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美瑛
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写真は、
技術と芸術的感性の融合、
いわば右脳と左脳の共同作業であり
それが写真の面白さでもある。











14-24mm f/2.8G 広角端で撮影
大きくプリントしないと
良さがわからない写真がある。
この写真は全倍にまで
プリントした


技術の裏付けがあって、感性が活きる。カメラ・レンズの使い方、写真の撮り方を知り、使いこなすことで、表現の幅が増える。
一方、技術にこってしまうより、素直に撮影対象を見つめ、感動の瞬間を撮影することで、素晴らしい写真ができることもある。

芸術は自由な発想から生まれる。テクニックから先に入ると自由な発想のじゃまをする。上手な写真が良い写真とは限らない。
感性が先にあり、テクニックがついてくるのが望ましい。技術的な未熟さがあっても、直感で撮った写真には強さがある。

写真は感動を記録するものだと思っている。良い写真は、フォトグラファーの感動が伝わってくる。
写真は、ある一瞬を切り取る作業。その一瞬に感動する。感性がシャッターを押す位でないと一番良い瞬間を撮れない。
良い作品は空間の流れ、時間の流れを感じさせてくれる。多くを語るより1枚の写真が、より多くのことを、より深く伝えることがある。

仕事では仕事の流儀があるが、作品撮りでは、自分の撮り方で撮れる。ここでは作品撮りを前提に説明している。
研究会や、写真仲間との話しの内容をまとめてもらったものです。(このホームページは若い人のサポートにより運営しています。)


感性を磨く


美瑛自分が感動しなければ他の人にその感動を伝えることはできない。
一番重要なのは、自分の思い。自分がこんな写真を撮りたいという強い意志が無ければそういう写真を撮ることができない。
強い思い入れが必要だが、思い入れが強すぎると自分勝手になってしまう。そこが難しい。

写真を撮る前の準備は重要だが、撮影現場での感動や思いの方がもっと重要と思っている。
綿密な計画を立てても良い写真が撮れず、準備もなしに何気なく行った先で良い写真が撮れることもある。それが写真の面白さであり、その一瞬をものにすることが、良い写真を撮ることにつながる。

技術から入ると、その枠に囚われてしまう。技術が感性の邪魔をすることがある。
既成概念を打破し、白紙の状態で湧き上がる感性を表現することで、自分の作品ができる。
初心者の方が撮影した写真に、自分の枠を超えた素晴らしい作品を見ることがある。

普遍的な解は無く、あったとしても面白くない。解は一人一人異なる。個性があるから面白い。
芸術的センスは感性により作られる。

あほでええんちゃう? 
Would'nt it be better to become 'aho' (foolish) when shooting?

難しいことを考えるより、直感を大切にしよう。ワクワク感を大切にしよう。

いい写真を撮ろう、うまく撮ろうとすると、考えている内に良い瞬間を逃してしまう。感性にまかせた方がよい。感性がシャッターを押す位でないとベストシャッターチャンスは撮れない。

感動は瞬間に訪れる。自分に正直でないとその瞬間を味わえない。
うまい写真を撮ろうとすると邪魔な心が入ってくる。余計な気持ちが想像力や創造性の邪魔をしてしまう。

自由な発想で、自分の感性を表現する素晴らしさを知ろう。クリエイティブの楽しみを知ろう。

考えすぎるとうまく表現できない。素直に感性のまま撮ってみよう。その為にはカメラやレンズはシンプルなのがよい。言い換えれば考えなくても手が動く位カメラやレンズを使うのがよい。技術が先行するより、自然と技術を使えるのがよい。

感性が勝手に技術を使ってくれるのが望ましい。昔は寝る時もカメラを横に、操作しながら寝た。無意識に操作ができるようになる。

若い人の写真を見させていただき、はじけるものがある写真に感動することもある。未熟な中に若さがある。面白さがある。

直感は子供の方が優れている。怖さを知らなくなると、不完全さを認識しなくなると直感は失われていってしまう。もうこれでよいと思うと直感は退化していってしまう。もっと良い写真を撮りたいと思い、訓練すると、良いと思った時には既にシャッターを押しているようになれる。

写真が語ってくれる。Photographerは一瞬を記録し、観る人に渡す仲介役なのかもしれない。しかし、それ故、どの一瞬をどう切り取るかが写真の根幹で、一枚の写真が多くのことを語ってくれる。

風の音が聞こえる風景写真を撮ってみたい。自然の偉大さがわかるネイチャー写真を撮ってみたい。街のざわつきが伝わる写真を撮ってみたい。人の声、息遣いが聞こえる人物写真を撮ってみたい。

美瑛
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14-24mm f/2.8G 広角端で撮影
北海道に行ったら猛吹雪で、撮影をほとんど諦めていたが、一瞬青空が出て、地面に寝っ転がり
14mmにセットして2枚を撮影できた。

