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Hasselblad 907X & CFV II 50C
45mm F4, 75mm F3.4, 28mm F4
(22mm、36mm、66mm相当)の
システムを揃えた。
オールドレンズも使う。
中判の余裕で
撮って出しで
暗部はつぶれて
おらず
階調が残っている
ライカQ3 の
Summilux 28mm F1.7 ASPH は高画素に適応できている。
Sigma 50mm F1.2 がLマウントレンズに加わったことはうれしい。
745gと軽量小型で、長時間のポートレート撮影でも疲れない。
ボケもきれいでポートレートによい。
前玉が72mmと小さいので口径食(キャッツアイ)が画面隅に出るのは仕方ないが、F2まで絞ると気にならない。
50mmで汎用性が高くスナップ撮影や日常使いにも使える。
バランスが悪そうだがレンズ側を持てば手持ちも難しくない。
鏡胴が太いので手が小さな人には持ちにくいかもしれないが
このレンズの魅力は玉ボケだけでないと思うが、特徴的な玉ボケを見てみた。
絞り開放
トリミングしたように見えるかもしれないがノートリミング
ポートレート撮影で Z 50mm F1.2 を使った。
1kgを超す重さで Z8 と合わせ約2kgになるが、グリップ性が良いせいか、思ったより重さを感じなかった。
Z 85mm F1.2 と迷ったが、ポートレート撮影だけでなく、スナップ撮影や風景、ネイチャー等にも使え汎用性が高い 50mm F1.2 にした。驚くほどの衝撃は無いが、シャープすぎず素直な表現ができ、品のある写真が撮れる素晴らしいレンズで好きになった。
Z 50mm F1.4 は Z 35mm F1.4 につづくF1.4シリーズで
最近のレンズには珍しくコントラストがやや低いが、ボケが美しくポートレート撮影によい。
GF80mm F1.7 は約64mm相当の画角になる。
編集者のことを考え少し広く撮影しておく方がよく、この焦点距離はコマーシャル・フォトやスタジオ撮影に使いやすい。
単焦点レンズは撮影目的、対象により選ぶとよい。
スナップ撮影で1本の単焦点レンズで撮影するとすると、28mmか35mmの場合が多い。時として20mm、24mm、50mmを使う。
ポートレート撮影では35mm、50mm、85mmをよく使う。撮影意図により20mmや24mmも使う。
風景写真では絞って撮影することが多く、ズームレンズが主体になるが、マクロレンズや、バックをぼかす為大口径単焦点レンズを1本入れておくと多彩な撮影ができる。
Voigtlander 18mm F2.8、Nokton 23mm F1.2、35mm F2.2 VM はスナップ撮影等に使う。
(27mm、35mm、75mm相当)
下鴨神社にお参り
Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical VM はヴィンテージラインのレンズで大変美しく、ライカに似合う。
ゾーンフォーカシングで気楽に撮影した。ゾーンフォーカシングの詳細は下記
何とかその画角で撮ろうとすることで、そのレンズを使いこなすことができるようになる。又、思いもしない撮れ方ができることもあり、自分の作風を脱皮することにもなる。
撮影現場についたら、すぐに何mmで、どんな写真を撮るかイメージでき どの場所にどんなアングルで構えればよいかわかるようになると シャッターチャンスを逃すことがなく、思った写真が撮れます。
単焦点でもズームレンズでも構いません。
どちらかと言うとレンズを使う為にカメラがある。
写真はレンズで決まる、カメラよりレンズに金をかけろと昔から言われていた。
ニコンの単焦点レンズについては ▶ こちらの記事もご覧ください。
45mm F4, 75mm F3.4, 28mm F4
(22mm、36mm、66mm相当)の
システムを揃えた。
オールドレンズも使う。
中判の余裕で
撮って出しで
暗部はつぶれて
おらず
階調が残っている
Hasselblad
45mm
絞りF5
45mm
絞りF5
ライカQ3 の
Summilux 28mm F1.7 ASPH は高画素に適応できている。
Leica Q3
絞りF1.7
Natural
+1/3EV
JPEG
絞りF1.7
Natural
+1/3EV
JPEG
Sigma 50mm F1.2 がLマウントレンズに加わったことはうれしい。
