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50mm F1.2, 85mm F1.8 135mm F1.8 |
このレンズの魅力は玉ボケだけでないが、特徴的な玉ボケを見てみた。
ポートレート撮影では75mmから135mmまでの単焦点レンズをよく使い、ボケの美しさでモデルを印象的に撮影することができる。
最近はモデルとの距離が近くなり、135mm はモデルとの距離間が長すぎ、せいぜい85mm位がよい。
135mm F1.8 Plena の使用頻度は少ないが、このレンズは欲しくなり購入した。
私にとって使いやすい
105mm F1.4、58mm F1.4、35mm F1.4 Plena
が欲しい。
Nikon Zf
135mm
絞りF1.8
ノートリミング
135mm
絞りF1.8
ノートリミング
ポートレート撮影で Z 50mm F1.2 を使った。
現在の私とモデルとの距離感からすると、せいぜい85mmまででよく、それ以上の望遠は使わない。
Z 135mm F1.2 Plena は、ほとんど使うことは無いが欲しくなり予約した。
Z 50mm F1.2 は無理やりコントラストを高めた写真を見慣れた人には解像感が足りないと思うかもしれないが、階調性に優れた素晴らしいレンズだった。
誤解を恐れずあえて言えば、いわゆる線が細い画像を、後処理で解像感をあげることができるが、シャープ過ぎる画像を柔らかい表現にしようとすると荒れてしまう。
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Nikon Z8
50mm
絞りF1.2
50mm
絞りF1.2
GF35-70mmF4.5-5.6 は中判としては小型軽量で、GFX50S II と一緒に気楽に持ち出せる。
大口径マウントのせいもあり、実に品の良い表現ができる。
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上賀茂神社は
紅葉の見頃
GFX50S II
35-70mm
絞りF8
Std.
JPEG
35-70mm
絞りF8
Std.
JPEG
Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2
コシナのレンズには味のあるクラシック調、ビンテージ調から現代的な表現ができる高性能なレンズが多くある。
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Leica M10-P
50mm
F4
JPEG
HDR
(提灯のみ)
ライカで
夜の街をきれいに撮れる。
どちらかと言うとレンズを使う為にカメラがある。
写真はレンズで決まる、カメラよりレンズに金をかけろと昔から言われていた。
カメラ・レンズは道具であり、良い道具を使うと撮影意欲が出て良い写真が撮れることもある。良いカメラを持つと良いレンズを使いたくなる。その逆もある。
安いレンズでも好きになるレンズもあり、性能測定結果の数値が低くても味があるレンズ、素質が良いレンズもある。
最近のレンズはシャープさを追求する余り(ピクセル等倍で評価することの弊害もあり)、昔のレンズのような味のある表現ができなくなってきている。
テスト結果が良いレンズが必ずしも面白いわけではない。
レンズの世界は奥深い。
仲間の作品を見ていて味があり、素晴らしい表現の写真があると撮影レンズを聞くことがあり、なるほどというレンズで撮影された作品がある。完璧なレンズが必ずしも面白いわけではない。わずかにレンズの収差を残して味がある写真に惹きつけられる。
撮影時にシャープ過ぎる写真はポートレートには向かない。柔らかな写真をシャープにすることはできるが、シャープ過ぎる写真を調整すると荒れてしまう。誤解を恐れず言うと柔らかな写真は後でどうにでもなる。
シャープ過ぎる写真は階調性を壊し、特異点、線を使っている場合がある。日本には世界的に稀な表現をする日本画や浮世絵があり、ゴッホやモネ等に影響を与えているが、線で縁取りすることに日本人は抵抗感が少ない。それも一つの表現であるが、私は階調性を重視している。
写真は結果が勝負。カメラやレンズの性能が必ずしも結果に表れない。使いこなすことが重要。
よく、高いカメラ、レンズを購入すれば良い写真が撮れますかと質問があるが、今のカメラ、レンズをとことん使い込んでから購入した方がよいと回答している。カメラ、レンズよりもっと大切なことがある。
写真の撮り方の方がよっぽど素晴らしい写真を撮るのに重要。
同じ風景でも、光線の具合により、コントラストが強い印象的な写真が撮れることもあり、幻想的な素晴らしい作品が撮れることもある。時間によってもイメージが変わる。ポートレート撮影では、一瞬の違いで良い表情をものにすることができる。
レンズを選ぶ時には何を撮るのか目的を明確にした方がよい。何でも撮れるように選ぶとそこそこしか撮れないことになる。
写真の楽しみ方は色々あるが、ここでは作品撮りを前提に説明する。
ズームレンズと単焦点レンズの違い
Nikon D850, 70-200mm f/2.8E |
又、ズームに頼って歩き回ることが無く、違った場所からより良い写真を撮らなくなってしまいがちで、足でかせぐことを忘れないよう。
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飛騨古川町三寺まいり
Nikon D850
70-200mm f/2.8E FL
絞り5.6
ISO 8000、ノイズ処理LOW
手にピントを合わせた
70-200mm f/2.8E FL
絞り5.6
ISO 8000、ノイズ処理LOW
手にピントを合わせた
単焦点レンズで写真が撮れるようになるとズームレンズを使いこなすことができるようになる。
ファインダーを見てから焦点距離を変えるのではなく、どの焦点距離で撮るのか決めてからファインダーを見るようにするとズームレンズで良い写真が撮れるようになる。
私の場合、標準から望遠ズームレンズは広角端にセットし、広角から超広角ズームレンズは望遠端にセットしてカメラバッグにしまって、取り出してすぐ撮影できるようにし、シャッターチャンスを逃さないようにしている。
Nikkor 105mm f/1.4E |
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Nikon D5
105mm f/1.4E、絞りF1.8
105mm f/1.4E、絞りF1.8
単焦点レンズの方がズームレンズより利便性が高いと言うと不思議に思う人が多いと思うが、単焦点レンズでは焦点距離が決まっているので、ズームを気にすることもなく、素早く写真を撮影することができ、シャッターチャンスを逃すことが少ない。