次の瞬間にはこのような風景は無くなっていて、良い写真をものにできた感触があった。


若い頃撮影した写真
良い写真とは何だろう。
少なくとも、自分が良いと思い、好きな写真でなければ他の人にそれを伝えることはできない。

好きな写真が撮れるまでとことん撮ろう。

素晴らしい写真は
ストーリーを感じさせてくれ
ドラマが生まれる。

完成していないところに個性がある。
未完成であるから面白さがある。


良い写真には時間的、空間的な広がりがある。

余りにも説明しすぎないこと。説明しすぎると思いが伝わらない。むしろ想像してもらう楽しさを残すこと。描写されていないところに面白さがある。(ここでは作品撮りを前提に述べている。)

mag 2感性を磨くことは、普段の生活の中から始まる。

映画館で映画、美術展や写真展で絵画・写真を見る。写真集を見る。

絵を描いている人、物を作っている人等多くの芸術家や職人の方と話しをすることも楽しく、勉強になる。

歴史や文化を知ることは楽しく、勉強になる。

Vogue米国版等の海外の雑誌を購入し、好きな写真はスクラップしている。

P1170169多くの美術書を手元に置いて、リクライニングチェアで読んでいる。

最近買った本:
野本和嘉氏の「地平線のかなたから 人と大地のドキュメント」クレヴィス発行

何度も読み返し、見る本になる。



「本物」を見る、「本物」にふれる、「本物」を使おう。そうすれば感性は自分の中に育ってくる。


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小雨の中で撮影。50mm f/1.8G、F4
インターネットを見ることはほとんど無く、プリントされた作品、写真集や雑誌で写真を見ることを大切にしている。

写真を撮る上で重要なのは、被写体を見た時、カメラを構える前に頭の中にスケッチができていることだと思う。デッサンは絵画や、デザイン等の上達法であると言われており、頭の中でデッサンをするとも言える。

研究会では、A4サイズからA3ノビサイズにプリントして写真を皆で鑑賞し、意見交換している。プリントはパソコンやプロジェクタで見るのとは違い、作品性を見るのによい。

技術的質問は後にし、まずはどのように感じて撮影し、他の人がどう感じるかを話し合う。

皆さんの多くのプリントを見させていただき感謝している。私の作品は全てプリントしてスクラップブックに入れており、要望により皆さんに見ていただいている。

私は美術書や美術雑誌を見たり、美術館やギャラリーで実物をみることを重要視している。家ではインターネットをほとんどやらず、パソコンもスマフォもテレビもなるべく見ずに過ごすようにしている。

エルスケン、エリオット・アーウィット、ヘルムート・ニュートン、ブレッソン、ジャンルー シーフ、デニス・ストック、グリーンバーグ達の写真集は、何度も繰り返し見ているが飽きない。

しかし、作品をほとんど見たことがなくても構わない。作品づくりに初めて挑戦した人が、いきなり新鮮で素晴らしい作品を撮ることもあり、それが写真の面白さになっている。

好きな言葉

何もしなければ創造性は生まれない。
絵を描いたり、詩を書いたり、写真を撮ったりする時の感性や感情、アイデアから、
我々の経験や予測を超えて生まれ変われば創造性が生じる。
創造性は自己表現の欲求である。
もし各々の道を深く探求しようとすれば、全ての人が創造的になれる可能性がある。
そうすれば我々の作品は我々自身の一部となる。
      from "Creativity is the basis of self-expression" by Peter Lindbergh 
      ▶ Please read his essay

もしあなたの写真が良くなければ、あなたが充分近づいていないからだ。
"If your photos aren't good enough, you're not close enough - Robert Capa"

「決定的瞬間」 アンリ・カルティエ=ブレッソンの本のタイトル
"Image a la Sauvette" - Henri Cartier-Bresson

カメラの使い方


全てマニュアルで、補正はオフにして撮ってみよう。カメラの基本性能の確かさがわかる。写真の本質が見えてくる。

オートではオートでしか撮れない写真しか撮れない! 全てマニュアルで撮ってみよう!

良いカメラ・レンズは、良い写真を撮るよう、inspireしてくれる。Creativityを高めてくれる。

DSC_0004w決して高価なカメラ・レンズが良いわけではない。

便利なカメラ・レンズが良いわけではない。

本当に好きになれるカメラ・レンズがその人にとって一番よい。

良いカメラ・レンズを使おう。
どちらかというとレンズを使うためにカメラがある。

このレンズを使うと良い写真が撮れるというレンズを見つけるのがよい。

なるべく大伸ばしプリントされた写真を見ることが重要。

いつも小さな写真しか見ていなければ大作はできない。

良い写真を沢山撮ろうとするより、1枚傑作が撮れればよいと考える方が良い写真が撮れる。

画像を余りにも気にするより、作品づくり、作品を見ることを楽しもう!



構図にこだわると定型的な写真になり、整いすぎて面白みが無くなってしまう。

構図は写真の訴える力を強くすることができるが、
余りにもこだわると、整いすぎた写真になり面白みが無く、定型的な写真になってしまう。

写真を撮るとき構図を考えているかというと、ほとんど考えていない。それは本能的に瞬時に決めカメラを構えていて、むしろ決定的瞬間を撮ることに注力している。

現場では構図を考えている暇はないとも言える。自分が動いて、撮影場所や撮影ポジション、アングルを色々変え、カメラを構えた瞬間にはシャッターを押して、その瞬間を捉えていると、思わぬ良い作品ができることもある。

構図は「しん・そえ・たい」で考えるとうまくいく。

「しん」だけでは面白くない。「そえ」や「たい」があることで画面に物語ができ、想像力をかきたてることができる。

「そえ」や「たい」との対比により「しん」をより強くすることができ、面白さが増し、写真を魅力的にできる。

沢山説明しようとするとうまく伝わらない。ポイントを絞ることが重要。

写真の構図の詳細は
こちらの記事をご覧下さい。


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カメラを構える前に、被写体をよく観察し、もやみにシャッターを切るのではなく、作画意図をもってシャッターを押そう。