745gと軽量小型で、長時間のポートレート撮影でも疲れない。
ボケもきれいでポートレートによい。
前玉が72mmと小さいので口径食(キャッツアイ)が画面隅に出るのは仕方ないが、F2まで絞ると気にならない。
50mmで汎用性が高くスナップ撮影や日常使いにも使える。
Leica SL3
Sigma 50mm
絞りF1.2
Sigma 50mm
絞りF1.2
バランスが悪そうだがレンズ側を持てば手持ちも難しくない。
鏡胴が太いので手が小さな人には持ちにくいかもしれないが
このレンズの魅力は玉ボケだけでないと思うが、特徴的な玉ボケを見てみた。
絞り開放
トリミングしたように見えるかもしれないがノートリミング
Nikon Zf
135mm
絞りF1.8
135mm
絞りF1.8
ポートレート撮影で Z 50mm F1.2 を使った。
1kgを超す重さで Z8 と合わせ約2kgになるが、グリップ性が良いせいか、思ったより重さを感じなかった。
Z 85mm F1.2 と迷ったが、ポートレート撮影だけでなく、スナップ撮影や風景、ネイチャー等にも使え汎用性が高い 50mm F1.2 にした。驚くほどの衝撃は無いが、シャープすぎず素直な表現ができ、品のある写真が撮れる素晴らしいレンズで好きになった。
画像をクリックするとA3プリントサイズ相当拡大画像が開く |
Nikon Z8
50mm
絞りF1.2
50mm
絞りF1.2
Z 50mm F1.4 は Z 35mm F1.4 につづくF1.4シリーズで
最近のレンズには珍しくコントラストがやや低いが、ボケが美しくポートレート撮影によい。
Nikon Z6III
50mm
絞りF4
-1EV
50mm
絞りF4
-1EV
GF80mm F1.7 は約64mm相当の画角になる。
編集者のことを考え少し広く撮影しておく方がよく、この焦点距離はコマーシャル・フォトやスタジオ撮影に使いやすい。
80mm、絞りF1.7
Astia、JPEG、trimming
Astia、JPEG、trimming
単焦点レンズは撮影目的、対象により選ぶとよい。
スナップ撮影で1本の単焦点レンズで撮影するとすると、28mmか35mmの場合が多い。時として20mm、24mm、50mmを使う。
ポートレート撮影では35mm、50mm、85mmをよく使う。撮影意図により20mmや24mmも使う。
風景写真では絞って撮影することが多く、ズームレンズが主体になるが、マクロレンズや、バックをぼかす為大口径単焦点レンズを1本入れておくと多彩な撮影ができる。
Voigtlander 18mm F2.8、Nokton 23mm F1.2、35mm F2.2 VM はスナップ撮影等に使う。
(27mm、35mm、75mm相当)
下鴨神社にお参り
X-T5
18mm
絞りF5.6
REALA ACE
JPEG
18mm
絞りF5.6
REALA ACE
JPEG
単焦点レンズは、ズームするのではなく、自分が動いてフレーミングする。
Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical VM はヴィンテージラインのレンズで大変美しく、ライカに似合う。
ゾーンフォーカシングで気楽に撮影した。ゾーンフォーカシングの詳細は下記
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |
Leica CL
21mm
絞りF5.6
Mono-HC
JPEG
撮影許可を
得ている
21mm
絞りF5.6
Mono-HC
JPEG
撮影許可を
得ている
自分の目がレンズの画角で見るようにすれば、単焦点レンズ1本でも写真が撮れる。
何とかその画角で撮ろうとすることで、そのレンズを使いこなすことができるようになる。又、思いもしない撮れ方ができることもあり、自分の作風を脱皮することにもなる。
単焦点レンズを使うと写真がうまくなる。
ズームレンズを使っているといつまでたっても画角が身につかない。一番重要なのは画角(どこからどこまで写る範囲)を身につけること
撮影現場についたら、すぐに何mmで、どんな写真を撮るかイメージでき どの場所にどんなアングルで構えればよいかわかるようになると シャッターチャンスを逃すことがなく、思った写真が撮れます。
単焦点でもズームレンズでも構いません。
どちらかと言うとレンズを使う為にカメラがある。
写真はレンズで決まる、カメラよりレンズに金をかけろと昔から言われていた。
ニコンの単焦点レンズについては ▶ こちらの記事もご覧ください。