又、単焦点レンズでは撮れない大きなボケを活かした写真が撮れる。
単焦点レンズについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
交換レンズの揃え方
トラベルカメラ、レンズ
海外では余程安全が確認されないとレンズ交換しないので高倍率ズームレンズが役立つ。単焦点レンズ数本を併用する。APS-C(DXフォーマット)カメラに 18-300mm f/3.5-6.3、10-20mm f/3.5-5.6
コンパクトカメラを持っていくことも多い。
旅写真、海外撮影旅行については こちらの記事も参照下さい。
スナップ:
単焦点レンズ1本から数本28mm F2.8 と 40mm F2 又は 50mm F2.8 マクロ
又は 24-120mm F4
スナップ写真撮影の詳細は こちらの記事を参照下さい。
風景写真:
17-28mm F2.8、50mm F2.8 マクロ、70-180mm F2.8 又は 24-200mm F4-6.3軽量小型の標準レンズや高倍率ズームレンズをサブ機に付けることもある。
ネイチャー:
マクロレンズ 60mm f/2.8G and/or 90mm F2.8 を主体に考える。こちらの記事をご覧下さい。
ポートレート:
50mm F1.2、85mm F1.8、135mm F1.8、35mm F1.8、24mm F1.8ポートレートレンズについては こちらの記事を参照下さい。
レンズの特性
14-24mm F2.8 広角端 F5.6 で撮影 画像をクリックすると拡大画像が開く |
パースペクティブ、被写界深度の違い等の特徴、効果を理解し、活用することにより、望遠効果、広角効果を活用することになる。画角は単に写る範囲だけでなく、遠近感やボケの大きさに影響する。
特性には色々あるが、重要なのは、焦点距離(広角、標準、望遠)により決まる画角とパースペクティブにあり、適切な撮影距離に移動して撮影することで、レンズの特徴を活かした写真が撮れる。
わかりやすく言えば、広角レンズは手前の物が大きく移り、遠くの物が小さく写る。この特性を活かせば、主題を手前に持ってきて主題を強調できる。
望遠レンズはその差が小さくなり、距離感が少なくなり平面的な写真になる。
もう一つ重要な特性は被写界深度で、望遠レンズは被写界深度が浅く、背景をぼかすことで主題を強調し、距離感を出すことができる。
広角レンズは被写界深度が深く、手前から奥までピントの合った写真を撮りやすい。
右は24mmで撮影。
広角レンズの効果で奥行きを出した中に、桜を手前に大きく入れ主題を強調した。
右は105mmで撮影。
望遠レンズをF2.8開放で使うことで、バックを美しくぼかすことができ、又、圧縮効果でバックが迫った感じになり、迫力が出た。
右は105mmで撮影。
望遠レンズの効果で木の連なりが圧縮され、桜の密度が大きくなり、美しさが強調された。
この日は小雨だったので、空はなるべく入れないようにした。
右は 300mm F2.8 で撮影。圧縮効果でライダーが重なって見える。
360mm 相当、絞りF8で撮影
メインストレッチに入ってくる
レーシングカートを圧縮効果で
迫力を出した。
1000mm で撮影。
波が身体に密着して見える。
望遠レンズと広角レンズで撮影した場合、同じところから撮影しても結果が大きく異なる。
下は、人物がほぼ同じ大きさになるようにして広角(24mm相当)と望遠(112mm相当)で撮影したもので、表現の違いがわかる。
人物と後ろの球体の距離は変わっていないが、写真では球体の大きさが違って見える。これは圧縮効果によるもので、望遠で撮ると、距離が縮まって写る。広角で撮ると、背景に対して主題が大きく写るので、主題を強調することができる。
中望遠の 85mm F1.4G と 準広角の 35mm F1.4G 開放近くで撮影した。中望遠では、ぼかしたライトをポイントとして入れ、モデルを主体として撮影した。準広角では、夕焼け、池、ライト等背景描写をして横長で撮影した。バックの撮影範囲が異なるのがわかる。
中望遠レンズ 85mm F1.4 と
準広角レンズ 35mm F1.4 の開放近くを使い、同じ場所で撮影した。
イルミネーションのトンネルの広がりが違っており、又ボケのなだらかさが変わってくる。
大口径単焦点レンズの魅力は、ボケの美しさにある。下の左は35mm f/1.4G、絞りF1.8、右は58mm f/1.4G、絞りF2、Nikon D5
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ポートレートレンズについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
標準レンズの使い方
標準レンズ域は自然な感じに撮れるのがよいが、反対に平凡な、迫力の無い写真になりやすいとも言える。標準ズームレンズを持たず、広角ズームレンズと望遠ズームレンズを使う人もいる。実は私も標準ズームレンズを持たないことが多い。50mm f/1.8 か標準マクロレンズを持つか、サブカメラに小型軽量な標準ズームレンズを付け、押さえの写真を撮ることもある。
Sigma 50mm F1.2 がLマウントレンズに加わったことはうれしい。
745gと軽量小型で、長時間のポートレート撮影でも疲れない。
ボケもきれいでポートレートによい。
前玉が72mmと小さいので口径食(キャッツアイ)が画面隅に出るのは仕方ないが、F2まで絞ると気にならない。
50mmで汎用性が高くスナップ撮影や日常使いにも使える。
Leica SL3
Sigma 50mm
絞りF1.2
Sigma 50mm
絞りF1.2
Nikon D5、24-70mm f/2.8E VR |
アンブレラに付けたニコンのスピードライト SB-900 をメイン光に、
カメラに取り付けた SB-700 をマスターとして発光させた。
このライティングについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
デジタルメイクについては ▶ こちらの記事をご覧ください。
Nikon D5 に 24-70mm f/2.8E VR を付けると、意外と重さを感じない。バランスが良いせいと思う
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Nikon D850
24-70mm f/2.8E VR、絞りF5.0
24-70mm f/2.8E VR、絞りF5.0
下は3枚の写真を手動で
パノラマ合成、HDR処理した。
Nikon D850
24-70mm f/2.8E VR
絞りF5.6
24-70mm f/2.8E VR
絞りF5.6
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Nikon D850、24-120mm f/4G |
