写真及び文章の著作権侵害、無断使用を禁止します。 No reproduction or republication without written permission.

パステルカラー調で表現した。


Affinity Photo で
レベル、ホワイトバランスを調整した後
HSLカラーホイールでブルーを明るくし、彩度を上げイエローの色を調整した。さらに光彩拡散フィルターでソフトな感じにした。


個性的なモデルの良さを出す為個性的な色合いににした。
下の緑の画像を重ね調整している。
色の調整はトーンカーブで自在にできる。

クリエイティブで印象的な写真が次の仕事につながる。
プロに技術が必要だが、優れたセンスが無いとダメ!
海外では、多様な作品づくりが行われており、今までとは異なるクリエイティブな作品が出てきている。
印象深いクリエイティブな作品づくりにチャレンジしてみよう。
ねらい(どのように表現したいのか)が明確になっていないとうまくいかない。
映画の一シーンを作るつもりでシネマティックなイメージづくりをするとよい。
技術でできることはしれている。色彩のセンス、芸術的感性を高め、自分のスタイルを持つことが重要。

華やかさを出すようカラーグレーディングした。

Leica Q3
絞りF1.7
Natural
-2/3EV
50mm
絞りF1.7
Natural
-2/3EV
50mm
カラーグレーディングは映画でよく使われているが、ここでは写真について述べる。静止画は動画の基本となる。
カラーグレーディングは色の魔術
芸術的感性、色のセンスを磨き、撮影のねらいを明確にし、自分らしさを作り出そう。
映画館で映画を見たり、アメリカ、イタリア、フランスのファッション誌(広告宣伝写真も参考になる)を見たりしてカラーのセンスを磨いている。
国により色調の好みが異なり、その国に合わせることが重要だが、シチュエーションに合わせる
ことも重要。その上で自分の色調を持つことも大切。単に技術を知っているだけではだめ。
この色使いを見てください。
LUT(ルックアップテーブル)があると、自分の意図する色調に一発で変更できる。
元々カメラのセンサーは色情報を感知することはできない。
撮像素子一つ一つにカラーフィルターを付け、色を生成している。
原理原則がわかれば色は自由に変えられる。
Photoshop や Lightroom でも簡単に
カラーグレーディングできるようになった。
f.64 Academy は10万サブスクライバー
f.64 Academy ホームページは こちら
dphoto Salon では実地に研究、作品づくりを行っている。
簡単な調整、LUT

LUT(ルックアップテーブル)が用意されており、
簡単に調整できるので、初心者は試してみるとよい。
Photoshop では調整レイヤーのカラールックアップを
選び 3D LUT ファイルの中のプリセットを試せばよい。
Nikon Z7
24-70mm f/2.8
絞りF5.6
24-70mm f/2.8
絞りF5.6

調整が極端な場合はレイヤーの塗りを少し下げる。



LUT (Look Up Table) があり、
簡単にカラーグレーディングができる。
調整タブでもわかりやすいサンプル画像があり、又カラーホイールで視覚的に調整できるのがよい。
![]() 画像をクリックするとA3プリントサイズ相当拡大画像が開く |
GFX50S II
35-70mm
絞りF8
Nostalgic Neg.
HDR
35-70mm
絞りF8
Nostalgic Neg.
HDR
富士フィルムのフィルムシミュレーションはカメラで簡単にカラーグレーディングができると言ってよい。▶ 詳細はこちらの記事をご覧ください。
以下色々な調整方法を説明する。
色調整の基礎

デジタルカメラの撮像素子はカラーを感知することができず、カメラ内でカラーに変換している。一つ一つの画素は明るさしか感知できず、カラーは各画素のRGB一つのカラーフィルターの情報から色情報を得ている。ベイヤー構造のカラーセンサーでは周辺画素の混合でカラー情報を合成している。
補色の関係が理解できると、どう調整すればよいかがわかる。
例えば肌色を調整するのであれば、肌の明るさの部分のGreenを調整すればよい。
ヒストグラムによる調整
ヒストグラムはカラーグレーディングの基礎
トーンカーブでは少し極端な調整をすると画像が破綻してしまうので、慣れない内はヒストグラムで調整する方がよい。
ヒストグラムのスライダーを動かすことでデータを無くさないようにし、全てのデータを利用して高画質な画像を得るようにする。
RAW現像でもデータを消失しないよう注意し、データを縮小は最後のステップにする。



上の元画像はホワイトバランスが悪いわけではないが、もう少しウインドーからの光を暖かくしたい。
又、明るい所が白飛びしており、暗部も少し明るくしたい。
出力レベルを14、239 bitにし、中央のスライダーを少し左に動かし、画像を明るくした。
レッドの右のスライダーを少し左に動かし、明るい部分に赤を足した。
彩度を少し上げて完成させた。
トーンカーブによる調整
トーンカーブを使えば、3原色の各色ごとに明るさの分布、コントラスト、色の濃さを自由に調整して思い通りの画像を得ることができる。場合により複数のトーンカーブを部分的に適用する。
重要なのは、3色の関係が感覚的にわかっていて、主題のコントラストを上げ目立つようにし、明るい部分、暗い部分に色をのせておもむきを演出する。
ここでは色々な調整方法を延べているが、私の場合ほとんどトーンカーブで調整できる。