単焦点レンズの使い方
画像をクリックするとA3プリントサイズ相当の拡大画像が開く Nikon D850、28mm f/1.4E、絞りF1.8 |
私が主に使っているのは(マウント替え中)
20mm f/1.8G 又は 24mm f/1.8G
28mm f/1.4E 又は 35mm f/1.4G、
58mm f/1.4G
(荷物を軽くする際は 50mm f/1.8G、
撮影目的によって Micro 60mm f/2.8G を使う。)
105mm f/1.4E
(荷物を軽くする際は 85mm f/1.8G を使う。)
70-200mm f/2.8E FL
(ズームレンズだが単焦点レンズ並の性能を持つ。)
単焦点レンズの使い方には以下の方法がある。
1.単焦点レンズ1本で撮影する
焦点距離(画角)を変えられないので何とか撮ろうとする。
それがそのレンズを使いこなすことにつながる。
レンズ(焦点距離)の特性がわかり写真がうまくなる。
2.複数の単焦点レンズで撮影する
メインのレンズを決めておく。
何を追加すればよいかを考えレンズシステムを決める。
メイン以外のレンズで撮影した後には、メインのレンズを
カメラに装着しておく。
私の場合は多くても3本(広角、標準又は準広角、望遠)、
広角と望遠の2本、又は広角と標準の2本の場合もある。
3.単焦点レンズを主体にズームレンズを併用する
超広角、望遠域はズームレンズにすることもある。
3.ズームレンズが主体で単焦点レンズを併用する
目的をもって単焦点レンズを1、2本を使う。
(例)
・散歩に単焦点レンズ1本、
又は広角ズームレンズとマクロ単焦点レンズ
単焦点レンズ1本(撮影意図や気分によりレンズを変える)
18-35mm f/3.5-4.5、60mm f/2.8(50mm f/1.8 や 85mm f/1.8 にすることもある)
・撮影旅行に高倍率ズームレンズと標準単焦点レンズ
24-120mm f/4、50mm f/1.8(あるいは 35mm f/1.8)
・風景写真撮影に広角と望遠ズームレンズ、標準マクロレンズ
16-35mm f/4、80-400mm f/4-5.6、60mm f/2.8
・ポートレート撮影に大口径標準ズームレンズと中望遠単焦点レンズ
24-70mm f/2.8、85mm f/1.4(場合により 20mm f/1.8 や 50mm f/1.4 を加える)
24mm f/1.8、35mm f/1.4、58mm f/1.4、70-200mm f/2.8
単焦点レンズはフルサイズ、ズームレンズはAPS-Cサイズカメラの2台持ちというやり方もある。
20mm f/1.8G 又は 24mm f/1.8G
28mm f/1.4E 又は 35mm f/1.4G、
58mm f/1.4G
(荷物を軽くする際は 50mm f/1.8G、
撮影目的によって Micro 60mm f/2.8G を使う。)
105mm f/1.4E
(荷物を軽くする際は 85mm f/1.8G を使う。)
70-200mm f/2.8E FL
(ズームレンズだが単焦点レンズ並の性能を持つ。)
単焦点レンズの使い方には以下の方法がある。
1.単焦点レンズ1本で撮影する
焦点距離(画角)を変えられないので何とか撮ろうとする。
それがそのレンズを使いこなすことにつながる。
レンズ(焦点距離)の特性がわかり写真がうまくなる。
2.複数の単焦点レンズで撮影する
メインのレンズを決めておく。
何を追加すればよいかを考えレンズシステムを決める。
メイン以外のレンズで撮影した後には、メインのレンズを
カメラに装着しておく。
私の場合は多くても3本(広角、標準又は準広角、望遠)、
広角と望遠の2本、又は広角と標準の2本の場合もある。
3.単焦点レンズを主体にズームレンズを併用する
超広角、望遠域はズームレンズにすることもある。
3.ズームレンズが主体で単焦点レンズを併用する
目的をもって単焦点レンズを1、2本を使う。
(例)
・散歩に単焦点レンズ1本、
又は広角ズームレンズとマクロ単焦点レンズ
単焦点レンズ1本(撮影意図や気分によりレンズを変える)
18-35mm f/3.5-4.5、60mm f/2.8(50mm f/1.8 や 85mm f/1.8 にすることもある)
・撮影旅行に高倍率ズームレンズと標準単焦点レンズ
24-120mm f/4、50mm f/1.8(あるいは 35mm f/1.8)
・風景写真撮影に広角と望遠ズームレンズ、標準マクロレンズ