120mmでF4の絞り値を考えると710gの重さは軽いと言える。D850 に付けても2kg以下で
一日中持ち歩ける。(毎日2kg×2個のダンベル体操をしている。)
24mmで広角効果を活かした表現、120mmで望遠効果、又ボケを活かした表現もできる。
風景撮影で1本だけレンズを持っていく際はこのレンズを持ち出す。
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京都の各所で紅葉が見頃を迎えた。
Nikon D850
24-120mm f/4G
絞りF8
24-120mm f/4G
絞りF8
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モデルにグッと接近し撮影した。
Nikon D850
58mm f/1.4G
絞りF1.6
58mm f/1.4G
絞りF1.6
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Nikon D5
58mm f/1.4G
絞りF1.8
58mm f/1.4G
絞りF1.8
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Nikon D3x
50mm f/1.4D
絞りF3.2
50mm f/1.4D
絞りF3.2
ニコン Df レンズキット
50mm f/1.8G で撮影
右は絞りF2.5
Capture NX-D 現像時ピクチャーコントロールをビビッドにした。
Photoshopで虹彩絞りフィルターをかけた。
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Nikon Df
Carl Zeiss Planar 50mm F1.4
絞りF5.6
Carl Zeiss Planar 50mm F1.4
絞りF5.6
このカメラ、レンズは質感表現に優れる。
モノクロ写真の詳細は
カールツァイス Makro-Planar
50mm F2 は、ハーフマクロで、F2の開放値を活かしボケの美しい表現ができる。開放からシャープ。
広角レンズの使い方
35mmは準広角レンズで、これが標準レンズと感じる人が多いと思う。自然な感じに撮れのがよい。
35mm f/1.4G |
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ニコン Df、35mm f/1.4G 絞り開放で撮影
ポートレートでは 35mm f/1.4G も使いやすい。
右は内蔵フラッシュをマスターに、SB-700 をワイヤレスで発光
下は内蔵フラッシュをスローシンクロで光らせた。
35mm f/1.4G、絞り f/1.6
右は Nikon D3x、35mm F1.4 開放で撮影した。
下は Nikon D4、35mm F1.4G、絞り f1.8で撮影。
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28mmになると広角の感じが出て、主題に近づくことで主題が大きく写り、強調できる。
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28mm f1.8G は軽量小型で
祭りやスナップ撮影に適する。
絞り開放
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絞りF4.5
標準、望遠レンズのボケ方とは違う、広角レンズのボケの良さがある。
ポートレート撮影で
24mm、35mm、58mm、85mm 全てF1.4で持って行くと
重いので、24mmと35mmの代わりに28mm f/1.8G、
あるいは、最軽量の組合せでは
28mm f/1.8G と 85mm f/1.8G を持っていく。
24mmになると広角レンズの特性が顕著になり、使い方も難しくなる。
被写体を大きく写し強調することができ、インパクトのある写真になる。又、周囲を入れることで場所、状況を説明することができる。
24mm f/1.4G で撮影
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20mm f/2.8D で撮影
シグマのアートライン 24mm F1.4
Nikon D850、絞りF1.8
なるべく広角を感じさせず、歪みが出ないように撮影した。
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Sigma 24mm F1.4、絞りF1.6
要望により、画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く。
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Nikon D5
Nikkor 24mm f/1.8G、絞りF2.2
Nikkor 24mm f/1.8G、絞りF2.2
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24mm f/1.8G
APS-Cサイズ(DXフォーマット)カメラでは36mm相当の広角レンズになる。
Nikon D500
24mm f/1.8G、絞りF2
24mm f/1.8G、絞りF2
自然な表現力が好ましく、このレンズは好きになった。
超広角レンズの使い方
14-24mm 広角端で撮影 画像をクリックすると拡大画像が開く |
超広角レンズは、広大な風景を撮影するのに適する。
又、遠近感が強調でき、被写体に近づいて撮ると、被写体を大きく写すことができ強調できる。
使い方を間違えると歪が大きく、非現実的な写真になる。(非現実感を作品に活かすやり方もあるが)超広角レンズを使うコツは、被写体との距離を適切にすることであり、この感覚が体得できると超広角レンズを使いこなすことができる。
風景では超広角もよく使われ、広大な風景を表現することができる。目で見る感じと異なり使いこなし方が難しいが、迫力ある写真を撮ることができる。
右は 14-24mm F2.8 の広角端で撮影した写真で、北海道の広大さが表現できた。
ポートレートでは超広角レンズは余り使われず、使いこなしが難しいが、デフォルトを活かした面白い表現ができる。
右は Nikkor 14-24mm F2.8 の広角端を使い超広角レンズでポートレートを試みた。
広角、超広角レンズでポートレート撮影については こちらの記事をご覧下さい。
Nikkor AF-S 16-35mm F4 は
手ブレ防止が付き、14-24mm
F2.8 より実用性が高い。
右はシャッター速度を遅くする為
絞り、水の流れを表現した。