彫像が悲惨な歴史を物語るよう表現した。
レベル、ホワイトバランスを調整した後
カーブで調整し、暗部をティール色にした。
カーブを使うと明るさ、色を自在にコントロールできる。


2人の対比を明確にし、スロバキアの冬の雰囲気を出すことにした。
カーブで暗部を持ち上げ、ティール色をのせ、明部にもティール色をのせた。
データが無いように見えるところにもデータがある。
そのデータを活かして印象的な写真にできる。


マスクレイヤーを追加し、左側を
黒のブラシで塗ってカーブの効果
を除外し明るくした。



トーンカーブで明るくした。
ピンクのベタ塗り調整レイヤーを作成し、描画モードをスクリーンにし、レイヤースタイルのブレンド条件で肌の部分に適用した。
各レイヤーの不透明度、塗りを調整した。
Photoshop以外のソフト(GIMP等)で、トーンカーブが使えれば同様に処理できる。

極端に調整し、少女の清々しさを表現するよう調整した。
レイヤーの不透明度、塗りを調整した。




暗部はブルー・グリーン系にし、明部の赤をおさえ、
室内灯によるアンバー色を活かし、雰囲気を出した。

各レイヤーの非透明度、塗りを調整して完成させた。











トワイライトの雰囲気が出た。



トーンカーブの調整レイヤーを使うと、何度でもやり直しがきく。
少し極端に調整してレイヤーの透明度でレイヤーの効果を調整するのがよい。
2つ以上のトーンカーブを使い分けることもよくする。
右は背景と人物と違うトーンカーブを使い、レイヤーマスクで適用範囲を調整した。





画像処理でさらにハイキーにした。
トーンカーブを調整し、少しブルーにふった。
ソフトライトのレイヤーを作成し微調整した。
レイヤーの不透明度、塗りを調整した。


モデルの雰囲気に合うようバックの色をグリーン・ブルー系にし、彩度を落とし、コントラストを上げアンニュイな感じにした。






トーンカーブを調整し、室内光の暖かさを出しながら、見栄えがするようにした。
![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |

バックが白っぽいと主題が引き立たない。バックに適度な色を付けた。


Leica D-LUX7、絞りF2.8
フォトスタイル:ナチュラル
フォトスタイル:ナチュラル
画像操作による調整



上は元画像で、新しいレイヤーを作成し陽が差すあたりをオレンジ色に塗った。
Photoshopの画像操作を右のようにした。

レイヤーの不透明度、塗りを調整して完成させた。
夕日の雰囲気が出た。



カーテンを通した外光で撮影した写真と、シャンデリアで室内を照明した写真をブレンドした。


フラッシュで色温度や明るさを補正することができる。



べた塗りのレイヤーのレイヤースタイルを表示し、ブレンド条件を変えることで、特定の明るさだけにそのレイヤー効果を適用することができる。


わざと太陽を直接入れて撮影した。
べた塗りのレイヤーのレイヤースタイルのブレンド条件を変え、
夕方の雰囲気を出す為明るい部分をオレンジ色に、暗い部分を
ブルー色に調整した。

詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。

ここではベタ塗りレイヤーを使った例を載せる。
肌の色で一番明かるい色と、一番暗い色をスポイトツールで選択し、
各々ベタ塗りレイヤーを作成し、描画モードを明部はスクリーン、
暗部はソフトライトにした。
結果を見ながらそれよりもう少し明るい、暗い色に調整する。
レイヤースタイルのブレンド条件を変えて、明るい部分をより明るく、
暗い部分をより暗くする。


ポートレートではDodge & Burn が重要。
顔にメリハリがついて魅力的になる。
色々なやり方があるが、ここでは
Affinity Photo を使った簡単な方法を述べる。

明るくした調整レイヤーを作成し、
ブレンドオプションで各々暗部、
明部に適用する。
トーンカーブで調整後、
微調整のソフトライトのレイヤーを作成し、明るさと色を微調整した。
各レイヤーの不透明度を調整して完成させた。
Luminosity Mask
Luminosity Mask は明るさをいくつかの段階に分割し、レイヤーマスクで分割した部分を適用しその部分に適する処理をする。
チャンネルを表示し、RGBの部分をcommandキーを押しながらクリックすると50%より明るい部分が選択される。
もっと明るい25%の部分を選択する場合、さらにRGBの部分をcommand、shift、optionキーを押し選択する。

25%の明るい部分を選択し、
明るさ・コントラストの調整レイヤーを作成し、提灯の部分を少し暗くした。
もう一つ明るさ・コントラストの調整レイヤーを作成し、上のレイヤーマスクをコピー、反転させ、暗い部分を明るくする。