感性にまかせて撮った結果、主題が画面からハミ出したり画面が傾いていても、撮った時の感動が伝わる写真には強さがある。

わざとやろうとしてもうまくいかない。感性で自然とそうなってしまったのがよい。

撮影現場では構図を考えることはなく、自分の感性を信じて撮影する。

多くの写真を見させていただき、構図以前の問題として、何に惹かれて撮ったのか曖昧な写真がある。

構図よりもっと大切なことがある。

技術よりもっと直感を大切にしよう。


理屈で説明しようとするとくどくなってしまう。ストレートに表現するのがよい。

_DSC4331脇役、背景を大切にしよう。

優れた映画を見ると、主役の魅力が素晴らしいが、脇役の演技、ロケーション(背景)により、主役の魅力が引き立てられていることが多い。

芝居や映画を見ると、間が重要なのがわかる。写真でも同じで間が魅力を増してくれる。

写真は一瞬を切り取る作業。時間的、空間的ストーリーを頭に描き撮ってみよう。良い作品は時間の、空間の流れを感じさせてくれる。

ローアングル、ハイアングルで撮ってみると違う空間が見れる。可動式モニターで見るのではなく、自分が寝っ転がり、椅子や脚立等に乗って、まずは自分の目で見てみよう。

アングルを変えて撮ってみよう。

三脚を使うと、どうしても撮影場所やアングルを変えるのが億劫になるので、私はほとんど三脚を使うことはなく、自分が動きまわり、最適なカメラ位置を見つける。

_DSC4331

最近では手ぶれ補正機能が付いた
カメラやレンズがあるが、それに
頼るだけでなく、手ブレしにくい
撮り方をすることが重要。

Nikon D750
Tamron 90mm F2.8、絞りF6.3
ISO 12800 まで使えたので
手持ちで撮影できた。


手ブレは一般的に上下方向が大きいので、足を前後に開き、土台をしっかりさせる。左手の肘は身体に付けレンズを保持する。右手で余り強くカメラを握るとかえって手ブレすることがあるので、カメラを保持できる最低限の力でよい。自分が三脚になればよい。

シャッターを押す時に手ブレが発生するので、指の第2関節より先だけを動かし、最低限の力で、素早くシャッターを押す。指先だけを動かし連写する練習をするとよい。

もう一つ重要なのは、被写体を凝視すること。慣れると無意識に手ブレを補正するようにできるようになる。流し撮りでも被写体の動きに合わせられるようになる。

hdr

決定的瞬間のとらえ方


スチルはムービーと異なり瞬間を記録するものであり、一番良い瞬間をとらえることで、強い印象を伝えることができる。

1枚の写真で多くのことを物語ることができる。瞬間をものにすれば、本質を語ることができる。

感性を大切にして決定的瞬間をものにしよう!

突風に驚いたモデルの自然な表情を咄嗟に撮影した。

一番重要なのは、良いと思う感性であり、良いと思った時にはシャッターが押されていないと遅い。瞬間を撮影できるよう反射神経を鍛え、いつ撮影したかわからない位にしないとベストタイミングで撮影することはできない。

L1000169ほとんど本能的に、良い瞬間には意識せずシャッターが押されている位にならないとベストショットは撮れない。

モデル2人と散歩しながらスナップ

めったやたらとシャッターを切るより、被写体をよく観察し、ここぞという時シャッターを切るようにした方が、シャッターチャンスをものにし、良い写真が撮れることが多い。

舞子余りピントやブレのことを考えるより、ピンぼけやブレても構わないと考える方が良い瞬間を捉えられる。

スナップ撮影ではシャッター速度を遅くすることで動感表現をすることができる。

右はシャッター速度を1/10秒まで遅くして
動感表現。手持ち撮影

スローシャッター、スローシンクロのテクニックについては
こちらを参照下さい。




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毎日空シャッターを押し、寝る時も枕もとに置いてさわる位、カメラやレンズを使いこなすことで、ほとんど無意識に設定をして写真が撮れるようになる。

練習としては、テニス等で、ボールを画面内に入れ、ベストショットが撮れるようシャッターが押せるようになる反射神経を訓練する。シャッターが切れる寸前までシャッターボタンを半押しして待ち、シャッタータイムラグを考慮して、指先だけで瞬時にシャッターが切れるようにする。

実をいうとテニスはボールの軌道を予測しやすく、わりと撮影しやすい。次はボールの速度が早い卓球や野球、動きが予測しにくいラグビーで練習するとよい。連写に頼っていてはいつまでたっても自分を鍛えることはできない。

決定的瞬間と思った時には、既にシャッターが降りていなければベストチャンスをものにすることはできない。決定的瞬間を感じ取り、それを予測する判断力と、シャッターを押せる反射神経がなければ、良い写真を撮ることは難しい。

予選等で、連写もVRも使わず、自分の指で連写する練習をして写真が撮れるようになると、本番で思った写真が撮れるようになる。

スポーツだけでなく、ポートレート撮影でも、仕事の写真でも、決定的瞬間を捉えることが重要で、例えば、イベントの記録写真を頼まれた場合、テープカットの一瞬を撮影するには、予測してシャッターを押すことが重要になる。決定的瞬間を逃せば、次の仕事はこないと覚悟しないといけない。

