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わざわざ制約を設けることで、今までとは違う写真が撮れることがある。

レンズを単焦点1本にして持っていってもよし、
フルマニュアルで撮影するのもよし、
赤い色のモノを撮ると決めてもよし、
モノクロで撮影しようと決めてもよし

制約の中で工夫をすることで、突破口が見えてくることもある。

Fuji X-Pro3
23mm F2
絞りF4
JPEG
ACROS


ここでは何度も撮影しているので、少し違う雰囲気にした。



ちょっと切り取り方を変えただけで訴える力を強くすることができる。しかし構図にしばられることはない。
定説を覆すことの方が面白い。
写真の構図を気にするより感動する方が先。感動が形になってあらわれる。それが構図


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最近写真が下手になってきた。
写真に面白さが無くなってきた。

昔より技術は向上しているはずだが、へたに技術なんて知らない方がよいのかもしれない。

Nikon D850
24-120mm f/4G、絞りF5.6
ISO 8000、ノイズ低減LOW

どうすればもっと良い写真が撮れるだろうか。


写真は自己満足という人もいるが、良い写真を撮るモチベーションを維持するには
共感を呼ぶ写真が撮れれば、写真を見た人からの称賛が得られ、写真を撮る意欲がわいてくる。
写真仲間とのコミュニケーションや撮影旅行、SNSでのいいねやコメントの励ましが、より良い写真を撮ろうとする力になる。

余りにも良い写真を撮ろうとするより、楽しみながら写真を撮ることの方が重要。
写真は自己満足かもしれないが、人生が楽しければいいんじゃない。

こだわりは必要だが、こだわり過ぎると自分勝手になる。

写真は芸術だ! 素晴らしい芸術作品を創ろう。

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技術でやれることはしれている。技術から入ると感性の邪魔をしてしまう。

逆説的になるが、うまい写真を撮ろうとするのをやめてみよう。
良い写真になるかどうかを考えるのではなく、自分が気になる、興味がわく、感動するのもを撮ってみよう。

時として、余計な気持ちが想像力や創造性の邪魔をしてしまう。
良い写真はとれなくてもよいので、感性に従いシャッターを押したい。

考え過ぎると平凡な写真になってしまう。
作り過ぎると面白くなくなってしまう。

スランプの時こそ何も考えず、ストレートに写真を撮る方が良いのでは
子供が思いもかけない面白い写真を撮ることがある。子供の心を持っていることも重要。
完全でなくてもよい。不完全さの中に面白さがある。
完璧に撮りすぎると、いつも同じ写真になってしまう。

写真は自由、正解は無い。自分が好きな写真を撮ってみよう。
Nikon D5
Micro Nikkor 60mm f/2.8G 開放

撮るものに困った場合、マクロレンズを持っていると、目に止まったモノを撮ってみるのもよい。

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うまく撮れた写真には遊びがある

完璧な構図が面白いとは限らない。
写真をうまく撮る人は外し方がうまい。
完璧でないものを楽しむ粋さも必要。


写真をA4からA3ノビ位にプリントしてみると、より深く写真を鑑賞でき、そこから、今度はこう撮ってみようという思いが生まれることもある。

Nikon D4
70-200mm f/2.8G で撮影
少しトリミングしている
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D850+35mmF1.8
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いつも見慣れた庭や散歩道でも、光のかげんで、違って見えることもある。

光を感じてみよう。

35mm f/1.8G、絞りF2.2

同じ場所を何度も訪れて撮るのもよい。違う季節、違うレンズ、違うアングル、ポジションで撮ると、同じ場所でも違った写真が撮れることがわかってくる。

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何気ないモノを単焦点レンズで撮ると味わいのある写真が撮れる。

Nikon Z7
50mm f/1.8、絞りF4
JPEG画像



_Z7A3595grad
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カラー・グレーディングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。

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いつも
「絵はがき写真けっこう、
 前と同じ写真けっこう、
 記念写真けっこう」
と言っている。

Nikon D850
28mm F1.4E
絞りF5.6


よく時間を過ごしたプラハ市民会館のカフェで親切にしてもらったウエイトレス。

こんな写真が写真の基本のような気がする。

「自分とは何か」をモデルだけでなく、撮影者にも問いかけることになる。

アメリカミネソタ州でお世話になった方の家で

モノクロにしていると、単純化され、モノの本質が見えてくることおある。

この方の人格を出す為セピア色のモノクロにした。


L1000038
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Leica CL
18mm
F8
セピア色
にした


美瑛あほでええんちゃう?