色相・彩度の調整レイヤーを作成し、暗部の彩度を調整した。

ブレンド条件を変えることで任意の
明るさを選択することができる。


チャンネルを表示し、RGBの部分をcommandキーを押しながらクリックすると明部が選択される。

明るい部分の彩度を少し上げた。
明のレイヤーをコピーし、レイヤーマスクを反転させると暗部が適用される。

フィルターを肌にかけた。
コントラスト調整レイヤーを作り、描画モードをソフトライトにし、
明部と暗部のつながりを調整した。
顔にメリハリが無くなったので、
部分的に白又は黒のブラシで塗って見栄えをよくした。
色相・彩度を調整して完成させた。


明るい部分はより明るく、
暗い部分はより暗くした。


チャンネルを表示し、RGBの部分をcommandキーを押しながらクリックすると明部が選択される。
明るさ・コントラストの調整レイヤーで、明部の明るさを少し明るくし、明のレイヤーとした。
白黒の調整レイヤーで、レッド系を明るくし、レイヤー透明度を10%にした。レイヤーマスクは明のマスクをコピーした。

明るさを少し落とし、暖色系のレンズフィルターをかけた。

Finishしてから、もう一枚と言って撮影した写真で、光線状態が悪い。

Luminosity maskをカラーで選択することもできる。
空と海が青いので、チャンネル表示でブルーを見ると、その部分が白くなっている。
Commandキーを押しながらチャンネル表示のブルーの部分を押すと、白くなっている部分が選択される。
レイヤー表示にし、背景を2つ複製(暗く、明るく)し描画モードを乗算(色を濃くし暗くする)とスクリーン(明るくする)にする。

明るくのレイヤーにレイヤーマスクを作成すると人と下部が選択され、明るくなる。





選択範囲の色域指定を使うと3段階の明るさの
Luminosity maskを作成することができる。
背景をクリックし色域指定でハイライトを選択し、
色相・彩度の調整レイヤーでブルー系を暗くした。
同様に中間調を選択し、明るさ・コントラストの
調整レイヤーで暗く、コントラストを高くした。
同様にシャドーを選択し、ダークブルーのベタ塗り
調整レイヤーを作成し、描画モードをソフトライトにした。



ブルーのベタ塗りレイヤーマスクを作成し、選択範囲の色域指定で
ハイライトを選びLuminosity Maskを作成した。余分な部分は除外し
レースカーテンの部分をブルーにした。


肌が緑かぶりしていたので、色域指定でスキントーンを選び、肌を明るく、彩度を上げた。
Luminosity Mask は風景写真の画像処理によく用いられる。
作例は ▶ こちらの記事をご覧ください。
特定色の選択による調整

Select Color 特定色域もよく使われる。
明暗差が大きかったので、段階露出し、右側を明るくした。

黒(暗部)を青緑系にふり少し暗くし、
赤を少し明るくし、
白(明部)を少し赤系にして明るくした。
いわゆる Teal & Orange
(オレンジティール)調にした。


逆光で撮影する際、人物に合わせて露出補正すると空が白くなってしまう。



カラーで白色系を選び、シアンを少し足すと空が青くなる。ブラックを足すと空が少し暗くなる。
ブラック系を選び、イエロー、マゼンタを少し減らすと暗部がグリーン系になる。
レッド系のブラックを減らし、顔を少し明るくし、マゼンタを少しおさえた。
逆光のイメージに合うようフレアの感じを出している。


上の順光の写真の空を合成する為、左右反転させ画像をペーストし、ブレンド条件を変えて空の部分に適用した。
べた塗りによる調整

夕日の逆光でゴーストが出ているが、逆光の雰囲気を出す為フレアを追加した。
Affinity Photo で
新しいレイヤーを作成し、描画モードを加算にし
黄色を上部に塗った。
ブレンド範囲で暗い部分だけに適用し
余分な部分はマスクレイヤーで除外した。
HSLカラーホイールでグリーン系の色を選択し微調整した。
![]() 複数の画面を表示している |
チャンネルミキサーによる調整


![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |
チャンネルミキサーを使うと、3色を直接いじることができる。
カラーバランスによる調整

カラーバランスでは
シャドー、中間、ハイライト別に色調を変えることができる。
ブレンド範囲(詳細下記)を使うと、適用範囲を細かく設定できる。
下の明暗別色補正でも大まかな調整ができる、
![]() 複数の画面を表示している |

室内からの光を暖かくした。


![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |
桜の赤色を強調する為、ハイライトのレッドを強くし、
髪の毛の色の調整の為シャドーを調整した。
全体を調整する為、わずかに青のカラーフィルターを顔にかけた。
明るさ・コントラスト調整レイヤーで顔を少し明るくした。
自然な彩度を少し高くして完成させた。

カラーバランスで肌の色を青色にふった。
グラデーションによる調整


グラデーションマップを使って調整することにした。
暗部に黄色を足し、中間は肌色、
明部は青を足した。
とんでもない色になったと思われるだろうが、描画モードをソフトライトにし、レイヤーの不透明度を下げ良い感じにした。

