくない。

肌の処理に frequency separation method(周波数分離方式)を使うと、高周波成分と低周波成分を分けて処理し、肌のテキスチャを残しながら肌を滑らかにできる。自然な感じの美肌処理や、肌荒れの調整、ライティングの補正を行う究極の方法。

詳細は こちらの記事をご覧下さい。



上の左はアンバー調、右は一部をアンバー調にした。


ライカMモノクロームでクールなイメージにする為コントラストを上げた。

Summicron 50mm F2
絞りF4.8











14-24mm f/2.8 広角端で撮影


柔らかさを出す為ハイキーにした。











銀残し(ブリーチバイパス)


コントラストを強く、
ブリーチバイパス調にした。



暗い室内で補助光をわずかに発光させ撮影した。

Nikon Z7
35mm f/1.8
絞りF2.5






ポートレート写真では「銀残し」
(ブリーチバイパス)の技法を時々使う。
詳細は こちらをご覧下さい。

銀残し(ブリーチバイパス)はコントラストを高めて、彩度を落とす独特の雰囲気のある表現で、モノクロに似たところもある。

室内灯だけにして、銀残し(ブリーチバイパス)風にした。



Nikon D7200、16-80mm f/2.8-4E





銀残し(ブリーチバイパス)の詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。




Nikon D4
Tamron 24-70mm F2.8
絞り開放



作品づくり


モノクロは白と黒で表現するので、コントラストの付け方で柔らかさを出したり、強い表現にしたりすることができる。

モノクロ写真に着色したり、
部分的にカラーを残したり、
彩度を極端に落とし元の色を
わずかに残す等の作品を
アート紙や和紙にプリントして
いる。

バックの森の濃淡や和紙の肌触り
等プリントの味わいがないが


スローシャッターで撮影後、3枚の写真を合成した。



モノクロ写真作成ワークフロー、ソフト




カラーで撮影した写真をモノクロにするには、RAWで撮影して、RAW現像するのがよく、記録された全部の情報を元に、作影意図に向いた高画質な画像を得ることができる。

JPEGは8bit(256階調)しかなく、カメラが記録したデータの多くが失われる。RAWで撮影した後16bit(65536階調)にすることで、画質劣化をほとんど無くし後処理ができる。

RAW現像、画像処理の詳細は こちらの記事をご覧下さい。

下に色々なソフトを紹介するが、私はトーンカーブしか使わない。場合により主題と背景と2つのトーンカーブを併用する。又、最後に粒状性を加え、フィルムライクな写真に仕上げる。

Adobe Photoshop、Lightroom


Adobe Photoshop の Adobe Camera Raw で現像時
HSL/グレースケールのグレースケールにチェックを入れる。
下のレッド、イエロー、ブルー等のスライダーを調整してフィルター効果を与えることができる。

RAW現像後、Photoshopの調整レイヤーで白黒を選択し、下のスライダーを調整してフィルター効果を与えることができる。プリセットに多く登録されており、又、着色にチェックを入れてセピア色等にすることもできる。

右は
全体をセピア色に着色し
パートカラーにしている。

Nik Collection の Silver Effex Pro で
KODAK TriX 400 のフィルムシミュレーションを適用した。



Capture One





Capture One はフェーズワンが提供するソフトで、多くのプロが使っている。

Capture One for Fujifilm や for Nikon もある。

多くのプリセットもあり、上はセピアを選択した。

Capture One の詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。

Fuji X-T3
16-80mm
絞りF8


Affinity Photo


Affinity Photo ではRAW現像時モノクロに変換することもでき、カラー画像を画像処理でモノクロにすることもできる。








プラグインで Nik Collection を利用することもできる。

Silver Efex Pro 2 には多くのプリセットやフィルムシミュレーションがあり、その中から好みのものを選択すればよい。

台風が去った後の雲が印象的だったので撮影した。

露出差が大きかったので、
撮影時段階露出し、
-1EVと+1EVで撮影した画像を
Affinity Photo でRAW現像後
HDR合成した。

カーブで調整して完成させた。

Leica CL
18mm
F5.6
モノクロ
HCモード

Affinity Photo ではプラグインで
Nik Collection の Silver Efex Pro 2 を利用できる。

Affinity Photo については
▶ こちらの記事をご覧ください。






慣れれば、トーンカーブで3色を調整できる。暗部はブルー・グリーン系、明部はレッド系にした。



Affinity Photo でパープルとオレンジのスプリットカラーにした。
Affinity Photo については ▶ こちらの記事をご覧ください。

Nik Collection


Nick Collection が ver. 6 にアップデート

Nik Collection は DXO が提供する
Photoshop のプラグインで、簡単で直感的な操作で多彩な調整ができる。

_ZFC0870 1

Silver Effex でモノクロ調整した。

Nikon Zfc
16-50mm
AUTO






Q1000358-0Silver Efex は秀逸なモノクロ調整ソフトで、以前はライカを買うと無料で付いてきた。

Leica Q2 Monochrom
絞りF5.6



Nik Collection については
▶ こちらの記事をご覧ください。




Capture NX-D


capturenxdcarbonカラーで撮影した画像を
Capture NX-D で
グラファイトにした。


グラファイトやカーボンは
モノクロームに対し
コントラストが高くなる。
適用度等の詳細設定もできる。

_Z500119bw
Nikon Z50
50-250mm
200mm
絞りF5.6

元画像は上



RAW現像時、ピクチャーコントロールをカーボンに変更しモノクロ画像にした。

Nikon Z7
20mm f/1.8G、絞りF4.5

セピアやグラファイトのピクチャーコントロールも追加され、簡単にモノクロ写真にできる。

カーボンはなかな良くて好き

下の左はセピア
右はグラファイト
レッドのフィルター効果を与えた



モノクロ写真に適する被写体


モノクロは色が無いので、明るさの違いで表現することになり、ほとんど同じ明るさの被写体を撮影すると、差が認識できない写真になってしまう。
反対にコントラストが高い被写体をモノクロで撮影すると、色の情報が無くなり、コントラストが強調された象徴的な写真になる。
しかし、モノクロ写真に軟調の柔らかい雰囲気の写真にすることもできる。