三脚を立てる場所もなく手持ちで撮影したが、手ぶれ補正のおかげでぶれずにすんだ。
Nikon D3x
35mm、ISO 100、F13、0.4sec
35mm、ISO 100、F13、0.4sec
広角好きの私にとって
18-35mm f/3.5-4.5G が標準レンズとも言える。
いわゆる標準ズームレンズを持って行かない場合も多く、代わりに単焦点レンズの 50mm や 60mm を使うことが多い。右は 18-35mm と 50mm f/1.4G をポートレート撮影に使った。
AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G はEDレンズ2枚、非球面レンズ3枚を使った新設計で、MTF曲線を見ると特に画面端の画質が向上している。
385gと軽量で、常時持ち歩いても疲れることがなく、これぞ標準ズームレンズといえる。70-200mm f/4G と合わせ旅レンズシステムが完成する。
Nikon D750、20mm f/1.8G |
20mm f/1.8G は、14-24mm f/2.8G でも撮れない、ボケを活かした写真が撮れる。
20mmは24mmより
ダイナミックな表現を得る時に使う。
軽量小型なので、風景やスナップ撮影に気楽に持ち出せる。
20mm は好きな画角で、古いマニュアルの Ai 20mm F3.5 を未だに使っている。
20mmは被写界深度が深いので、例えばf8まで絞れば、1.2mから無限遠までピントが合う。これを覚えておけば目測でセットでき、オートフォーカスより早くシャッターを切ることができる。
20mmは24mmよりダイナミックな表現を得る時に使い、14-24mm F2.8 や 16-35mm F4 に比べて軽量小型なので、風景やスナップ撮影に気楽に持ち出せる。
20mm は好きな画角で、古いマニュアルの Ai 20mm F3.5 を未だに使っている。
ポートレート撮影にも使うこともあり、迫力ある表現ができる。詳細は こちらの記事を参照下さい。
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広角になると1mmの差は、実際使ってみると大きな違いがあり、少しカメラアングルを変えたり、被写体との距離を変えると画面が大きく変わってしまう。
単に映る範囲が広いと思っていると使いこなせない。主題を同じ大きさにして違いを確認すると、バックとの距離感、パースペクティブ、主題の迫力、立体感等々違いが大きい。望遠レンズの1mmの違いとは大きく異なる。
超広角を使う時は、焦点距離(画角)と撮影ポジションを決めてから構えないと、ファインダーをのぞいて決めようとしても迷ってしまう。
超広角レンズになると、広く写っているだけで迫力が無く、何を撮っているのかわからない写真になってしまうことがある。使い方を間違えると、大きな歪が目立ったりする。
望遠レンズの使い方
望遠レンズの選び方のポイントは、超望遠域まで使うのか、中望遠域まででよいのか、大口径レンズが必要か、明るさの暗いズームレンズでよいのかによる。超望遠域はテレコンバータを利用する手もある。テレコンバーターの性能テストは こちらの記事をご覧下さい。
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Nikon D5
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E
開放からキレが良く、ボケも美しい。
高速連射でこれだけ動いているが、
トラッキングは追従してくれた。
Nikon D4、85mm f/1.4G |
ポートレート写真は、バックをボカして人物を浮かびあがらせるのに望遠レンズが効果的で、中望遠レンズは適度な立体感が得られるので、ポートレートレンズとして最適。
モデル撮影会では移動に制約があるので
70-200mm F2.8 等の大口径望遠ズームレンズが便利。超望遠レンズで顔のアップをねらうと、圧縮効果で顔がフラットになりやすいので注意が必要。
ポートレート レンズについては こちらの記事をご覧下さい。
軽量なので、スナップ等に持ち歩くのに適する。ポートレート撮影でもきれいなボケが得られる。
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旧タイプの 85mm F1.8 は値段の割に性能的に優れ、気楽に持ち出せる重量なので、よく使っていた。
右側は Nikon D3x、絞り f2.5 で撮影。
左側は Nikon D300s に付けており、約130mm相当となる。絞り f2.2 で撮影。
ニコン AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
家の庭で色々テスト撮影してみたが、ボケがきれいでポートレートにも最適な感じを受けた。
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Nikon D5、絞りF4、望遠端
上は Gitzo トラベラー GT1542T
雲台は梅本製作所 SL-40ZSC
Nikon D850、70-200mm f/4G
上は116mm、絞りF9
右は1.7倍テレコンバーターを付け
340mm、絞りF6.7
F4 固定だが、手ブレ補正5段分の効果があり、質量は約850gで、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED VR II の約55%、約690g軽く、Nikon D600 との相性がよいので旅レンズとして購入。
右は200mm、絞り開放
下は140mm、絞りf4.5で撮影。
硬すぎずポートレートにも使える。
最短撮影距離1mで室内でも使いやすい。
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70-200mm f/2.8G は通常三脚又は一脚に付けて撮影するが、70-200mm f/4G であれば手持ちで気楽に撮影できる。これに 85mm f/1.8G を持っていく手もあり、トータル重量は f/2.8G より軽い。あるいは、60mmか、90mm、又は105mmのマクロレンズを併用することで、表現の幅が広がる。
70-300mm クラスのもっと軽量なレンズもあり、200mm以上の望遠域の画質が悪くなる傾向があるが、300mmまで使えるメリットもあるが、できれば300mm以上は単焦点レンズにして 70-200mm f/2.8 か f/4 を使うのがよい。
DXフォーマットにクロップすれば300mmまで、 Teleconverter TC-17E II と組合わせると340mmまで、さらにDXフォーマットにクロップすれば510mmまでの超望遠レンズになる。5段の手ブレ補正で理論上1/15秒でも手持ちで使えることになり、高ISOと併用すれば、ほとんど手持ちでも問題がなさそうで、別売りの三脚座リング RT-1 を買わなくてよいかもしれない。