右の写真は中判に中望遠レンズを付けていて、赤いマフラーとコートの色が美しかったので撮ろうとしたら、最短距離が長い為にピントが合わず、又画角が狭すぎた。やむを得ず奥にピントを合わせたところ、マフラーが美しくぼけ、冬の高山のイメージを表現することができた。

写真は99%の準備と1%の動作で成り立つと言われ、準備が重要だが、集中力の99%は撮影の瞬間に使うべきと思う。

スポーツ等の動体撮影だけでなく、ポートレートやスナップでも、動体撮影と考えるのが望ましい。

意図してブラす場合は別として、手ブレに気をつける必要があり、手ブレ限界シャッター速度以下では、頑丈な三脚を使うか、手ぶれ補正VRレンズを使うのがよいが、手ブレをさせないテクニックを身につけることも重要。

手ブレ補正はあくまで補正であって、足を開いてしっかり立ち、カメラ・レンズをしっかり、しかし強すぎずに柔軟に握る。

指先でシャッターが切れる直前まで半押しした後、ほんの少し指先を動かすだけでシャッターボタンを押して、手ブレしないようにする訓練を行うと、意外と低速度まで手ブレせずに撮れる。

光の活かし方、ライティング


光を読むことができるようになると写真がうまくなる。

晴天時順光であれば、空が青くなる。

逆光であれば空が白くなるので、空を入れない方がよい。逆光で空を青くしたい場合はフラッシュを使うと、バックが暗くなり青くなる。曇空の場合はどうしようもないので空を入れずに撮影する方がよい。

右は順光、下は逆光での写真。

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風景写真では、特に朝日、夕日は見慣れた風景を感動のイメージに変えてくれる。


RAW現像・画像処理をすると、
光が重要な事がわかってきて、
写真を撮る時から光を活かす
ことができるようになり、
写真がうまくなる。

モノクロに変換して
色の情報を無くすと明暗差がわかり
光が生かされているかどうかわかる。


露出補正すると
違う世界が見えてくる!


標準露出では誰にでも撮れる写真になってしまう。

プラス2EV、マイナス2EV、
場合により3EV、5EV変え
撮影すると、今までとは違った世界が見える。

露出補正よりマニュアル露出で撮る方がやりやすい。





ベルギーのブルージュの朝の光と影を活かして街の雰囲気を伝えた。


日が沈んでしばらくたったトワイライトの時に撮影するとドラマティックな作品ができる。

夜の撮影、
イルミネーションをバックの撮影
          については
こちらの記事をご覧下さい。

Df+14-24mmF2.8_DSC5636

ニコンのフラッシュシステムは昔から露出精度が良く、自然な感じに光らせることができるが、最新のニコンクリエイティブライティングシステムではさらに進化したライティングが行える。

例えば上のカメラの写真は後ろの窓からの光が強かったので Nikon D800E の内蔵フラッシュをコマンダーとして、左側に置いた SB-700(ディヒューザー取付け)をワイヤレスで発光させている。簡単に正確 なライティングが行える。

内蔵フラッシュが無い Df や D4 ではカメラに取付けた
SB-500、SB-700やSB-910をコマンダーとして使える。

右は Nikon Df にSB-700を付けバウンスさせ、コマンダーとし、
SB-910をメイン光としている。

曇り空でポートレート撮影すると、肌の色がくすんでしまうことがあり、そんな時には弱くフラッシュを当てると良い色になる。

_DSC5636_DSC5636

上の左は Nikon D750、58mm f/1.4G に SB-500 を使ってみた。SB-500 は単3電池2個で使え、軽量なので D750 に合う。補助光として使う分には光量も問題ない。

_DSC4331右は SB-400 に自作のディフューザーを付け、調光補正を-1EVとし、目立たない程度にフラッシュをあてた。
Nikon D800E、85mm F1.4G、絞り f1.6

作品撮りではなるべく自然光を大切にし、レフ板やフラッシュは控え目に使っている。

商用のスタジオ撮影ではモノブロックかジェネレータータイプのライティングを使う。

内蔵フラッシュをそのまま発光させると、光が強すぎるので、補助光として使うのがよい。

クリップオンストロボは、内蔵スラッシュより発光量(ガイドナンバー)が大きいので、バウンスやディフューズしても十分な光量が得られることが多い。

私の場合は、ディフューザー(手作りの場合もある)を付けて使用している。







_DSC4331

Nikon Df、
18-35mm f/3.5-4.5G
広角端、絞り開放、
シンクロ


stand_D720836gami_1170431w

ライトスタンドはそんなに高くなく、軽量なので、できれば1本持っているとよい。

私は旅行用にマンフロット製ナノポールKITを使っている。キャリングバッグが付属しているので持ち運びしやすい。
全伸高は2m以上でロケーション用として十分。脚部は設置方向と逆方向に折りたため、格納高59cmになる。
ボール部を脚から離し、手持ちで使えるので、アシスタントに持ってもらうことができるのもよい。
クリップオンスピードライト、アンブレラの取り付けができ、アンブレラはバッグに一緒に入る85cmを使っている。