Steve Jobs も "Stay hungry! Stay foolish!" と言っていた。

映画「トップガン マーヴェリック」では
Don’t think, just do it! と言っていた。
綿密な準備があってこその言葉と思う。

難しいことを考えるとうまくいかなくなる。直感を大切にしよう。ワクワク感を大切にしよう。

一度無になってみるとアイデアがわいてくる。

いい写真を撮ろう、うまく撮ろうとすると、純粋な心が無くなり感性がわいてこない。

どう撮ろうと考えている内に良い瞬間を逃してしまう。

感性にまかせた方がよい。感性がシャッターを押す位でないとベストシャッターチャンスは撮れない。

自分を捨てることは難しいが、一度無になってみるとうまくいくことがある。


撮影旅行でも撮影だけでなく、
撮影地の文化、名産物、食事、
人との出会い等旅の楽しさを
満喫するようにすると、自然と
良い写真も撮れる。

和紙教室の皆さん
色紙とお菓子を有難うございました
展覧会には寄せていただきます



モノクロ写真に着色したり、
部分的にカラーを残したり、
彩度を極端に落とし元の色を
わずかに残す等の作品を
アート紙や和紙にプリントして
いる。

バックの森の濃淡や和紙の肌触り
等プリントの味わいがないが


写真に王道は無い。
努力しなければうまくならない。

たった一枚の写真の為に、雪が降る中、6時間以上、現場を動かず立ったまま待っていることもある。現場を離れればその席は無くなってしまう。

夏の日差しが強い中、朝から夕方まで、一脚や三脚を使わず、手ぶれ補正も無く、ピントから露出までマニュアルで、人差し指第1関節より先だけを動かし連写しまくったこともある。終わり頃には手が疲れて動かなくなる。目が疲れてきて、ピントが合っているかどうかわからなくなるが、慣れてくると不思議とピンぼけは少なく、ベストショットを撮れるようになる。

基礎を知っているだけなく、それを身に付けることで自分なりの応用もでき、基礎に縛られることなく、良い写真を撮ることができるようになる。


撮る前に良く観よう!
ベストアングル、ポジションに動こう!

一緒に撮影にいくと、沢山の写真を撮られる方がいる。後で写真を見て聞いても、何を撮ろうとしたか意思が明白でないことがある。

一方、良い作品を作ろうとテクニックや構図等を聞いてくる人があり、技術的に優れていても作品としての迫力が感じられない写真もある。

今日は良い写真が1枚撮れればよいと思い、じっくり観察して撮影対象の良さを調べ、どう撮るのがよいのか考えてから撮る方が、良い写真が撮れる。

勿論シャッターチャンスが重要で、良く観てから撮るより、考えてから撮るより、シャッターを押すことが重要な場合があるのは勿論。



ベストなアングル、ポジション、画角(どの範囲が写るか)を考え、その場に動いて撮影することが重要で、1ヶ所にじっとしていて撮影するだけではダメで、もっと遠くから、もっと近くから、もっと下から撮ってみたらどうなるか考え、実行してみよう。勿論場所を動けないこともあるが
カメラポジション、アングルを自由にする為、よほどスローシャッターにならない限り三脚や一脚は使わない。
ここで良い写真が撮れると思ったら、1時間でも、2時間でも良い瞬間が訪れるのを待つことが必要。雪の降る中、わずかな水分を補給しトイレにもいかず、6時間ほど立ったまま1歩も場所を動かずに待っていたこともある。


写真撮影の上達に最適な方法は、絞り、シャッター速度からフォーカスまで、全てマニュアルで、自動に頼るのではなく自分の意志で設定して撮ってみるのがよい。カメラのメーターや合焦表示は一切見ず、自分の感性を高めていくのがよい。

昔は全てマニュアルで操作、設定する必要があったが、今のカメラはオートがメインになってしまった。一度マニュアルで撮影してみると写真撮影の本質がわかってきて、自分の写真が撮れるようになる。

オートではオートでしか撮れない写真しか撮れない! 全てマニュアルで撮ってみよう!