右は Teleconverter TC-17E II を付け、約240mmで撮影。詳細は こちらの記事をご覧下さい。
望遠ズームレンズによっては最短撮影距離が短いレンズがあり望遠マクロとして使える。
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Nikon D3x、70-200mm F2.8 VRII f2.8開放、200mm、少しトリミングした。
風景写真ではレンズの明るさはそんなに必要がないので 70-300mm F4.5-5.6 等の望遠ズームレンズでもよく、荷物を軽くできる。
暗い夜や早朝の風景撮影では大口径レンズの明るさに助けられる。又、ボケを活かした写真も撮れる。
舞台撮影や、体育館等暗い場所でのスポーツ写真ではシャッター速度を上げ被写体ブレを少なくする為、大口径望遠レンズが適する。
超望遠レンズの使い方
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR はPF(位相フレネル)レンズにより大幅な軽量・小型化を実現し、24-70mm f/2.8E VR より軽く、小さいことに驚く。
実は今まで野鳥を撮影したことがなく、近くの池に鳥がいるので、D500 に300mmを付け初めて野鳥撮影に挑戦した。
1.3倍クロップしたが、それでも足りず、約1000mm相当にトリミングした。
マグニファイングアイピース
DK-17M 使用。
3D-トラッキングを使ったが、捕捉能力が以前より向上したように思う。画面全体にオートフォーカスエリアがあるので使いやすい。
旅行用に
Tamron 16-300mm F/3.5-6.3
(Model B016) を購入。
テストで鳥を撮影。
約1000万画素相当にトリミング。
手持ちでこれだけ撮れるのは良い。
AFでピントを合わせた後マニュアルでピントを再調整しているが、ピント精度は良い。
私のズームレンズの使い方は、絞りF5.6を基準とし、200mm相当以上の超望遠域はF8まで絞ることを前提としている。
上の右は 300mm F2.8 開放で撮影した作例で、この望遠レンズは独特のボケの美しさがある。全身のポートレートでバックをぼかすのに適する。
昔はよくポートレートに使っていたが、背景がボケボケで単調になりやすく飽きてきて、最近は使わなくなった。
スポーツ写真では今でも時々使う。1.7倍のテレコンバーターを付け 510mm F4.5 になり、DXフォーマットでは800mm程度まで使える。
スポーツ写真の詳細は こちらの記事をご覧下さい。
AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
10年以上前に購入したレンズのモデルチェンジで、解像度やAF速度が改善され、買い換えた。
Nikon D800E のAFエリアモードを3D-トラッキングにしてラテンダンスを撮影。レンズのAFスピードが早く、D800E が被写体を捉え、動体撮影がやりやすかった。
手持ち撮影だったが、手ブレ補正がよくきき助かった。
400mm までの切れの良さにもこのレンズの魅力がある。
サーフィンを初めて撮影し、Nikon D4 と 300mm f/2.8 に1.7✕テレコンバーターをメインに、D800E に 80-400mm f/4.5-5.6G をサブにを持っていったが、1000mm 以上の望遠が必要で、クロップ時の画素数もあり、結局ほとんどを D800E に 80-400mm、1.7✕テレコンバーター、DXクロップ、1020mm相当で撮影した。
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取材協力:
渥美半島観光ビューロー、
道の駅ロコステーション、
FORWARD SURF
渥美半島観光ビューロー、
道の駅ロコステーション、
FORWARD SURF
望遠レンズの使い方は別の記事に分割しました。▶ こちらの記事をご覧ください。
Nikon 1 V1 |
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30-110mm f/3.8-5.6
110mm(300mm相当)
プログラムオートで撮影
クリップオンフラッシュ発光
110mm(300mm相当)
プログラムオートで撮影
クリップオンフラッシュ発光
高いカメラ、レンズでなくても良い写真は撮れる。
撮像素子の小さなカメラではなるべく望遠で撮影するとボケを活かしたポートレート写真が撮れる。
光の使い方がコツ。
安くて簡単で効果的なポートレート ライティングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。
マクロレンズの使い方
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マクロレンズ(ニコンでは
マイクロレンズという)は
接写だけでなく
風景撮影やポートレイト撮影にも使える。
Nikon D5
Micro 60mm f/2.8G
絞りF7.1
Micro 60mm f/2.8G
絞りF7.1
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超接写できる逆付けレンズを自作した。
右の画像をクリックすると
自作逆付けレンズの画像が開く
絞りF9
1.5倍トリミング
接写倍率約3倍
自作逆付けレンズの画像が開く
絞りF9
1.5倍トリミング
接写倍率約3倍
マクロレンズの詳細は
▶ こちらの記事をご覧ください。
ズームレンズの使い方
レンズの特性を活かしていない。
同じ写真しか撮れないことになりがちになる。
ズームレンズを使うコツは、ファインダーを覗いてからズームを変えるのではなく、先ず撮影する画角(焦点距離)を決め、ズームをセットし、撮影ポジションに移動してからファインダーを覗くことで、レンズの効果を活かした撮影ができる。ズームは微調整に留めるのがよい。
一番よくないのは、もう一歩被写体に近づくと良い写真が撮れるのに、ズームで合わせてしまうと、被写体と背景との関係、写る範囲、遠近感が変わり、迫力ある写真にならないことがある。構図の調整は自分が動いてするのがよい。
良い写真が撮れないのは後半歩の踏み込みが足りないからだと言ったのは、ロバート・キャパだと思う。
ズームレンズを使うと
・ズームでうまく画面をまとめ過ぎ突飛な写真ができにくい
・被写体に近づかず、ズームを操作して画角を変えてしまう
・被写体を見た時すぐに何mmのレンズを使えばよいか判断ができにくくなる