16-35mm f/4、80-400mm f/4-5.6、60mm f/2.8
・ポートレート撮影に大口径標準ズームレンズと中望遠単焦点レンズ
24-70mm f/2.8、85mm f/1.4(場合により 20mm f/1.8 や 50mm f/1.4 を加える)
24mm f/1.8、35mm f/1.4、58mm f/1.4、70-200mm f/2.8
単焦点レンズはフルサイズ、ズームレンズはAPS-Cサイズカメラの2台持ちというやり方もある。
単焦点レンズはズームレンズのように焦点距離が変えられないので、自分が動いて撮影しないといけない。
一見不便と思うかもしれないが、使い方がわかってくると、楽しく撮影ができるようになる。
Nikon D810
58mm f/1.4G、絞りF3.2
窓からの柔らかな光だけで撮影
Affinity Photo でRAW現像時明瞭度を下げてソフトの感じにした。
Affinity Photo については ▶ こちらの記事をご覧ください。
58mm f/1.4G、絞りF3.2
窓からの柔らかな光だけで撮影
Affinity Photo でRAW現像時明瞭度を下げてソフトの感じにした。
Affinity Photo については ▶ こちらの記事をご覧ください。
ズームレンズしか使ったことのない人にとって、単焦点レンズは難しいと思うかもしれないが、使い方のコツがわかると難しいことはない。
単焦点レンズはズームレンズのように焦点距離(画角)が変えられないので、撮る前にどの範囲が写るのかに慣れることが重要。その画角に慣れれば単焦点レンズを使いこなす一歩となる。
普通、目は28mmから50mm相当の範囲で見ていて、ものを注視する場合には50mmから85mm位になると思う。
単焦点レンズを最初に選ぶ時、スナップ撮影では28mmから50mm相当、ポートレート撮影では50mmから85mm相当が使いやすい。
画角は単に写る範囲だけでなく、遠近感やボケの大きさに影響する。画角が身につくと、撮影ポジションに瞬時に移動でき、テンポ良く撮影できる。
このリズム感が単焦点レンズの楽しさになる。
単焦点レンズの良さは、迷いが無いということにもある。
撮影場所が限定される場合には、何mmのレンズで撮ればよいかわかるようになる。
多くのレンズをいっぺんに購入すると、画角が身につかず、いつまでたっても使いこなせない。
一本の単焦点レンズがつかいこなせてから次のレンズを購入するとよい。
Fujinon 56mm F1.2 絞り開放
昔から広角レンズを制するものは写真を征すると言われていた。
まずは広角レンズから始めるのもよい。
35mmは使いやすいが平凡な写真になってしまうことがある。
写真の勉強には28mmか24mmがよい。
広角レンズは、被写体が小さく写るので、迫力が無い写真になってしまいがち。もう一歩被写体に近づいてみると、広角レンズの特色である迫力のある写真が撮れる。
又、カメラポジション、アングルで写り方が大きく変わるので、上から、下から、横から何枚も写真を撮っている内に、写真の撮り方がわかってくる。
下から撮る時、チルトやバリアングルの液晶でフレーミングするより、寝っ転がり自分の目で確かめて撮る方がよい。
右は20mmで撮影
超広角の面白さを味わうにはまずは20mmがよい。
20mmより超広角になると歪が目立ったり、被写体が小さく写ったりして、使いこなしが難しい。
画角がわかってくるとノーファインダーで撮れるようになる。
スナップ等で、撮影場所が限られたり、カメラを構えるひまもない場合、ノーファインダーで撮れるようになる。
私は、最初28mmから始め、24mm、さらに20mm 1本で撮影していた。
広角レンズは、単に広い場所で使うというだけでなく、その特性を活かした使い方をするのがよい。詳細は こちらの記事をご覧ください。
柔らかい表現ができるレンズは、後からいくらでもシャープにできるが、シャープ過ぎるレンズは調整しようとすると破綻してしまう。
ズームレンズと単焦点レンズの違い
ズームレンズは、レンズに
使われている感じがするが
単焦点レンズは
自分がレンズを使って写真を撮る楽しさがある。
単焦点レンズを使うと、写真を撮ってやるという意欲が出て、良い写真が撮れることが多い。
Nikon D5
58mm f/1.4G
絞りF1.8
58mm f/1.4G
絞りF1.8