オートで撮ればオートで撮れる写真しか撮れない。オートはある意味カメラメーカーのお仕着せであり、自分の意志を表すにはマニュアルで撮影するのがよい。極端な露出オーバー、アンダーで撮ってみよう。フィルムカメラと違って、今はすぐ結果が確認できる。

私の場合、ここぞと思う場合には、フルマニュアルに切り替えて撮影する。標準露出で撮らないので、一々露出補正するより、マニュアルで撮影する方が簡単になる。複数台のカメラを持っていく場合には、サブカメラで押さえの写真をオートで撮り、メインカメラはマニュアルにしている。

露出を極端に変えれば違う世界が見えてくる。慣れれば、そのイメージを脳に描き出すことができるようになる。

カメラの機能を使いこなす前に、マニュアルで全て撮れるようになることが先

hdrフォーカスもマニュアルでうまく撮れるようになれば、オートフォーカスが使いこなせる。

手ブレ補正を使う前に、手ぶれをさせない構え方を会得しておくことが重要。手ブレ補正無しでしっかり撮影できるようになると手ブレ補正でより遅いシャッター速度で撮れるようになる。

被写体をしっかり見るようにすれば驚くほど手ブレは起きない。スローシャッターでも、目で被写体を追い続ければ、流し撮りができるようになる。

連射もカメラに頼らず、自分の指で連射ができるようにしよう。人差し指第2関節の先だけで、柔らかくシャッターを押してカメラをぶらさず、高速で連射できるようになれば、むやみにカメラの連射を使うこと無く、うまく使えるようになる。

一方ノーファインダーでもうまく撮影できるようになれば、咄嗟での撮影にも対応できるようになる。

右は Fujifilm X100S をノーファインダーで、自分も動きながら撮影。このような撮影では画角が身についていることが重要で、単焦点レンズの方が使いやすい。

被写体を見ながら、カメラを見ずノーファインダーで撮れるようになるとスナップ写真はやりやすくなる。

いつでもシャッターが切れるように電源を入れっぱなしにしておくのがよい。

写真を撮ることがわからないよう、一眼レフカメラか、ミラーレスであれば液晶ディスプレイをOFFにできるカメラがよい。

レンズは単焦点レンズで、画角が身についている使い慣れたものがよい。

マニュアルフォーカスで撮ればタイムラグが無く、決定的瞬間を撮りやすい。

歩きながら、走りながら撮影できるようになれば、動きのある写真が撮れる。

余り写真術にはまってしまうと、自分の撮りたいものを見失ってしまうこともある。少し写真から離れて、対象をよく知り、観察することで、見えてくるものもある。地元の人に話しかけ、話しをした後で撮影させてもったり、モデルとお茶を飲みながら話しをしてから撮影に入るのも、一つの方法になる。

余り技術に凝りすぎても面白くない。撮影にのってくると、テクニックやピント、フォーカスより、良い瞬間をものにする撮影のリズム、タイミングの方が重要になってくる。

自分のスタイルを決め、どう撮るかが分かってくればカメラの設定もできるようになる。

良い写真とはどんな写真なのか。仕事の場合は明確で、クライアントが望む写真であり、クライアントが満足しなければ次の仕事はこない。

作品撮りの場合は、他の人を感動させる写真ではないか。

良い写真を撮るには、良いカメラとレンズが重要で、自分が好きなカメラ、レンズを使うのが一番。高いカメラやレンズが良いとは限らない。

カメラ以上に重要なのはレンズで、レンズの特質を知り、それを活かした撮影をすることが良い写真を撮る上で重要。レンズをうまく使いこなすことが写真上達のコツ。

昔から広角レンズを制するものは写真を制すると言われていて(私が言っていたのかな?)、広角レンズを使いこなすことから始めるのも一つのやり方。

レンズの画角(どこからどこまで写るのか)を身に付けることをまずやらないといけない。カメラを構えてから、ズームの焦点距離を変えてみたり、構図を変えたりするといつまでたってもうまくならない。又、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうことになる。

画角が身につくと、撮影の立ち位置がわかるようになる。カメラを構える前に、レンズの焦点距離を決め、どこに立って、どのようなポジションで撮影するかわかるようになる。

画角が身につけば、ほとんど瞬時に、ほとんど無意識に自然に、体が撮影位置に動くようになる。

写真は、できれば大伸ばしして鑑賞したい。A4サイズ以上、できればA3ノビで。小さな画像では良さがわからないが、大伸ばしすると良さがわかる写真もある。パソコンで等倍に拡大してアラ探しするのは好みではない。