プレビュー画像を見ながらできるので調整がやりやすい。




レイヤーの不透明度を調整して仕上げた。

レトロ調に調整した。





マップで調整し
描画モードを
オーバーレイにした。
明るさ・
コントラストを調整後
顔の部分を微調整し
レイヤーの不透明度を調整した。


白っぽい部分が多いと画面に締まりが無くなる。
複雑な調整はポイントを増やすとよい。
描画モードをリニアライトにし、不透明度を調整した。
さらに肌の部分はマスクレイヤーで除外した。

![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |

夕暮れの雰囲気を強調し、暗部のホワイトバランスを青にふり、
明部のホワイトバランスをイエロー、レッド系にふった。
グラデーションツールで夕暮れの雰囲気を出した。
![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |

白っぽいところが多いと主題がかすんでしまう。
グラデーションマップで右側の明るいところを暗くし、
グラデーションツールで左上を明るくした。

![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |


シネマティックな雰囲気にした。

グラデーションツールで、グラデーションタイプをノイズにし、開始位置を乱数的に変化させるにすると、色々なグラデーションが次から次に表れる。
カラーモデルのRGBのスライダーを変えることで色を変えることもできる。



夕焼けの雰囲気を出す為ホワイトバランスを変え
さらにグラデーションツールで色を調整した。



下からのライトを活かし、少し幻想的な雰囲気にした。





グラデーションツールを用いて
画面左側を調整した。


Affinity Photo のグラデーションマップで調整後、
レイヤーマスクで顔の部分を調整し、
描画モードをソフトライトにしてレイヤーの不透明度を調整した。
下の右は描画モードをオーバーレイにして極端な調整にした。
肌の色の調整



室内光の影響もあり、肌が赤みを帯び、彩度も高い。
白黒調整レイヤーでレッドを明るくし、レイヤーの透明度を
17%にして調整した。
唇と洋服の赤の部分はレイヤーマスクを黒に塗って元の色を出した。


雰囲気を出す為、柔らかな色合いにした。




肌の色調整、ヘアや目の色の変更等ポートレート画像処理、デジタル メイクについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
ソフトフォーカス

少しブルー系にして清々しさを出した。

ソフトフォーカスについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
ライティング

Nikon Z50、50-250mm、絞りF4.8
海外旅行に汎用単三電池が使える
Godox TT685 と TT350 を持って行った。
Godox Xpro をカメラに付け、
TT685をメイン光に、TT350を天井バウンスし、
オフカメラライティングした。
![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
トワイライトの外光を活かし、温かい室内光をメインライトにフラッシュにオレンジのカラーフィルターを付け補助光として使った。
Nikon D800E
50mm f/1.4G、絞りF3.2
50mm f/1.4G、絞りF3.2

コントラストを高め彩度を少し落とし、
銀残し(ブリーチバイパス)風にした。

ポートレート ライティングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。

色々な調整

レベルでコントラストを上げ、少し暗くし、HSLで彩度を下げた。


感知することができず、各セルには
3色のいずれかのカラーフィルターが付いており、各セルに記録された明るさの情報をもとにカラーにしている。


シアン系、イエロー系等をいじり
少しメルヘンチックに編集した。

ソフトにした。

紫陽花の色が引き立つ。

RGB三原色の配列
(LUT, Look Up Table)
に基づきカラー調整を行う。
右はムーンライトを選択した。

雨の夜の原宿で撮影



雰囲気を活かした。


部分的に彩度、明るさを調整した。


銀残し(ブリーチバイパス)風にした。


彩度をおさえ雰囲気を出した。



HDR(ハイダイナミックレンジ)
処理を行い明るさを調整した。
ねむい画像になったので
色相・彩度・明度を調整して完成させた。
HDR処理については
▶ こちらの記事をご覧ください。


空を大きく入れると建物が暗くなってしまう。
トーンカーブでHDR処理し、少しねむい画像になったので色相・彩度・明度を調整した。

明暗差が大きかったのでトーンカーブでHDR処理した。

トーンカーブでHDR処理した。


モロッコの迷路の印象を強調した。











銀残しについては
▶ こちらの記事をご覧ください。


風景写真の調整

HSLカラーホイールで色調を調整した後
照明フィルターを使った。

Affinity Photo については
▶ こちらの記事をご覧ください。



いる。
こういう時には描画モードの乗算や焼き込み等で見栄えを
良くすることができる。
背景をコピーし、描画モードをハードミックスにして、
レイヤーの透明度、塗りを調整した。
明るさ、コントラストを微調整した。

Affinity Photo で
レベル、ホワイトバランスを調整後
HSLカラーホイールで黄色を調整して良い感じになった。

レイヤーの描画モードをオーバーライトに変更し、不透明度を下げて適度な調整にした。


余りパッとしないので、Affinity Photo で調整した。
レベル補正、ホワイトバランスを調整した。
空の部分をダイナミックにする為カラー範囲で青色を選択し、トーンカーブで空の部分を調整した。