単焦点レンズの方がズームレンズより利便性が高いと言うと不思議に思う人が多いと思うが、単焦点レンズでは焦点距離が決まっているので、ズームを気にすることもなく、素早く写真を撮影することができ、シャッターチャンスを逃すことが少ない。撮影場所が自由にならない場合はズームレンズの方が利便性に優れるが
ズームレンズはズームに頼ってしまい、自分が移動しなくなり、画角を活かした表現ができず、平凡な写真になってしまいがち。ズームを使う場合、広角側と望遠側の両方だけを使うようにし、あるいは、今日はこの画角と決めて使えば、画角を身に付ける勉強になる。
画角とは写る範囲だけではない。遠近感等々レンズ特性の違いがある。
Nikon D500
58mm f/1.4G
絞りF1.8
85mm 相当になる。
58mm f/1.4G
絞りF1.8
85mm 相当になる。
レンズの特性の詳細は こちらの記事をご覧下さい。
一番よくないのは、もう一歩被写体に近づくと良い写真が撮れるのに、ズームで合わせてしまうと、被写体と背景との関係、写る範囲、遠近感が変わり、迫力ある写真にならないことがある。構図の調整は自分が動いてするのがよい。
半歩をズームで調整してしまうと迫力ある写真が撮れない。特に広角、超広角は1mmの焦点距離の差が大きい。ズームで調整すると、違う写真になってしまう。
良い写真が撮れないのは後半歩の踏み込みが足りないからだと言ったのは、ロバート・キャパだと思う。
Nikon D3x
24mm f/1.4G
24mm f/1.4G
ズームレンズは便利だが、うまく画面をまとめ過ぎ、面白みが無い写真になってしまいがち。
単焦点レンズを使うと思ってもいなかった写真が撮れびっくりすることもある。
単焦点レンズの選び方
レンズシステムとしてどう揃えるかを考えて購入するのがよい。
単焦点レンズだけでレンズシステムを組むこともできるが、ズームレンズを主体として、単焦点レンズで補完するやり方もある。
単焦点レンズを主体として、ズームレンズはAPS-Cサイズ(DXフォーマット)か、小型のコンパクトカメラで揃えるやり方もある。
それぞれの良さを活かし、欠点を補うレンズシステムを組むとよい。又、撮影対象により、単焦点レンズを使うやり方もある。
最初の単焦点レンズは、何となく標準レンズが良さそうに思われがちだが、実は標準レンズは使いこなしが難しい。
標準レンズは広角的にも望遠的にも使えるが、広角効果、望遠効果をよく理解していないと使いこなせないし、効果が中途半端になりがち。又、自然な表現ができるが、反対に迫力が無い写真になりやすい。
よく単焦点レンズを買ったが、使い方がわからないとか、買ったけど使っていない、単焦点レンズをあきらめたという人がいて、標準レンズ(50mm相当)を買っていることが多い。
最初の1本は、自分の撮影対象により、例えば、スナップをよく撮影する人は広角、ポートレートを撮影する人は中望遠、風景やネイチャーを撮影する人はマクロレンズを買うのがよい。
未だ撮影対象がはっきりしていない人へのおすすめは、広角の28mmか35mmで、これ1本で撮影する時、50mmよりずっと使いやすい。
広角効果が把握できたら、次に望遠レンズの85mm か 105mm。この2本で撮影していると、広角効果、望遠効果が体感でき、単焦点レンズを使いこなせるようになる。
50mmの良い点は安価で軽いこと。F1.4でも、35mmや85mmと比べるとはるかに安く軽い。ひと昔古い中古品はさらに安い。
F1.8でも大口径ズームレンズよりはるかにボケてくれる。逆光に弱かったり、絞り開放ではシャープでないかもしれないが、それがトロトロの味で、わざとフレアやゴーストを活かしてソフトフォーカスで撮ってみると面白い。
絞ればシャープになる。
もう一つは、ズームレンズを補完する使い方で、例えば、大口径標準ズームレンズとの組合せで、20mm広角、中望遠レンズのように揃えるのもよい。暗い標準ズームレンズや高倍率ズームレンズに、例えば、35mmや85mmの明るい単焦点レンズを組合せるのもよい。広角ズーム、望遠ズームに標準マクロレンズの組み合わせもある。
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昔コンタックスを使っていた時
Contax 100mm f2 8 Makro Planar が欲しかったが
高かったので 50mm f1.4 にテレコンバータと接写
リングを付け我慢していた。(上)
右は Contax RX に接写リングを付けた
Planar T*50mm F1.4 MM の開放近くで撮影。
フィルムは忘れたが、ベルビアだったと思う。