フラッシュ直射光は強すぎるので、スピードライト ディヒューザーやバウンス アダプターを付け、光を柔らかくすることができる。

ライティングは、メイン・ライトと
フィル・イン・ライトで考えるとうまくいく

ライティングの詳細は こちらの記事をご覧下さい。

右は雪の雰囲気を出す為、日中シンクロでフラッシュを発光した。

Nikon D800E、24-120mm f/4G
F4、1/80sec、露出補正+4.67


こちらは段階露出で-2.67EVで撮影

朝日が差し込む嵯峨野の竹林。

モノクロ写真撮影は、光を読んで撮影する勉強になる。

Leica M Monochrom
Voigtrander 21mm F4

露出、シャッター速度


一般的にはいわゆる適正露出で、白とび、黒つぶれが無い画像が良いのかもしれないが、私の場合は標準露出で撮影することは少なく、作画意図により積極的に露出補正し、サブカメラで標準露出で撮影して押さえの写真を撮っておくようにしている。

ローキー、ハイキーで撮影した方が、雰囲気がでることもある。作画意図により露出補正を加えるとよい。

明暗差が大きかったり、画面に白や黒色部分が多い、露出が難しい場合には、オートブラケットで露出を変えて撮影しておくとよい。






明暗差が大きい場合、一つの画像で表示できる範囲を超えてしまう場合、カメラが自動的に階調補正するアクティブD-ライティングやHDR(ハイダイナミックレンジ)処理がある。私の場合には自動で処理されるのを好まないので撮影後に調整する。

明部に合せた露出と、暗部に合せた露出の両方を撮影しておき、両方の良い部分を選択するHDR処理は手動でも簡単にできる。詳細は こちらをご覧下さい。

シャッター速度をスローにすることで動感表現することができ、動きを強調できる。

一番右はスローシャッターで動感表現した。
左はスローシャッターで水の流れを表現した。

スローシャッター、スローシンクロについての詳細は
こちらの記事をご覧下さい。

ボケのコントロール



右は28mm F1.8、
下は85mm F1.8で撮影





大口径単焦点レンズの魅力は、ボケの美しさにある。

上は85mmと50mm

右は24mmで撮影

望遠レンズとなると、小さの撮像素子でも、又暗いズームレンズでもぼかすことができる。右は Nikon 1 J1、30-110mm f/3.8-5.6 望遠側 約300mm開放で撮影。

レンズの特性で重要なのはボケのコントロールで、ボケの大きさは、撮像素子の大きさ、レンズの焦点距離、撮影時の絞り値、被写体までの距離とバックまでの距離等により異なるが、同じ条件として、レンズの絞りを変えることで、ボケの大きさをコントロールできる。

その為、撮影モードはマニュアルか絞り優先モードを推奨する。

一般的に、中途半端なボケは主題をあいまいにしてしまうので好ましくない。ズームレンズは大口径でも f2.8 であり、単焦点レンズの f1.4 と比べると2段の差があり、ボケを活かした表現には単焦点レンズの方がよい。望遠側は f2.8 でもボケが大きいが、中望遠から広角域では f2.8 ではボケの大きさが中途半端になりやすい。

大口径 f1.4 単焦点レンズは高価だが、f1.8 であれば比較的安く、ボケの大きさもほとんど変わらない。上は 28mm f/1.8G と 85mm f/1.8G で開放近くで撮影しているが、ボケが大きく美しい。右は 24mm f1.4 を使い、広角でボケの美しさを活かした。

f2.8 の大口径標準ズームレンズは意外と使い方が難しく、単純なバックの場所を選んだり、バックまで距離がある場所を選んだりしないと、中途半端なボケになりやすい。それより、ズームはスナップ的に絞って、背景描写を加えて撮影する場合や、風景で絞りこんで撮影する場合に活用することに割り切り、f4 や f3.5-4.5 程度にして、単焦点レンズを加える方が、重量的に、価格的に、又表現範囲としても好ましい。

ボケの美しさは、ボケの大きさだけでなく、ピントがあったところからボケの始まり、ボケた部分へのつながりや諧調性、ボケた部分の形状、ふちの明確さ、二線ボケ等、複雑にからみあい、ズームレンズのボケも最近ではきれいになってきたが、一般的に単焦点レンズの方がボケがきれい。

又、撮像素子は大きい方がボケの大きさ、美しさで勝り、特に、広角から標準レンズでボケを活かす場合(被写体が遠い場合やバックが近い場合は特に)や、少し絞って背景描写を加えて、わずかにボケた部分を活かしたい場合には、フルサイズ(FXフォーマット)カメラに優位性がある。

風景では近くから遠くまでピントを合わせるパンフォーカスがよく使われる。被写界深度が表示されたレンズを使うとうまくいく。右は 20mm をF11まで絞って撮影している。

カメラ・レンズの特性、使い方は こちらの記事をご覧下さい。

ワークフロー


カメラの設定から後処理までのワークフローを決めておくと、効率的に処理ができ、完成度の高い作品が得られる。

自分の思い通りの色や明るさで出力するには、カラーマネージメントをする必要があり、ワークフローを決めておくとよい。

カラーマネージメントとは、プリントやパソコンの出力で思い通りの色を出す為、色の基準を統一することで、統一方法に色々あるのが、私は色空間(カラープロファイル)をAdobeRGBで統一するのがよいと考える。

カラーマネージメントの詳細は こちらの記事をご覧下さい。

撮影現場では、記録したデータの取り扱い方を決めておくと、安全に効率よく撮影ができる。

_1170521Think tank photo Stuff-it! は小さなポーチだが、歩いたりしゃがんだりする時にじゃまにならないのがよい。

フォトグラファーにとって最も重要なのは撮影データ。撮影直後、同時記録したダブルスロットのメディアは
別々の所に入れ、一つは必ず身に付けるようにしており、何があっても一つのメディアが残るようにしている。
thinkTank Photoのメディアケースを紐に付けたクリップでポーチに留め、落ちないようにしている。