(注)こういう時の為、背景のレイヤーを複製してから画像処理を始める。
風景写真のカラー グレーディングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。
日本画風の作品づくり



バックの森の濃淡や和紙の肌触り等
プリントの味わいがでないが
プリントの味わいがでないが




夕方の雰囲気を出した。
![]() 画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
モノクロ写真のカラー グレーディング



又レッド、グリーン、ブルーのトーンを変えることで色を付けることもできる。

白点、黒点を少し持ち上げておくことで色が付き、真っ白、真っ黒より見栄えがする。
モノクロ写真はカラーが無いのカラー・グレーディングはおかしいとおもうかもしれないが、デジタルカメラの撮像素子には3色いずれかのカラーフィルターが付いており、各セルに記録された明るさの情報をもとにカラーにしており、各色毎に明るさを調整できる。

Leica CL
18mm
F5.6
モノクロ
HCモード
HDR処理
18mm
F5.6
モノクロ
HCモード
HDR処理
明暗差が大きかったので、段階露出した画像をHDR処理した。粒状性を追加し台風の後の荒れた空を表現した。
![]() 元のカラー画像 |
![]() Photoshop でチャンネル表示(ブルー) |
右の画像をチャンネル表示すると各色の強さがわかる。
上はブルーのチャンネルを示し、空が明るく(強く)表示される。
チャンネルミキサーでモノクロにチェックを入れると、各色毎に明るさを調整できる。
![]() |
下は Adobe Camera Raw で色毎に強さを変えたサンプル。
![]() ブルーを暗く、レッドを明るくした |
![]() ブルーを明るく、レッドを暗くした |
モノクロ写真の詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。
オールドレンズ風のカラーグレーディング
Contax Planar 50mm F1.4 が好きで
ハロがでるのを期待して撮影したが、Tスターのコーティングが
評判通り優秀でほとんどハロが出ないので
画像処理でノスタルジックな雰囲気にした。

Leica CL
Contax 50mm
絞りF1.4
Neutral
JPEG
逆光で撮影
フィルムライクな
ノスタルジックな雰囲気にした。
LUMIX S5II
20-60mm
絞りF5.6
色調整の基礎
デジタルカメラの撮像素子はカラーを感知することができず、素子毎に3原色のいずれかの色のカラーフィルターを付けて記録し、カメラ内でそれらのデータをもとにカラーに変換している。
3原色の各々の強さ、明るさを個別に調整することで、明るい部分から暗い部分までの明るさ、色を思い通りに調整できる。
人間の目で見たものは、脳でイメージが作られるが相対的なもので、言い方を変えれば錯覚があり、周りの明るさや色にまどわされるので、理論通りにはいかない。
しかし、色の三原色を理解しておくことは色調整で重要で、反対に錯覚をうまく利用すればよい。
補色(反対色)の関係、例えばスキンカラーに対して青緑色は対極する色になり、
orange and teal(ティール&オレンジ)と呼ばれており、人を目立たせる効果がある。
赤色や黄色は似た色になり、柔らかなトーンになる。
カラーグレーディングでは色の組み合わせ、部分的な色、明るさの調整等で作品づくりする。
カラーバランス、色相・彩度、ヒストグラム、トーンカーブ、グラデーション、
チャンネルミキサー等色々な方法で調整ができる。
私の場合全てトーンカーブで調整し、必要に応じ他の手法を併用している。
撮影時に写真が完成されていることが望ましいが、例えば大きなパーティー会場を撮影する場合、
窓側の人には外光が主に影響し、奥側の人には主に室内光で照明され、時間の経過と共に外光が青みを帯び、時として夕焼けが差し込み、均一な条件にならないことがある。又スポットライトが一部の人に当たり、明るさや色温度が変わる場合もある。
ホワイトバランスをオートで撮影しても部分的に好ましくない場合があり、後処理でカラー・コレクションすることになる。
又、人間の目は周りの色や明るさに影響された印象を持つので、部分的によくても全体の印象が悪い場合もある。
コーポレートイメージを統一する為、映像や写真の色を調整したり、作品撮りでは印象的な写真にする為、作影意図をもってカラー・グレーディングする。
色の確認
色の確認はA4サイズのプリントで行っている。
プリンターや用紙によって色調が異なるので、プロファイルをあててプリントする。
モニターでの確認はキャリブレーションして使用している。
カラーマネージメントされていることが重要で、詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。
カラー グレーディングに適する撮影データ
後処理耐性のある、ダイナミックレンジが広い(ねむい)画像で記録し、記録されたデータを最大限利用する。
ピクチャーコントロール(ピクチャースタイル)はニュートラル(ナチュラル)にしているので、最後に自然な彩度を少し上げるが、基本的に彩度やシャープネスは高くしない。それより、カラーの組合せやトーンカーブの調整で見栄えを良くしている。
16bit TIFFデータで画像処理し、データ縮小は最後のステップにしている。
データが無いように見える所にもデータがある
白飛び、黒つぶれしているように見える所を
持ち上げ、わずかに色をのせることで
写真全体の見栄えがよくなる。
ちょっとしたことで大きな違いになる。
差がわからない場合、一番下の16階調グレイスケールで
ディスプレイをチェックしてください。