Contax 100mm f2 8 Makro Planar はとろけるボケが
魅力で、いつか欲しいと思っていたが、ようやく
程度の良い中古品を手に入れた。
ライカM10-P にマウントコンバーターを付け
レンズを装着した。三脚使用
Leica M10-P
Contax 100mm
絞りF8
JPEG
Contax 100mm
絞りF8
JPEG
超広角や超望遠レンズは非日常の写真が撮れ楽しいが、レンズの特性をよく理解し、使い方を知っていないと、ワンパターンになり、超広角では大きな歪が目立ったり、何を撮っているのかわからない写真になってしまったり、超望遠では立体感の無い写真になったりしてしまう。やはり広角レンズ、望遠レンズを使いこなしてから使うのがよい。
ズームレンズも
単焦点レンズと思って使っており
まずは焦点距離を頭の中で決めて
ズームをセットしてからファインダーをのぞく。
単焦点レンズのメリットの一つは、構造が単純で過酷な状況でも故障することが少いことで、ズーム主体のレンズシステムでも、緊急用レンズとしていつも持参するとよい。
単焦点レンズ1本だけで撮影することもある。どんな場面でも1本で撮らないといけないので工夫することになり、今まで撮ったことのない写真が撮れることも喜びの一つ。
思わぬ作品ができることもある。
右の写真は中判に150mmレンズを付けていて、赤いマフラーとコートの色が美しかったので撮ろうとしたら、最短距離が長い為にピントが合わず、又画角が狭すぎた。やむを得ず奥にピントを合わせたところ、マフラーが美しくぼけ、冬の高山のイメージを表現することができた。
どんなレンズでも使いこなせるまで使ってみて、自分に合うレンズを見つけることが重要で、そうすれば自分なりの作品を作ることができる。良いレンズは必ずしも高いレンズではない。自分に合う、よく使うレンズであり、そのレンズを使うと良い作品ができることが多い。
大口径単焦点レンズの魅力は、ボケの美しさにある。下の左は35mm f/1.4G、絞りF1.8、右は58mm f/1.4G、絞りF2、Nikon D5
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |
大阪の道頓堀で、28mm f/1.8G と 85mm f/1.8G で撮影
上は 85mm 絞りF1.8と
50mm 絞りF1.4
右は24mm
顔が少し歪んでいる。
広角レンズでは、顔を画面端から離す方がよい。
24mm位より超広角で、近接せずにボケを活かした表現をするには
撮像素子が大きい方が有利で
フルサイズ(FXフォーマット)
が望ましい。
Nikon D3x
24mm f/1.4G、絞りF1.6
単焦点レンズを使いこなすので最も重要なのは画角を身に付けること
標準レンズ
Nikon D5
58mm f/1.4G
絞りF1.8
58mm f/1.4G
絞りF1.8
58mm f/1.4G はポートレート撮影で一番好きなレンズ
Nikon D850
58mm f/1.4G
絞りF1.8
58mm f/1.4G
絞りF1.8
最近は 35mm f/1.4G と
58mm f/1.4G で撮影することが多くなった。
Nikon D810
58mm F1.4G
絞り f1.8
58mm F1.4G
絞り f1.8
標準レンズは、比較的軽く安価で、高性能なレンズが多い。
絞り開放近辺でのボケが美しく、絞ればシャープになる。
Nikon D800E、50mm f/1.4G、
絞りF2.2、露出補正+1EV、
フラッシュを手前から強制発光
左奥から天井にリモート発光
絞りF2.2、露出補正+1EV、
フラッシュを手前から強制発光
左奥から天井にリモート発光
本当はもっとフレアが出てほしかったが、最近のレンズは耐逆光性が高く、フレアが出なかったので、グラデーションツールで雰囲気を出した。
ニコン Df レンズキットの 50mm f/1.8G は絞り開放からシャープでボケもきれいで、コストパフォーマンス抜群
50mm をAPS-Cサイズ(DXフォーマット)カメラで撮影すると75mm相当になりポートレートで使いやすい。
Nikon D500
50mm f/1.4D
絞りF2
50mm f/1.4D
絞りF2
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
DXフォーマットカメラに
35mm F1.4 を付けると標準レンズ相当の画角になり、これもポートレート撮影で使いやすい。