単焦点レンズを使ってみよう。

ズームレンズは便利だが、うまく画面をまとめ過ぎ、面白みが無い写真になりがち。

単焦点レンズ1本で撮影するのもよい。1本だと標準レンズを考えがちだが、標準レンズは意外と難しい。標準ズームレンズの場合は、広角端と望遠端しか使わないようにしてもよい。

普段望遠を主に使っている人は広角を、広角を使っている人は望遠レンズ1本で、ベテランの人は今まで撮ったことのない超広角や超望遠を使ってみる。最初は撮りにくくてかなわないかもしれないが、何とか撮ってみようとしている内に、今まで撮ったことがないような写真が撮れるようになる。

好きなカメラ、レンズを持っていくことが重要で、価格で決まるわけではない。楽しまなければ良い写真は撮れないと思っている。



トレーニングは、28mmか24mm単焦点レンズか、標準ズームレンズの広角端を使い、絞り優先モードで、なるべく多くの写真を撮り、一つのレンズを使いこなすようにするのがよい。自分が動いて、被写体に接近して撮影するようにすると写真がうまくなる。

ズームレンズを使うコツは、ファインダーを覗いてからズームを変えるのではなく、先ず撮影する画角(焦点距離)を決め、ズームをセットし、撮影ポジションに移動してからファインダーを覗くことで、レンズの効果を活かした撮影ができる。ズームは微調整に留めるのがよい。

一番よくないのは、もう一歩被写体に近づくと良い写真が撮れるのに、ズームで合わせてしまうと、被写体と背景との関係、写る範囲、遠近感が変わり、迫力ある写真にならないことがある。構図の調整は自分が動いてするのがよい。


画像をクリックすると部分拡大画像が開く
「もしあなたの写真が良くなければ、あなたが充分近づいていないからだ。」とロバート・キャパが言っている。

近寄らずにズームで調整してしまうと迫力ある写真が撮れない。特に広角、超広角は1mmの焦点距離の差が大きい。ズームで調整すると、違う写真になってしまう。

本当は単焦点レンズを使いこなした後でズームレンズを使う方がよい。

便利なことは必ずしも良い作品をつくることにならない。

画角がわかるようになれば、次は写真の本質に迫ること。
近づいてアップで撮ることで達成できる時もあり、引いて全体を入れ、背景で場所を説明することで本質が見えることもある。

広角が使えるようになれば、次に85mmか105mm位の単焦点レンズか、標準ズームレンズの望遠端を使ってみる。絞りでボケのコントロールが無意識にできる位にならないといけない。自分の意志で絞りを設定して撮影できるようになると、レンズの特性を活かした表現ができるようになる。特にポートレイト撮影ではボケのコントロールが重要になる。詳細 こちらの記事をご覧下さい。

今日はこのレンズで撮るんだと1本だけ持って行くと、意外と良い作品ができる。レンズを使いこなすことが重要で、レンズを使う楽しさは単焦点レンズにあると思っている。詳細は こちらの記事をご覧下さい。

街を歩いていて気になるモノがあれば撮って見よう。

右はコントラストを上げ、彩度を上げて気になったモノを強調している。

軸心が無ければ撮影意図が生まれない。しかし、何も考えずに、何気なく撮った写真が良いこともある。写真は難しい。しかしそれが楽しい。


木を見て枝葉を見るだけでなく森をみることが重要。枝葉を知らなければ森は見えてこない


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A4以上、できればA3プリント以上に大伸ばししてみると、写真を深く鑑賞できる。

大伸ばしして写真の良さがわかる写真もある。

画像処理により、写真の良さを引き出せる場合もある。

ただ、やり過ぎは画質を痛め、又違和感がある写真になることもあるので、適度に適切なやり方で行う必要がある。

夕日の雰囲気を出す為ホワイトバランスを調整し、グラデーションツールで夕日を強調した。



シネマティックな雰囲気を出すようカラーを調整し色を作り込んだ。

カラー・グレーディングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。




要望により拡大画像を載せていますが、低画質画像です。
著作権侵害は犯罪です。法的措置を講じています。

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