又、できるだけ早く(なるべく撮影現場で)携帯用外付けハードディスクやSSDにバックアップを取るようにしている。

オフィスでは、まず元データのRAWデータを日付順のフォルダに入れ、外付けハードディスクにバックアップする。

選択した画像をRAW現像し、基本的な処理をした後、16bit TIFFデータとして、テーマ別フォルダに出力する。

このTIFFデータを画像処理し完成させる。上記とは別の外付けハードディスクにTime Machineで常時バックアップしており、さらにテーマ別フォルダは別の外付けハードディスクにバックアップする。

カメラの設定


撮影対象に合うようカメラを設定することで、楽に良い写真が撮れる。カメラには設定を記憶できる機能があるので、登録しておくと変更しやすい。

Nikon D5、D810 等では撮影メニューとカスタムメニューをそれぞれ4種類記憶させておくことができ、Nikon D750 や D7200 では撮影モードダイヤルにユーザーセッティングモード2種類、U1とU2を記憶させることができる。

私の場合、Nikon D5 及び D810 にはスナップ、ポートレート、風景、動体モードを記憶させている。D750 にはU1とU2の2種類しかないので、U1はポートレート、U2は風景に設定し、スナップや気楽な撮影の時はP:プログラムオートやA:絞り優先モードを利用している。

風景の場合は、露出ディレイモードにし、シャッターはレリーズ専用に、オートフォーカスはAF-ONボタンに分離し、ブレを最大限防止し、使いやすくしている。又、基準露出を-2/3EVに設定している。

動体モードではAF-C、3D-トラッキングモードとしている。下記オートフォーカスの説明参照

ちなみに仕事用のメインカメラは基本的に変更せず、レンズと共にバッグに入れており、間違いがないようにしている。

画質モード


高画質な画像を得る為にはRAWで撮影するのがよい。RAW とは、デジタルカメラの撮像素子(CCD等)で得られる元々のデータで、カメラ内で画像処理するJPEGデータより一般的に画質に優れる。

RAWで撮影しておくと、後でホワイトバランスや露出を変えることができ、画像を劣化させることなく画像処理することができる。

デュアルメディアスロットの場合はJPEGと2種類の画像を同時記録しておくと、万が一のメディアのトラブルでも安心出来る。

元々のRAWデータのラティチュードは広いので、RAWで撮影すれば、RAW現像時露出を補正でき、適正露出が得られる。詳細は こちらをご覧下さい。

デジタル写真のラティチュードはJPEGの場合ネガフィルムに比べ狭いので露出差が大きい時や、難しい露出の時は段階露出をするのがよい。

12bitモードと14bitモードのどちらがよいか聞かれるが、RAW現像後16bitTIFFに変換することを前提とすれば認識できる範囲で違いが無いと言える。

スポーツ写真等では12bit RAWで記録し撮影可能枚数を増やしている。


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作品撮りでは、なるべく多くの情報を記録しておくことが重要で、撮り直したいと思っても、二度とその瞬間は来ない。

RAWは撮像素子に記録された情報を生で記録したデータで、1枚の写真に表現できる量をはるかに超えており、ある範囲内でほとんど劣化無しに、明るさや色を変えることができる。

カメラのJPEG出力はデータ量が小さいが、その分多くの情報が失われている。又、ある意味、記録されたデータの中からカメラメーカーが作り出した画像になる。

高画質の作品づくりを行うには、RAWで撮影することが必須と言ってもよい。

RAW現像、画像処理については下記。

撮影モード


オートモードやシーンモード、各種エフェクト効果は、カメラが適切な設定にしてくれるので失敗が少ないが、作品づくりとしては平凡になり易く、又、何時まで経っても撮影技術を習得できなくなる。

一番おすすめの撮影モードは、A(絞り優先モード)で、絞りによりボケのコントロールができる。最初は絞りをどれだけにしてよいかわからないので、絞り開放とf5.6位の両方で全て撮影し、その違いを体感するのがよい。

スナップ撮影等シャッターチャンスが重要な時は、P(プログラムオート)で撮影し、余裕がある時はプログラムシフトをして絞りを変えて撮影するのがよい。

S(シャッター優先モード)は、スポーツ写真でシャッター速度が重要な時や、スローシャッター等シャッター速度をコントロールする時利用するのがよいが、慣れてくると、絞り優先モードでシャッター速度を見ながらコントロールできるようになる。

M(マニュアルモード)では、絞りとシャッター速度を自分でコントロールできるが、感度を自動設定にしていると、感度を調整して露出調整するので、感度調整自動モードのようになる。(ニコン D7200の場合。以下同じ)

レリーズモード


1コマ撮影が一般的だが、私の場合は高速連続撮影にして3コマで停止するようにしている。撮影チャンスは二度と訪れないので、逃さないようにシャッターを多めに切るようにしているが、沢山連続撮影しても良い瞬間をとらえることは難しい。シャッタータイムラグを考慮して、ベストチャンスの少し前から3コマ程度がちょうどよい。

