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コロナ下で自粛が続き写真撮影することが少なくなり、又モデル撮影もしにくくなっている。
事前に撮影コンセプトを打合せ、短時間マスクを外してもらい手振りで撮影指示した。


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LUMIX S1V
S 50mm F1.4
絞り開放F1.4


_Z7A7057ポートレート撮影で人物を魅力的に撮るには
45度がポイント。

良い表情を見逃さずに撮影するが重要。

Nikon Z7
24-70mm
F2.8
50mm

定型的な構図を載せたポーズ集もあるが、私は余りすすめていない。

教科書通りにやっても面白くない

構図にこだわり過ぎると定型的な構図になり、面白みが無くなってしまう。

感性にまかせて撮る方が写真に力があり、見る人に訴えることができる

優れたモデルは自分をどう魅せるのか知っている。しかし、それだけでは面白くない。本人も知らない魅力を撮ると喜ばれる。

身体をひねってもらうと魅力的なポーズになる。





かっこよく、魅力的なポーズ、表情


モデルにポーズを指示することは
ほとんど無いが、かっこよく、
スタイル良く写るようにポーズしてもらうことがある。


カメラに近い方は大きく、遠い方は小さく写るので、それを念頭にポーズとカメラアングルを決める。

顔が近いと顔が大きく写るので、少し引いてもらった方がよい。

顎を不自然に引くとおかしいので、顎が上がり過ぎている場合は
注意する。

胸を前に出すと姿勢が良くなり、胸が大きく写る。

どちらかというと後ろ足に体重をかけてもらう方がよい。

足を開かないようにし、クロスしてもらうことも多い。
体をひねるとセクシーな雰囲気が出る。

私は広角レンズを使ってスタイル良く撮ることが多い。

カメラポジションが少し変わるだけでスタイルが悪く写ったり、
違和感がある写真になってしまう。

カメラの位置は写る範囲の中間より少し下の方が
スタイルよく写る。

広角レンズをうまく使うと迫力がある写真になり、それが広角レンズを使う楽しみになる。

このモデルは元々足が長いが、その良さを強調した。



ハイアングルで撮影すると足が短く写ってしまうので、足先まで入れないか、足の上までにした方がよい。足を切る場合は、中途半端に切らない方がよい。体の曲線に気をつけながら、線の美しさを出す位置で足を切る。

ベストショットを撮ろうとしても撮れるものではない。
モデルと波長が合った時自然と撮れるような気がする。

のってきた時にはカメラへの意識はなくなり、手が勝手に動いてくれる。

このモデルを撮影する為、MUA 等万全の体制で準備して出かけたら、体調が悪いとの連絡を受け、ドタキャンで撮影できなかったが
1週間後にもう一度一人で出かけ、2人で話しながら時間をかけて気持ちをほぐし、良い関係を築いた上で撮影を始めた。













横向きから振り返ってもらった。

教科書通りにポーズを指示しようとしてもうまくいかない。撮影現場の流れをうまく作り、ここぞという瞬間を作り出し、その瞬間を逃さずシャッターを押すことが重要。

あほでええんちゃう?
Would'nt it be better to become 'aho' (foolish)
when shooting?

Steve Jobs も "Stay hungry! Stay foolish!" と言っていた。

一度無になってみるとアイデアがわいてくる。






かっこいい写真を撮るには構図やポーズが重要だが、えてして、モデルに撮らされた写真になり、独自性がなくなってしまう。

余りにも構図にこだわると定型的な写真になり、整いすぎて面白みが無くなってしまう。

多くの写真を見させていただき、構図以前の問題として、何に惹かれて撮ったのか曖昧な写真がある。

技術的なことより、もっと直感を大切にしよう。

感性にまかせて撮った結果、主題が画面からハミ出したり画面が傾いていても、撮った時の感動が伝わる写真には強さがある。

直感は子供の方が優れている。怖さを知らなくなると、不完全さを認識しなくなると直感は失われていってしまう。もうこれでよいと思うと直感は退化していってしまう。もっと良い写真を撮りたいと思い、訓練すると、良いと思った時には既にシャッターを押しているようになれる。