Nikon D3
24-70mm f/2.8G


雪の寒さを、青を少し加えて表現した。
最初から作りこまれた画像は後処理で破綻しやすい。又、希望の色調に変えようとしても変わらない。
日中は各社違いが無いが、夕刻から夜撮影した画像で作りこまれた画像になるカメラもある。複数の会社のカメラを使う場合に調整が難しくなる。
ワークフロー

元データの画質が悪かったり、彩度やコントラスト、シャープネスが高すぎると、画像処理で破綻してしまうので、撮影時にはダイナミッックレンジが大きい後処理耐性のあるデータを記録する。明暗差が大きな撮影条件では段階露出しておく。
14bitあるいは12bitで撮影した画像をRAW現像後16bit TIFFデータとして保存する。後処理耐性を重視しあっさり目に現像する。
明部、暗部をつめてデータを失うことはせず、むしろ、明部、暗部には余裕を持たせ、そこに色をのせる。
(白色あるいは黒色の部分が多いと画面に締まりが無くなるので、少し色をのせる。)
最初ヒストグラムでデータを確認し、画像処理の方針をたてる。よほどのことがなければヒストグラムはいじらない。
場合により彩度を下げ、後処理耐性を上げる。(特にスタンダードや彩度の高いピクチャーモードで撮影した場合)
トーンカーブの調整で作影意図に沿って明るさ、色を調整する。必要に応じ、下記のような各種処理を行う。
極端な処理は画像劣化につながるので適度に行う。(ここでは効果がわかるよう少し極端な調整をしている。)
意図に合わない場合はむやみに画像をいじらず、思い切ってRAW現像からやり直す。
最後にヒストグラムを見て、必要に応じレベル補正で明るさ、色を微調整する。
彩度は自然な彩度を少し上げる位にしている。
思いが強すぎると極端すぎ不自然な感じになるので、レイヤー透明度を調整して効果を少しゆるめる。
(できれば1週間後、1ヶ月後に冷静になり確認する。)
基本的にシャープネスはかけないが、必要な場合は、出力サイズに縮小した後、最小限に部分的に処理する。
夕方撮影したが、あまりパッとしない。
Affinity Photo でカラーグレーディングすることにした。
選択ブラシツールで空の部分を選択し、トーンカーブで極端な調整をした。
グラデーションマップで調整した後、描画モードをオーバーレイにし、不透明度を20%に下げた。
明るさ・コントラストを調整して仕上げた。
Clay Cook の Capture One によるカラーグレーディング事例
ファッション写真のカレーグレーディング事例
要望により拡大画像を載せていますが、低画質画像です。
著作権侵害は犯罪です。法的措置を講じています。
FEATURE
ライカの魅力, M10M

SL3 CL D-LUX
Q3 43, Q3, Q2モノ
Nikon Z8

Z6III
Z7
Zf
Z5II Z50II Zfc
Fuji GFX50S II

X-Pro3 X-E4
X-T5
X-H2
X-M5
X100V
LUT、カラー
グレーディング

レンズの使い方

レベルアップ
を目指そう

写真Gallery
ディスプレイを確認下さい。色調整については こちらをご覧下さい。
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ハロがでるのを期待して撮影したが、Tスターのコーティングが
評判通り優秀でほとんどハロが出ないので
画像処理でノスタルジックな雰囲気にした。

Leica CL
Contax 50mm
絞りF1.4
Neutral
JPEG
逆光で撮影
Contax 50mm
絞りF1.4
Neutral
JPEG
逆光で撮影