風景等でじっくり撮影する時、三脚を使ってライブビュー撮影で、露出ディレイモードにすると、スローシャッターでもブレを最大限防げる。

オートフォーカス駆動をAF-ONボタン(Nikon D750 では 設定変更によりAE/AFロックボタンを使用)にして、オートフォーカスとシャッターを分離した方が使いやすい。これはポートレート撮影でもやりやすい時がある。

AFモード


AF-S(シングルオートフォーカスモード)でほとんどの場合よいが、動体撮影する場合は、AF-C(コンティニュアスAFモード)を使うと、ピントを合わせ続けてくれる。被写体が動いていると予測駆動フォーカスでピントを追い続けてくれる。

AF-A(AFサーボモード自動切換え)は、被写体が静止している時はAS-S、動いているとAF-Cに自動的に切り替えてくれる。

Nikon 80-400mm

右は早いダンスを AS-C(コンティニュアスオートフォーカスモード)に3D-トラッキングモードを組み合わせ撮影した。

Nikon D800E、AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR 使用。AFスピードが早く、D800E が被写体を捉え、動体撮影がやりやすかった。手持ち撮影だったが、手ブレ補正がよくきき助かった。














下は Nikon D5、105mm f/1.4E、絞りF1.4、高速連写で撮影した画像で、激しい動きを確実にトラッキングしてくれた。



AFエリアモード


ピントを合わせる方法を選ぶことができ、オートエリアAFでは被写体を判別してピントを合わせてくれ、人物がいる場合には人物にピントを合わせてくれる。フォーカスロックしなくても被写体を追尾してくれるので、3D-トラッキングより簡単でよい。

ポートレートで目にピントを合わせる場合や、マクロ撮影でピントが合う範囲が少い場合は、シングルポイントAFを使うのがよい。

マニュアルフォーカス


Nikon D700 20mm時としてマニュアルフォーカスの方が使いやすいこともある。

古いマニュアルフォーカスの Ai 20mm F3.5 を未だに使っている。



マニュアルフォーカスレンズピントの合わせ方は慣れれば難しくない。
詳細は こちらの記事を参照下さい。



水着ポートレート







水着ポートレートについては
こちらの記事を参照下さい。

マニュアルフォーカスのやり方は、合焦マークで行ったり、ライブビューで合わせることもできるが、ファインダーのマット面でフォーカスを合わせることもできる。

フォーカスリングを素早く動かしピントが合うところを確かめてから、ピント位置を手前からゆっくり動かし、ピントが合ったところで止める。少し前ピンになるが、被写界深度は手前に短く、奥に長いのでこれでよい。又、人物のアップでは、瞳よりまつげにピントが合うので都合がよい。

1枚写真を撮ったら、ピントを細かく調整しておさえの写真を撮る。
只暗いズームレンズではマニュアルでピントを合わせるのは難しい。

今では目が悪くなり、オートフォーカスに頼っているが、よく見えなくても不思議とアウトフォーカスがわかり、身体を前後に移動してピントを調整することもある。

慣れればマニュアルでフォーカスを合わせることは難しくない。

20mmは被写界深度が深いので、例えばf8まで絞れば、1.2mから無限遠までピントが合う。これを覚えておけば目測でセットでき、オートフォーカスより早くシャッターを切ることができる。

測光モード


マルチパターン測光でほとんどの場合、適切露出になるが、意図的にローキーやハイキーにする場合は、露出補正やオートブラケット撮影して露出をコントロールする。中央部重点測光やスポット測光を使うことはほとんど無くなった。

デジタル写真で気をつけなければいけないのは、白飛びさせないことで、露出オーバーになってデータが無くなっている部分は、後処理で復元させることはできない。黒ツブレで露出アンダーになっている部分には意外とデータが残っていて、ある程度復元することができる。

ホワイトバランス、ピクチャーコントロール


_DSC5018_DSC5018
























ホワイトバランスとは、基本的に白を白く見せ、グレーをグレーに見せることにあり、昼の太陽光、夕方の光、電球、蛍光灯等光源の色温度に合わせて、見た目に近いようにカメラ内で色調整することを言う。ホワイトバランスを意図的に変えて、自分の色を出すこともできる。一般的にはオートにしておけばよい。


























ホワイトバランスを変えると、写真の雰囲気が変わる。

左側はありきたりの感じがする。
クールトーンに調整した。
RAWで撮影しておけば、後でホワイトバランス、ピクチャーコントロール、露出を変えることができる。

詳細は こちらをご覧下さい。

ピクチャーコントロールは、カメラ内で画像の仕上がりを調整することで、一般的なスタンダードから、色鮮やかな仕上げにするビビッド等がある。

余り彩度やコントラスト、シャープネス等仕上がりを派手にし過ぎると、後の画像処理がうまくいかなくなるので、ピクチャーコントロールはナチュラルか、せいぜいスタンダードにしておくのがよい。

_DSC4331
























デジタルカメラや、画像処理ソフトの進歩により、撮影から出力、納品までのワークフローが変わってきている。

最近、ポートレート撮影時ピクチャーコントロールを「ポートレート」に設定してテストしている。

けっこうこのままで使える。

右側は「ポートレート」に設定した元画像で、少しコントラストと彩度を上げて仕上げた。

横浜でポートレート

ISO感度


低感度の方が画質がよく、ダイナミックレンジや色の再現性がよくなるので、できる限り低感度で撮影するようにしている。

感度自動制御機能を使うと、暗い場所では自動的に高感度になる。低速限界速度に設定したシャッター速度になると、ISO感度を上げてシャッター速度が遅くならないようにしてくれる。