28mmをAPS-C(DXフォーマット)で使うと42mm相当になり、
35mmより少し画角が広く使いやすい。
Nikon D500
28mm f/1.4E
絞りF2
28mm f/1.4E
絞りF2
ニコンの単焦点レンズの作例は
▶ こちらの記事もご覧ください。
広角レンズ
35mmは準広角レンズだが、私にとっては標準レンズの感覚で使いやすい。
35mm f/1.4G は、点光源がきれいに出るので、イルミネーションを撮影するのによい。
Nikon Df
絞り開放で撮影
絞り開放で撮影
ボケがきれいなのでポートレート撮影にもよい。
Nikon D4
35mm F1.4G
絞り f1.8
35mm F1.4G
絞り f1.8
ニコン 35mm f/1.8G は
隠れた銘玉
Nikon D850
35mm f/1.8G
絞りF2
35mm f/1.8G
絞りF2
https://livedoor.blogimg.jp/dphotojp/imgs/1/5/15b806ce.jpg
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く |
ライカCL はAPS-Cサイズの
Lマウントミラーレスカメラで、
Elmarit TL f2.8/18mm ASPH 付
プライムレンズキットを購入
Leica CL
18mm
絞りF3.5
18mm
絞りF3.5
ニコン 28mm f/1.4E |
これ又、好きなレンズになりそう。
Nikon D750、絞りF1.6
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
24mm f/1.4G は
開放からシャープでボケが美しい。
広角大口径レンズは、望遠大口径レンズとは違った良さがあるが、近づきすぎてデフォルメが醜かったり、ボケが不自然になることがある。離れ過ぎると平凡な写真になってしまい、使いこなしが難しい。
Nikon D3x
絞りF1.6
絞りF1.6
シグマのアートラインで、新しく出た 24mm F1.4 を購入した。
Nikon D810
Sigma 24mm F1.4、絞りF1.6
Sigma 24mm F1.4、絞りF1.6
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
Sigma 24mm F1.4、絞りF1.6
要望により、画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く。
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く |
24mm f/1.8G はかなり気に入った。軽量小型なのもよい。
Nikon D5
Nikkor 24mm f/1.8G、絞りF2.2
Nikkor 24mm f/1.8G、絞りF2.2
24mmはスナップ撮影に使いやすく、右は 24mm F2.8 を使って、ノーファインダーで撮影した。
24mm以下の超広角域は使い方が難しく、超広角レンズの使い方については こちらの記事をご覧下さい。
20mmは24mmより
ダイナミックな表現を得る時に使う。
軽量小型なので、風景やスナップ撮影に気楽に持ち出せる。
20mm は好きな画角で、古いマニュアルの Ai 20mm F3.5 を未だに使っている。
20mmは被写界深度が深いので、例えばf8まで絞れば、1.2mから無限遠までピントが合う。これを覚えておけば目測でセットでき、オートフォーカスより早くシャッターを切ることができる。
超広角レンズの作例は 詳細は こちらの記事をご覧下さい。
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Tamron 35mm F1.8
絞りF4.5
絞りF4.5
要望により画像をクリックすると右下部拡大画像が開く。
年輪ボケが見られる。
年輪ボケは、非球面レンズの型のわずかな痕が影響しているようで、光源の大きさや被写体からの距離、絞り値等で変わってくる。
望遠レンズ
単焦点レンズの魅力は撮っていて楽しいことにある。単焦点レンズの方がズームレンズよりハッピーになれる。
ニコンの Z レンズはみんな素晴らしいが
Nikkor Z 85mm f/1.8 S はシャープで、素直なボケがきれいで味があるレンズで、好きになった。
470gと軽量なので、気楽にスナップにも持ち出せる。
Nikon Z7
85mm