ノスタルジックな雰囲気にした。
LUMIX S5II
20-60mm
絞りF5.6
20-60mm
絞りF5.6
色調整の基礎
デジタルカメラの撮像素子はカラーを感知することができず、素子毎に3原色のいずれかの色のカラーフィルターを付けて記録し、カメラ内でそれらのデータをもとにカラーに変換している。
3原色の各々の強さ、明るさを個別に調整することで、明るい部分から暗い部分までの明るさ、色を思い通りに調整できる。
人間の目で見たものは、脳でイメージが作られるが相対的なもので、言い方を変えれば錯覚があり、周りの明るさや色にまどわされるので、理論通りにはいかない。
しかし、色の三原色を理解しておくことは色調整で重要で、反対に錯覚をうまく利用すればよい。
補色(反対色)の関係、例えばスキンカラーに対して青緑色は対極する色になり、
orange and teal(ティール&オレンジ)と呼ばれており、人を目立たせる効果がある。
赤色や黄色は似た色になり、柔らかなトーンになる。
カラーグレーディングでは色の組み合わせ、部分的な色、明るさの調整等で作品づくりする。
カラーバランス、色相・彩度、ヒストグラム、トーンカーブ、グラデーション、
チャンネルミキサー等色々な方法で調整ができる。
私の場合全てトーンカーブで調整し、必要に応じ他の手法を併用している。
撮影時に写真が完成されていることが望ましいが、例えば大きなパーティー会場を撮影する場合、
窓側の人には外光が主に影響し、奥側の人には主に室内光で照明され、時間の経過と共に外光が青みを帯び、時として夕焼けが差し込み、均一な条件にならないことがある。又スポットライトが一部の人に当たり、明るさや色温度が変わる場合もある。
ホワイトバランスをオートで撮影しても部分的に好ましくない場合があり、後処理でカラー・コレクションすることになる。
又、人間の目は周りの色や明るさに影響された印象を持つので、部分的によくても全体の印象が悪い場合もある。
コーポレートイメージを統一する為、映像や写真の色を調整したり、作品撮りでは印象的な写真にする為、作影意図をもってカラー・グレーディングする。
色の確認
色の確認はA4サイズのプリントで行っている。
プリンターや用紙によって色調が異なるので、プロファイルをあててプリントする。
モニターでの確認はキャリブレーションして使用している。
カラーマネージメントされていることが重要で、詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。
カラー グレーディングに適する撮影データ
後処理耐性のある、ダイナミックレンジが広い(ねむい)画像で記録し、記録されたデータを最大限利用する。
ピクチャーコントロール(ピクチャースタイル)はニュートラル(ナチュラル)にしているので、最後に自然な彩度を少し上げるが、基本的に彩度やシャープネスは高くしない。それより、カラーの組合せやトーンカーブの調整で見栄えを良くしている。
16bit TIFFデータで画像処理し、データ縮小は最後のステップにしている。
データが無いように見える所にもデータがある
白飛び、黒つぶれしているように見える所を
持ち上げ、わずかに色をのせることで
写真全体の見栄えがよくなる。
ちょっとしたことで大きな違いになる。
差がわからない場合、一番下の16階調グレイスケールで
ディスプレイをチェックしてください。

Nikon D3
24-70mm f/2.8G


雪の寒さを、青を少し加えて表現した。
最初から作りこまれた画像は後処理で破綻しやすい。又、希望の色調に変えようとしても変わらない。
日中は各社違いが無いが、夕刻から夜撮影した画像で作りこまれた画像になるカメラもある。複数の会社のカメラを使う場合に調整が難しくなる。
ワークフロー

元データの画質が悪かったり、彩度やコントラスト、シャープネスが高すぎると、画像処理で破綻してしまうので、撮影時にはダイナミッックレンジが大きい後処理耐性のあるデータを記録する。明暗差が大きな撮影条件では段階露出しておく。
14bitあるいは12bitで撮影した画像をRAW現像後16bit TIFFデータとして保存する。後処理耐性を重視しあっさり目に現像する。
明部、暗部をつめてデータを失うことはせず、むしろ、明部、暗部には余裕を持たせ、そこに色をのせる。
(白色あるいは黒色の部分が多いと画面に締まりが無くなるので、少し色をのせる。)
最初ヒストグラムでデータを確認し、画像処理の方針をたてる。よほどのことがなければヒストグラムはいじらない。
場合により彩度を下げ、後処理耐性を上げる。(特にスタンダードや彩度の高いピクチャーモードで撮影した場合)
トーンカーブの調整で作影意図に沿って明るさ、色を調整する。必要に応じ、下記のような各種処理を行う。
極端な処理は画像劣化につながるので適度に行う。(ここでは効果がわかるよう少し極端な調整をしている。)
意図に合わない場合はむやみに画像をいじらず、思い切ってRAW現像からやり直す。
最後にヒストグラムを見て、必要に応じレベル補正で明るさ、色を微調整する。
彩度は自然な彩度を少し上げる位にしている。
思いが強すぎると極端すぎ不自然な感じになるので、レイヤー透明度を調整して効果を少しゆるめる。
(できれば1週間後、1ヶ月後に冷静になり確認する。)
基本的にシャープネスはかけないが、必要な場合は、出力サイズに縮小した後、最小限に部分的に処理する。
夕方撮影したが、あまりパッとしない。
Affinity Photo でカラーグレーディングすることにした。
選択ブラシツールで空の部分を選択し、トーンカーブで極端な調整をした。
グラデーションマップで調整した後、描画モードをオーバーレイにし、不透明度を20%に下げた。
明るさ・コントラストを調整して仕上げた。
Clay Cook の Capture One によるカラーグレーディング事例
ファッション写真のカレーグレーディング事例