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ズームレンズだとズーミングでうまくまとめ過ぎ、面白みが無くなるケースがある。
ズームレンズをうまく使うには、ファインダーを覗いた時には無意識に焦点距離がセットされている位にならないと、どの焦点距離にしようかと考えている内にシャッターチャンスは逃げてしまう。いわばズームレンズを単焦点レンズのように使うのがよい。
焦点距離の画角が身につくと、どの場所で、どのようなアングルで撮影すればよいかわかるようになり、迷いが無く撮影ができるようになる。
カメラ・レンズを持ち歩く際、決められた焦点距離(普通広角側)にセットしておき、とっさの場合はその焦点距離で1枚撮るようにしている。超広角ズームの場合は24mm相当にセットしている。
特にスナップはキャンディッドフォトと言われるくらい、素早く撮影することとが重要で、ズームより単焦点レンズの方が適している。レンズ1本で撮影に行くこともよくある。
ズームレンズを使うと、自分が動かずズームに頼るようになってしまい、平凡な写真になりがちになるので、積極的に移動して撮影ポジションを変えて撮影するのがよい。
シャッターチャンスが重要な場合には、その時のズームの焦点距離でまず撮影し、余裕があれば、違う焦点距離で撮影するようにしないとシャッターチャンスを逃すことになる。レンズを持ち歩く時、セットする焦点距離を決めておくのがよい。私の場合は24mm(又は広角端の焦点距離)にして、取り出したらすぐにその焦点距離で撮影できるようにしている。
取材の場合、広角ズームレンズを付けたカメラと望遠ズームレンズを付けたカメラの2台(予備に標準ズーム/単焦点レンズ)体制のケースがあるが、瞬時に広角で撮るのか、望遠で撮るのか判断できれば、どちらのカメラを使うか迷うことはない。
ズームレンズはズーム全域に渡って性能が良いわけでなく、ニコンの 14-24mm F2.8 や 24-70mm F2.8 等が良いと言っても、満足できないところがあるが、それを知った上で使いこなせばよい。又単焦点レンズと併用することで、補完することができる。
大口径ズームレンズ 14-24mm、24-70mm、70-200mm F2.8 については こちらの記事をご覧下さい
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は撮影ポジションが自由にならない時には便利だ。
又旅行等で機材を少なくするのにも便利だ。
Nikon D500
Tamron 16-300mm F3.5-6.3
ベトナム旅行で単焦点レンズを併用
右の画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く。棚田で働く米粒ほどの農夫の姿がわかる。
初めて野鳥を撮影。
約1000万画素相当にトリミング。
高倍率ズームレンズは以外と使いこなしが難しい。画角が理解出来ている人はよいが、ズームで調整しているとレンズの特性をうまく活かせない。
又、性能的にズーム域が狭いレンズより開放値が暗く、劣ることがあり、私は基本的に絞りF5.6を基準とし、200mm相当以上はF8以上に絞って使う。
単焦点レンズを併用すると表現力に幅が広がる。
FXフォーマット標準ズームレンズについては こちらの記事をご覧下さい
DXフォーマット標準ズームレンズについては こちらの記事をご覧下さい
単焦点レンズの使い方
単焦点レンズの魅力は、使う楽しさと、ズームでは得られない画像にある。
最初の1本は何となく標準レンズがよさそうに思えるが、実は標準レンズは使い方が難しい。おすすめは35mmか28mm広角、人物をよく撮る人は85mm、ネイチャーを撮る人はマクロレンズ
単焦点レンズの使い方には以下の方法がある。
1.単焦点レンズ1本で撮影する
自分の目がそのレンズの焦点距離になれば、単焦点レンズ1本で撮影することは難しくない。
そのレンズをどう使えばよいか習得でき、単焦点レンズを使いこなせるようになる。
2.複数の単焦点レンズで撮影する
複数のレンズを持っていく場合、メインのレンズを決めておくのがよい。
他ののレンズで撮影した後には、メインのレンズをカメラに装着しておく。
3.単焦点レンズを主体にズームレンズを併用する
単焦点レンズがカバーする範囲を超えた範囲をズームレンズにするやり方もある。
3.ズームレンズが主体で単焦点レンズを併用する
目的をもって単焦点レンズを1、2本を使う。
単焦点レンズはフルサイズ、ズームレンズはAPS-Cサイズカメラの2台持ちというやり方もある。
1.単焦点レンズ1本で撮影する
自分の目がそのレンズの焦点距離になれば、単焦点レンズ1本で撮影することは難しくない。
そのレンズをどう使えばよいか習得でき、単焦点レンズを使いこなせるようになる。
2.複数の単焦点レンズで撮影する
複数のレンズを持っていく場合、メインのレンズを決めておくのがよい。
他ののレンズで撮影した後には、メインのレンズをカメラに装着しておく。
3.単焦点レンズを主体にズームレンズを併用する
単焦点レンズがカバーする範囲を超えた範囲をズームレンズにするやり方もある。
3.ズームレンズが主体で単焦点レンズを併用する
目的をもって単焦点レンズを1、2本を使う。
単焦点レンズはフルサイズ、ズームレンズはAPS-Cサイズカメラの2台持ちというやり方もある。
単焦点レンズの魅力、使い方ついては ▶ こちらの記事をご覧ください。
APS-Cサイズ(DXフォーマット)レンズ
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X-E4 と X-S10 はコンセプトの違うカメラで、
一般的には、グリップが大きく、内臓フラッシュ、
手ブレ補正、モードダイヤルもある X-S10 がよい。
しかし、伝統的なデザイン、カメラの操作に魅力を感じる人には X-E4 は良い選択になる。
又 X-E4 の小ささにも可愛らしさを感じる。
X100V のレンズ交換タイプとも言える。
X-S10
18-55mm
絞りF5.6
JPEG、VELVIA
18-55mm
絞りF5.6
JPEG、VELVIA
フィルムシミュレーションで色合いを一発で変えられ、
誰でも簡単に遊べる。
フジノンレンズ
XF 23mm F1.4(35mm相当)は評判が良く
X100S と XF 27mm、ニコンの 35mm f/1.4G 等を持っているが、だぶっても買う価値があると思い購入した。
右は X-T1、F1.4
ACR カメラシミュレーション Astia で現像
ACR カメラシミュレーション Astia で現像
Nikon D500、16-80mm |
ニコン D500 は
優れたファインダー、連写速度、
シャッター音はポートレート撮影に