F1.8
85mm
F1.8
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AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E
絞り開放
キレが良くボケも美しい。
Nikon D5
105mm f/1.4E、絞りF1.4
105mm f/1.4E、絞りF1.4
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このレンズの作例は ▶ こちらの記事もご覧ください。
85mm は代表的なポートレートレンズで、女性を美しく描写できる。
下の右はニコン D4 に 85mm F1.4G、絞り f1.8 で撮影。左側は Nikon D800E に付け、絞り開放で撮影。
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コストパフォーマンスがよい。
軽量なので、スナップ等に持ち歩くのに適する。ポートレート撮影でもきれいなボケが得られる。
Nikon D850
85mm f/1.8G
絞りF2
85mm f/1.8G
絞りF2
Tamron 85mm F1.8 |
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Nikon D850 で使うと
写り過ぎるほどシャープだが
カリカリ過ぎる感じがしないのがよい。
非球面レンズを使っていないので年輪ボケは無く、素直なボケ味が好ましい。
口径食でレモン状のボケになっているが、もう少し絞れば良くなるように思う。口径食はレンズ前側の口径を大きくすれば小さくなるが、レンズの大きさ、重さが大きくなってしまう。
Tamron 85mm F1.8
絞りF2
絞りF2
下の左はF2.2、右はF2
85mmをAPS-Cサイズ(DXフォーマット)で使うと約130mm相当の望遠になる。
Nikon D300S
85mm f/1.8D、絞りF2.2
85mm f/1.8D、絞りF2.2
DCレンズはDCリングをを操作することで、前ボケ、後ボケをコントロール出来る。
絞り値よりもR側、又はF側に余分に回すとソフトフォーカス効果が得られる。
下は DC 135mm F2 開放でDCリングをR2.8とし、ソフト効果を与えた。
DC 135mm F2 や
DC 105mm F2 は
デフォーカスコントロールを使わなくてもボケがきれいで、ポートレートに向く。
ソフトフォーカスについては こちらの記事をご覧下さい。
DC 135mm F2
DC 105mm F2
夕焼けに輝く波を見せる為F9まで絞っている。
右は
右は DC Nikkor 105mm F2 にニコン純正接写リング PK-13 を付けF2開放で 撮影した。
Nikon D810 に Ai-S Micro Nikkor 105mm F2.8 を付け撮影。
マクロレンズについては こちらの記事をご覧下さい。
ニコン 180mm F2.8 は、
マニュアル時代から名レンズと言われてきて、美しいボケが魅力的。
300mmは昔良く使ったレンズで、良い作品ができることが多かった。
300mm f/4E PF はPF(位相フレネル)レンズにより大幅な軽量・小型化を実現し、
24-70mm f/2.8E VR より軽く、小さいことに驚く。
Nikon D500
1.3倍クロップしたが、それでも足りず、約1000mm相当にトリミングした。
ニコンの単焦点レンズについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
ライカの単焦点レンズについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
パナソニックの単焦点レンズについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
マニュアルフォーカスレンズについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
カメラ・レンズの特性、評価、レンズの使い方については ▶ こちらの記事をご覧ください。
要望により拡大画像を載せていますが、低画質画像です。
著作権侵害は犯罪です。法的措置を講じています。
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