3原色の各々の強さ、明るさを個別に調整することで、明るい部分から暗い部分までの明るさ、色を思い通りに調整できる。
人間の目で見たものは、脳でイメージが作られるが相対的なもので、言い方を変えれば錯覚があり、周りの明るさや色にまどわされるので、理論通りにはいかない。
しかし、色の三原色を理解しておくことは色調整で重要で、反対に錯覚をうまく利用すればよい。
補色(反対色)の関係、例えばスキンカラーに対して青緑色は対極する色になり、
orange and teal(ティール&オレンジ)と呼ばれており、人を目立たせる効果がある。
赤色や黄色は似た色になり、柔らかなトーンになる。
カラーグレーディングでは色の組み合わせ、部分的な色、明るさの調整等で作品づくりする。
カラーバランス、色相・彩度、ヒストグラム、トーンカーブ、グラデーション、
チャンネルミキサー等色々な方法で調整ができる。
私の場合全てトーンカーブで調整し、必要に応じ他の手法を併用している。
撮影時に写真が完成されていることが望ましいが、例えば大きなパーティー会場を撮影する場合、
窓側の人には外光が主に影響し、奥側の人には主に室内光で照明され、時間の経過と共に外光が青みを帯び、時として夕焼けが差し込み、均一な条件にならないことがある。又スポットライトが一部の人に当たり、明るさや色温度が変わる場合もある。
ホワイトバランスをオートで撮影しても部分的に好ましくない場合があり、後処理でカラー・コレクションすることになる。
又、人間の目は周りの色や明るさに影響された印象を持つので、部分的によくても全体の印象が悪い場合もある。
コーポレートイメージを統一する為、映像や写真の色を調整したり、作品撮りでは印象的な写真にする為、作影意図をもってカラー・グレーディングする。
色の確認
色の確認はA4サイズのプリントで行っている。
プリンターや用紙によって色調が異なるので、プロファイルをあててプリントする。
モニターでの確認はキャリブレーションして使用している。
カラーマネージメントされていることが重要で、詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。
カラー グレーディングに適する撮影データ
後処理耐性のある、ダイナミックレンジが広い(ねむい)画像で記録し、記録されたデータを最大限利用する。
ピクチャーコントロール(ピクチャースタイル)はニュートラル(ナチュラル)にしているので、最後に自然な彩度を少し上げるが、基本的に彩度やシャープネスは高くしない。それより、カラーの組合せやトーンカーブの調整で見栄えを良くしている。
16bit TIFFデータで画像処理し、データ縮小は最後のステップにしている。

白飛び、黒つぶれしているように見える所を
持ち上げ、わずかに色をのせることで
写真全体の見栄えがよくなる。
持ち上げ、わずかに色をのせることで
写真全体の見栄えがよくなる。
ちょっとしたことで大きな違いになる。
差がわからない場合、一番下の16階調グレイスケールで
ディスプレイをチェックしてください。

Nikon D3
24-70mm f/2.8G
24-70mm f/2.8G


雪の寒さを、青を少し加えて表現した。
最初から作りこまれた画像は後処理で破綻しやすい。又、希望の色調に変えようとしても変わらない。
日中は各社違いが無いが、夕刻から夜撮影した画像で作りこまれた画像になるカメラもある。複数の会社のカメラを使う場合に調整が難しくなる。
ワークフロー

元データの画質が悪かったり、彩度やコントラスト、シャープネスが高すぎると、画像処理で破綻してしまうので、撮影時にはダイナミッックレンジが大きい後処理耐性のあるデータを記録する。明暗差が大きな撮影条件では段階露出しておく。
14bitあるいは12bitで撮影した画像をRAW現像後16bit TIFFデータとして保存する。後処理耐性を重視しあっさり目に現像する。
明部、暗部をつめてデータを失うことはせず、むしろ、明部、暗部には余裕を持たせ、そこに色をのせる。
(白色あるいは黒色の部分が多いと画面に締まりが無くなるので、少し色をのせる。)
最初ヒストグラムでデータを確認し、画像処理の方針をたてる。よほどのことがなければヒストグラムはいじらない。
場合により彩度を下げ、後処理耐性を上げる。(特にスタンダードや彩度の高いピクチャーモードで撮影した場合)
トーンカーブの調整で作影意図に沿って明るさ、色を調整する。必要に応じ、下記のような各種処理を行う。
極端な処理は画像劣化につながるので適度に行う。(ここでは効果がわかるよう少し極端な調整をしている。)
意図に合わない場合はむやみに画像をいじらず、思い切ってRAW現像からやり直す。
最後にヒストグラムを見て、必要に応じレベル補正で明るさ、色を微調整する。
彩度は自然な彩度を少し上げる位にしている。
思いが強すぎると極端すぎ不自然な感じになるので、レイヤー透明度を調整して効果を少しゆるめる。
(できれば1週間後、1ヶ月後に冷静になり確認する。)
基本的にシャープネスはかけないが、必要な場合は、出力サイズに縮小した後、最小限に部分的に処理する。

Affinity Photo でカラーグレーディングすることにした。



Clay Cook の Capture One によるカラーグレーディング事例
ファッション写真のカレーグレーディング事例
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