使いやすい。モデルをのせる雰囲気
を作り、自分も高揚できる。
Nikon D500
16-80mm f/2.8-4E VR
16-80mm f/2.8-4E VR
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Nikon D7200
16-80mm f/2.8-4E ED VR
絞りF9
内蔵フラッシュ発光
段階露出の画像を重ね
PhotoshopでHDR処理
内蔵フラッシュ発光
段階露出の画像を重ね
PhotoshopでHDR処理
ナノクリスタルコートのせいか、
クリアな画像が得られた。
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AF-S DX NIKKOR
16-80mm f/2.8-4E ED VR
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絞りF7.1
超広角ズームレンズ
10-24mm F3.5-4.5G を
Nikon D300S に付け
モロッコの迷宮フェズ、
赤い町マラケシュで撮影
モロッコの記事は こちら
広角用にトキナ AT-X 11-20 PRO DX を購入。
16mmから40mm相当(1.3倍クロップ含む)のF2.8大口径広角ズームレンズで、以前持っていた
11-16mm(D7000 で撮影した写真は下)より望遠側が広がり、スナップ等では1本で済ませられる。
フィルターサイズは82mmで大きいが、フィルターが装着できるのがよい。シャッターチャンスを重視し、レンズキャップは付けない主義なので、普段はプロテクトフィルターを付ける。
高品質な外観のわりに軽く、D7200 とのバランスもよい。
11-20mm F2.8
広角端16mm相当
絞りF6.3
広角端16mm相当
絞りF6.3
極端部に流れが見られるが、超広角ズームレンズとしては優秀。
旅行用に
Tamron 16-300mm F/3.5-6.3
(Model B016) を購入。
テストで鳥を撮影。約1000万画素相当にトリミング。手持ちでこれだけ撮れるのは素晴らしい。AFでピントを合わせた後マニュアルでピントを再調整しているが、ピント精度は良い。
私のズームレンズの使い方は、絞りF5.6を基準とし、200mm相当以上の超望遠域はF8まで絞ることを前提としている。
70-200mm f/2.8 G を Teleconverter TC-17E II と組合わせると、
DXフォーマットでは510mmまでの超望遠レンズになる。
レンズ性能が良いので、テレコンバーターを付けても画質劣化が少なかった。
Nikon D300s 使用。
35mmをDXフォーマットで使うと、標準レンズ相当の画角になる。
Nikon D7000 に 35mm F1.4 を付け撮影した。
単焦点レンズについては こちらの記事をご覧下さい。
ポートレート撮影では85mm以上の望遠を使うことはほとんど無いが、撮影会に参加する人は大口径望遠ズームレンズが使いやすい。
70-200mm f/2.8G をDXフォーマットカメラで使うと300mm超望遠まで使える。
右は Nikon D300S 望遠端、絞り開放で撮影
ライカ X (Typ 113) は
ズミルックス f1.7/23mm ASPH.
搭載
モデル2人と散歩しながらスナップ撮影
絞りF2.5
右下はf2 開放で撮影。内蔵フラッシュをスローシンクロで光らせたが、自然な感じに撮れた。この柔らかさがよい。絞ればシャープになる。
ソフトフォーカスレンズ
シャープな写真だけでなく、たまには柔らかい雰囲気やソフトな写真を撮るのも楽しい。
右は DC Nikkor 135mm F2 のDCリングを操作してソフト効果を出した。
58mm f/1.4G は柔らかい表現ができ好きなレンズだが、自作のソフトフィルターを付けてより柔らかくした。
Nikon D750
58mm f/1.4G
絞りF2
Capture NX-D でRAW現像時
明瞭度を下げている
58mm f/1.4G
絞りF2
Capture NX-D でRAW現像時
明瞭度を下げている
ソフトフォーカスについて詳細は
▶ こちらの記事をご覧ください。
マニュアルフォーカスレンズ、ゾーンフォーカシング
105mm F2,8 |
28mm F2.8 |
20mm F3.5 |
昔写真学校の生徒はフルマニュアルカメラでカメラの使い方を会得したが、オートの時代だからこそ写真の基礎を勉強して欲しい。
スナップやポートレート撮影では、オートフォーカスよりマニュアルフォーカスの方が使いやすいこともある。
Nikon D850
Ai-S 105mm F2.8 Micro
絞りF11、中間リング使用
クリックすると拡大画像が開く。
ネイチャーフォトで等倍近くの
拡大率ではマニュアルフォーカス
を使う。
マニュアルフォーカスレンズのピントの合わせ方:
合焦マークを見たり、ライブビューで合わせることもできるが、ファインダーのマット面でフォーカスを合わせることもできる。
フォーカスリングを素早く動かしピントが合うところを確かめてから、ピント位置を手前からゆっくり動かし、ピントが合ったところで止める。少し前ピンになるが、被写界深度は手前に短く、奥に長いのでこれでよい。又、人物のアップでは、瞳よりまつげにピントが合うので都合がよい。
28mmの被写界深度 |
被写体を被写界深度(ピントが合っているように見える範囲)のゾーンに入るようにし撮影する。
広角レンズになるほど被写界深度は広くゾーン・フォーカスしやすい。
撮像素子が小さくなるほど被写界深度は広くなる。(同じ画角の場合)
自分がよく使うレンズの被写界深度を知っておくとよい。
私の場合スナップでは24mmから35mmを使うことが多く、中間の28mmで被写界深度を覚えている。
1mから2mのゾーンを基本としており、その中央より少し手前1.2mに距離を合わせ、(前方の被写界深度は後方より浅い)
絞りをF5.6にセットしている。被写体がそのゾーン内に入った時(自分が動いて)撮影する。
被写体までの距離2mの場合は、2mより少し手前1.5mから2mの中間に距離を合わせて撮ればよい。慣れれば感で調整できる。
APS-Cカメラの場合被写界深度が深く、18mm(27mm相当)でF5.6まで絞ると1mから無限遠までピントが合い、
ほぼパンフォーカスになる。(2mの位置にピントを合わせた場合)
マニュアルフォーカスレンズについては こちらをご覧下さい。
カメラ、レンズの評価
等倍で画像を評価する弊害が大きく、自然な表現や写真としての表現力の評価が疎かになっているが、ピクセル等倍で簡単に見えてしまうことも現実あり、両方を満足させるレンズが求められている。
カメラを選ぶ時、基本性能を重視するのがよい。長く使おうとすると、基本性能がよくないカメラはいやになってしまう。