Q1001035
グランフロント
大阪で
都会の風景を撮影


Leica Q2M
絞りF2.8
Yellow


L1000624ライカQ で撮影した元画像



L1000624bw1白黒調整レイヤーでレッド系を明るくし、イエロー系、グリーン系を暗くした。
さらにトーンカーブで明暗差を強調した。
色による明るさを調整することで、ホットドッグとレタス、ジャガイモ等はわかりやすくなったが、手前の卵は何かわからない。

モノクロ専用機では色情報が無いので撮影後に色による明るさの調整はできない。

Q1000466ライカQ2 モノクロームにイエローフィルターを付けて撮影した画像
トーンカーブを調整している。

色とりどりの料理だが、色がわからない。

Q1000424京都の小路を撮影するのはモノクロが適する。

Leica Q2 Monochrom

モノクロ写真は、撮影時に明るさの違いを見て撮影するのがよい。
ミラーレスカメラでモノクロに設定すると、EVFやモニターはモノクロ表示されるのでモノクロに適するかどうかがわかる。

モノクロ写真に適するカメラ


どんなカメラでもモノクロは撮影できるが、私が撮りやすかったカメラは

IMG_0770ライカM10モノクロームは
4000万画素級センサーにより高精細な表現ができるモノクロ専用機。
Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical VM で撮影
L1001413
画像をクリックするとA3プリントサイズ相当拡大画像が開く




L1001429
画像をクリックするとA3プリントサイズ相当拡大画像が開く
断って撮影させていただいた。



IMG_0353ライカQ2 モノクロームは Summilux 28mm F1.7 のレンズが付いたモノクロ専用コンパクトカメラで
4730万画素のセンサー、10コマ/秒の連射、手ブレ補正やマクロモードを備え
主にスナップ撮影に使っている。
Q1010020
黒が美しい

IMG_1221
Leica Q2, Protecter & Strap
ライカQ2 はカラーもモノクロも楽しめる。


L1000503

Leica Q2
絞りF5.6
Mono-HC
JPEG


Leica_Q




絞り開放




L1020114w
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く
カメラの設定をモノクロにして撮影
コントラスト 中高、シャープネス 中高


IMG_0787ライカCL はAPS-CサイズのLマウントミラーレスカメラで、18mm F2.8 が付いた
プライムレンズキットを購入した。

モノクロモードにはナチュラルとハードコントラスト(HC)があり、
HCでも黒つぶれすることなく、階調性に優れており好みに合っている。
モノクロモードにすると、EVFもモノクロになるのが新鮮に感じる。

L1000142

Leica CL
18mm
絞りF5.6
モノクロ
JPEG



Leica_X_113DSC_0004w

ライカ X (Typ 113)  
made in Germany

ズミルックス f1.7/23mm ASPH

JPEG 白黒 High Contrast で記録


奥三河の花祭を撮影
歴史のある祭りをモノクロにすると良い感じになる。

Nikon Df
14-24mm f/2.8G




Nikon Df
14-24mm f/2.8G


monochrome
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く


Nikon Df
Carl Zeiss Planar 50mm F1.4
絞りF5.6


このカメラ、レンズは質感表現に優れる。

vintagebag富士フィルムのカメラではACROSのフィルムシミュレーションが使え、
Capture One で RAW現像時にACROSに変換することもできる。
X-Pro3 と X100V のセットで撮影に行った。

_X1V0035mono
X100V
絞りF5.6



モノクロ写真に適するプリンター


IMG_0427プリンターは、エプソンの A3ノビ対応8色顔料系インク搭載プロセレクション プリンター PX-5VII と
エコタンク搭載A3ノビ複合機の Epson EW-M973A3T を使っている。染料インク5色に加え
顔料のマットブラックインクによりモノクロプリントに締まりが出てよく、低コストでプリントできる。

パソコンやタブレットではモノクロの良さはわからない。我々はA4からA3ノビまでの大きさにプリントして写真鑑賞している。

モノクロは銀塩のファインプリントがよい(私は展示会用にラムダプリントでバライタ紙にプリントすることもある)が、ここでは私が自分でプリントする方法を述べる。

パソコンと共に重要なのは、プリンターで、写真画質に適する高画質プリンターを使たい。

例会ではA4からA3ノビサイズまでのプリントで写真を見ており、パソコンで写真を見るより高精細で階調性の高い写真が見れ、写真本来の良さがわかる。

私の場合は経験上、パソコンで見ると、どのように出力されるかほぼわかるが、それでも、プリントの場合はテストプリントを何回か行う。

プリントの場合は、プリンターだけでなく、用紙によっても結果が異なるので、そのプロファイルを入手して、最適な結果が出るようにしている。

私は、エプソンの A3ノビ対応顔料系プリンター Epson PX-5VII を使っており、写真画質のプリントを得るのに適する。特にモノクロームが階調性よくプリントできる。黒の締りが増した。

プリンターと共に重要なのはプリント用紙であり、私は Epson Crispia、写真用紙、Velvet Fine Art Paper、和紙のアワガミ インクジェットペーパー等を使っている。

WELCOME



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