又、制限上限感度を設定して、それ以上に感度が上がらないようにできる。上限を上げ過ぎると知らずに高感度で撮影してしまうことがあるので、800か1600に押さえている。

舞子動感表現の為、ISOを積極的に変え、シャッター速度を遅くして撮影している。

作品撮りではマニュアルで撮影することが多く、
Nikon Df や Fujifilm X-T1 はISOをダイレクトに変更できるのがよい。




トリミング、クロップ


撮影後トリミングすると、画角が狭くなり、主題と背景との関係が異なってしまう。又、画素数が減ることになる。後でトリミングしなくてすむよう画角を身につけておくことが重要。

撮影後データ量を減らすことができても、データ量を増やすことはできないので、撮影時にはなるべく多くのデータを記録して保存しておくのがよい。後になってから個展を開いたり、写真集を作る際は、データ量が品質に影響する。

クロップ機能が付いているカメラでは、クロップすることで望遠効果が得られる。しかし、画素数が減るので、クロップした時の画素数が、意図する出力解像度を満足しているかどうかを調べておく必要がある。

_D8E5291w
クリックすると拡大画像が開く
80-400mm f/4.5-5.6G×1.7 で撮影。1.5×クロップ
ウェブの場合は 72dpi、プリントの場合は 240dpi以上、できれば 300dpiが必要で、出力の大きさを掛けると必要画素数がわかる。

人の目は300dpi以上を識別できないと言われており、例えばA4サイズの長辺は297mm、約11.7インチになるので、300dpiのプリントで約3500ドットなので、820万画素以上あればよいことになる。A3サイズまでなら2000万画素、A2サイズ以上では近寄って見ることがないので、3000万画素ほどあればよい。

トリミング耐性は、どれ位までプリントするのかにより異なる。又、カメラだけでなく、レンズの性能によることもある。大伸ばししなければ、クロップを使っても画質劣化がない。

右は 80-400mm f/4.5-5.6G に1.7倍テレコンバーターを付け、DXフォーマットにクロップして1020mm相当でテスト撮影した。Nikon D800E を使ったので、クロップしてもA4サイズにプリントする余裕が十分ある。

RAW現像、画像処理


D800E 上高地
クリックするとピクセル等倍画像が開く
Nikon D800E、24-120mm F4 で撮影
RAW現像、画像処理により写真の完成度を上げ、クリエイティブな作品を生み出すことができる。

RAWは撮像素子に記録された情報を生で記録したデータで、JPEGデータよりデータ量が大きいが、それだけ多くの情報が記録されている。

JPEGデータは8bitでデータ量が小さいが、後処理耐性が低い。

高画質の作品づくりを行うには、
RAWで撮影することが必須と言ってもよい。

ポートレートでは肌の色をきれいに出すことが重要で、撮影時に適切な明るさで撮影する。白飛びや黒つぶれがあると、その部分を後で出すことはできない。コントラストやシャープネス、彩度を上げ過ぎると、後処理で破綻をきたすので、どちらかというとネムイ画像にしておく方が、レタッチ耐性がある。

RAWで撮影しておけば、現像時に明るさや色相を補正できる。レタッチ(画像処理、画像編集)である程度調整できるが、レタッチは画像劣化を起こすので、必要最小限にし、明るさ、色相、彩度を慎重に調整することになる。

右はフラッシュを弱くたいたが、ランプの光で人物が暗くなってしまった。全体を明るくしただけでは、良くならないので、人物とバックを分けて処理することにした。

ポートレートでは、肌をソフトに表現することも重要で、後処理で調整できるが、不自然な滑らかさは好ましくない。

肌の処理に frequency separation method(周波数分離方式)を使うと、高周波成分と低周波成分を分けて処理し、肌のテキスチャを残しながら肌を滑らかにできる。


全体的に暖かい雰囲気を出す為、ウォームトーンに仕上げた。これで美肌効果も出たが、やり過ぎると顔のテキスチャーが無くなってしまいますので、薄化粧の程度に留めるのがよい。

目にキャッチライトを入れるといきいきしてくるので、黒目と白目にまたがりキャッチライトを入れた。

最後にアンシャープマスクをかけて完成させた。肌を荒れさせないようにしきい値は大きめにしている。

詳細は こちらの記事をご覧下さい。

カメラ、レンズの選び方


一眼レフカメラの魅力はレンズを交換でき、多彩な表現を楽しめることにある。どちらかと言うと、レンズを使う為にカメラがある。カメラの性能も重要だが、それ以上にレンズの性能が重要。まずはレンズのことを考えてからカメラを決めたい。

望遠レンズ、広角レンズは、単に遠くのものを撮影する、広く撮影する為だけでなく、被写界深度や遠近感の違い等の特徴、効果を理解し、活用することにより、色々な表現ができる。まずは広角で撮るのか、望遠で撮るのか、標準で撮るのか考え、自分が撮影場所に移動して撮影することで、レンズの特徴を活かした写真が撮れる。

詳細は こちらの記事をご覧下さい。

撮影機材


urban disguise 30tripod-sNikon D700 Flash撮影に必要な機材や、役に立つ便利な小物を揃えると、効率が上がり撮影に集中できる。機材を使いこなすことで表現に幅ができ良い作品ができる。


撮影機材、写真用品については こちらの記事を参照下さい。

要望により拡大画像を載せていますが、低画質画像です。
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