基本性能を知る一つの方法は、全てマニュアルで、補正は切ってしばらく撮影してみるとカメラの本質がわかってくる。これは車と同じで、いくら電子制御が優れていても、基本性能が優れている車には勝てない。
カメラの性能テストの数値より、撮影方法、適切な後処理、レンズ性能、品位の方が余程きいてくる。
数値が低いカメラでも素晴らしい写真が多くある。カメラの性能を活かすことが出来なければ数値は無意味になる。
レンズを選ぶ時、実用性能を重視するのがよい。むやみに数値だけで比較すると、大きく、重く、高く、使いにくいレンズになったり、使わなくなってしまうこともある。
性能テストで優れた数値のレンズでも面白みがないレンズもあり、数値だけでは判断できない奥深さがある。
レンズが上質だと後処理でソフトにしてもシャープにしても破綻することが少ない。元画像が良くなければ後処理はうまくいかない。
高画素機の性能を活かすにはレンズ性能、品位も重要。ごまかしはきかないのでホンモノのレンズを使わないと破綻する。
自分が撮影する対象により、どのようにレンズシステムを組むか考えると効率的にレンズを揃えることができる。
写真仲間とカメラ・レンズ談義を行ったり、写真クラブに参加して皆の意見を聞いたりすることが、実用性能を知る手立てになる。
カメラ・レンズは趣味性が高い道具なので、持っている喜びもあるが。
我々のカメラ・レンズの評価は、A4サイズ以上にプリントして総合的な判断で行っている。又ある程度長期に、色々な写真を撮影して、作品としての表現力を見る。良いカメラ・レンズは難しい撮影条件の時に力を発揮してくれ、又難しい撮影に挑戦させてくれる。
カメラ・レンズの粗を探すより、良い所を理解し、それをうまく利用するのがよい。
木を見て枝葉を見るだけでなく森をみることが重要
数値的な性能を向上さえようとすると、大きく、重く、高価になってしまう。それよりも、実際の使用状況で良いカメラ・レンズを、適度な大きさ、重さで安価に入手できる方がよい。それが技術力であり、本当の品質である。
ISO 1100で撮影。ノイズ低減はLowに設定。撮ったままCapture NX-Dで現像。 雰囲気を出すため暗部を明るくする必要はないが、テストで、上の画像を+2EVして現像してみた。 画像をクリックすると2EV持ち上げた画像(A3プリントサイズ)が開く。 |
ニコン D5 の評価結果が出てきて、又画質についての質問もあるが、使用しないような極端な条件で評価しても現実的では無い。
例えば暗部を5EV以上持ち上げないといけないのは失敗作であり、失敗作にはそれなりのやり方がある。
私はせいぜい2EV持ち上げる位に過ぎない。
Nikon D4 の場合でも、下記の通り低感度域では Nikon D3x よりダイナミックレンジが小さいが、実用上は十分過ぎるダイナミックレンジを持っており、実際の使用上で問題になることは無い。
明暗差が大きな条件では露出ブラケットで撮影し、後でHDR処理し、作影意図に合う最適な露出条件の部分を組み合わせる。高速連写することで画像合成時ズレがなくHDRしやすい。
ISO 102400で撮影。ホテルの外観部分は-1EVで撮影した画像をHDR処理した。 ノイズ低減はLowに設定。NX-Dで現像時ホワイトバランス変更。 |
常用感度の定義はわからないが、用途によっては十分使える。
こちらをクリックすると A3プリントサイズ相当の拡大画像が開く。
24mm f/1.8G
画像処理で適切なノイズ処理を行えば、もっと良くなるが、ここではノイズ処理は行なっていない。
この感度でもオートフォーカスは問題なく作動した。
最高感度 ISO 328万でどんな画像が得られるのか気になり撮影してみた。
何が写っているのかかろうじてわかるので、用途によっては使える。
Micro 60mm f/2.8G
絞りF8
Photoshopでノイズ処理
絞りF8
Photoshopでノイズ処理
我々はより作品性を重要視している。望むカメラは諧調性に優れ、自然な表現ができることであり、色々な条件で調べる為には時間がかかるが、今のところNikon D5 に不満は無い。
色々なテスト結果を参考とするが、DxOテスト結果の事例をあげる。
DxOテスト結果の詳細(measure)を見て下さい。
この評価は、カメラ・レンズの一部であり、この結果だけで全てを語るわけにはいかないが、数値化されていてわかりやすく、使ったカメラでは感覚に合う。
自分が何を撮影するのか、何を(ダイナミックレンジなのか、高感度ノイズなのか、低感度画質なのか・・・)重視するのか、どれ位の大きさの画像まで必要とするのかで評価は変わる。
実用感度と言っても、写真の使い方、個人の許容範囲で変わってどれ位のISOを重視するのか、最大どれ位のISOまで必要なのか等により評価は変わる。
詳細特性を見ればわかるが、なるべく低感度で撮影することで、ノイズ、色、ダイナミックレンジ等、高画質な画像が得られる。
尚、解像度等はレンズとの組み合わせで評価されている。(Lens Comparison)
しかし、画質の評価は数値だけではできない。良くできたカメラ・レンズでも面白みが無いものもあり、数値的に悪くても品が良い味が感じられるレンズもある。あら捜しをするのではなく、カメラ・レンズの良さを活かした撮影をすることで良い作品ができる。
カメラ、レンズの手入れ
カメラやレンズは撮影前後で手入れをして性能を完全に発揮させ、故障を予防するのに重要だが
特ににデジタルカメラになってから、センサーへのゴミの侵入防止を徹底することが重要。
レンズ交換はなるべくきれいな場所で行うのが望ましいが、そう言っても現場でレンズ交換する場合は、
レンズ取り外し前にボディとレンズの間をブロアーで飛ばしてから、カメラを下に向けてレンズを取り外し、取り付けする。
撮影前後にはブロアーでゴミを落とし、カメラを下向けにしてブロアーでセンサーを吹いてクリーンにしている。
Nikon クリーニングキットプロ2 CKP2 等のクリーニングキットがあるが、私は使わず、サービスセンターでクリーンにしてもらっている。
「ゴミを付けない、入れない、クリーンにする」
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FEATURE
Nikon Z8 Nikon Z6III Z7 Z50II, Zfc Zf |
Fuji GFX50S II X-Pro3 X-E4 Fuji X-T5 X-H2 X-M5 X100V |
Hasselblad |
ライカの魅力, M10M SL2, CL Q3, Q2, Q2 Mono |
冬の撮影 |
レベルアップ を目指そう |
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