木の間がトンネルのようになっていて、顔をのぞかせてもらい面白い構図をねらった。



ソフトフォーカスの写真では、ハイキーにするとにじみが美しく、その効果が増す。

少しブルー系にして清々しさを出した。


手作りのフィルターでソフトフォーカスにした。







ソフトフォーカスについては
▶ こちらの記事をご覧ください。

木に沿ってもらって面白いポーズをねらった。



モデルに身体をひねってもらい下から撮影した。



撮影が終わり駅まで見送りに行き
電車が入ってきた時、もう一枚と
言って撮影

Leica M Monochrom
Summicron 50mm F2




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Nikon D5
105mm f/1.4E、絞りF1.8



私の場合は、ポーズを指示するのではなく、シチュエーションを説明して自由に動いてもらい、その中から良い写真を探り、段々良くしていくようにしている。

構図やポーズに余りとらわれるより、自由な発想で自分のイメージを持つことが重要で、定型的な写真ばかりでは面白くない。

構図は写真の訴える力を強くすることができる。

「しん・そえ・たい」で考えるとうまくいく。

「そえ」と「たい」が「しん」を引き立てる。

しかし、余りにもまとまり過ぎているとつまらない。
撮影現場で構図から入ると自由な発想が生まれない。

脇役、背景を大切にしよう。

優れた映画を見ると、主役の魅力が素晴らしいが、脇役の演技、ロケーション(背景)により、主役の魅力が引き立てられていることが多い。

良い写真には時間的、空間的な広がりがある。

▶ 構図についての詳細はこちらの記事をご覧ください。





ベテランのモデルの場合自分のスタイルを持っている。
それにのって撮影しながら自分のスタイルを混ぜていく場合もあり、
又普段とらないポーズを指示して自分のスタイルに合わせさせることもある。

ヌード撮影では細かくポーズ指示することが多い。

Playboy Playmate は独特の美しい焼けた肌をもっていて
冬はオーストラリアで肌を焼くそうで、
日本に寄ってもらった。
オイルを付けているのか、
焼けた肌に美しいテカリがあり、
甘い香りがただよってくる気がした。

ライティング


窓からの光を斜めから当てている。

モデルをきれいに表現するのに定石は無い。

それぞれ違う良さを持っており、それを最高のシャッターチャンスに、どのように撮り、どのように仕上げるのか、ほとんど考えたことは無い。嗅ぎ分ける直感が勝手にシャッターを押してくれる。


ポートレートライティングにおいても
45度斜め、45度上 からの光で魅力的に写すことができる。

Nikon D850
58mm f/1.4G、絞りF1.6


45度より少し横からの光にした。

Nikon Z7
24-70mm、絞りF3.2


一脚に付けたフラッシュをMUAに持ってもらい日中シンクロした。


ライティングについては
▶ こちらの記事をご覧ください。

決定的瞬間のとらえ方


一瞬が写真を決める。

Jerry Ghionis は素晴らしいフォトグラファー

この16才のモデルは面白い。

良いと思ってからシャッターを押しても良い瞬間は撮れない。良いと思った時にはシャッターが切れていないといけない。

そんなことはありえないと思っていたら、Morgan Freeman のテレビ番組で、脳が司令を発する前に身体が動き始めることを脳科学者が実験で証明していた。

表情は瞬時に変わってしまう。連写に頼ってもうまくいかない。無意識の内にシャッターを押している位にならないとベストショットは撮れない。

よくYouTubeを見ながら、いいと思った瞬間にクリックして動画を止める訓練をしているが、できるものではない。


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良い表情、良い仕草は一瞬の場合が多い。その瞬間を捉えれば良い作品ができる。

1枚の写真で多くのことを物語ることができる。

瞬間をものにすれば、本質を語ることができる。

ちょっとお茶目な表情になった瞬間撮影
Nikon D500
58mm f/1.4G、絞り F1.8

私の場合、通常モデルに自由に動いてもらい、その中から良い瞬間を捉えるようにしている。決定的瞬間を撮影するには、動きを予測してシャッターが切れるようになることが重要。

感性がシャッターを押してくれる。

いい写真を撮ろうとすると、考えている内に良い瞬間を逃してしまう。無心になることで感性が働く。そうすると自然にシャッターがおりる。

無駄に連射しても良いチャンスは撮れない。良いと思った時には自然とシャッターを切っている位にならないと決定的瞬間を捉えることは難しい。

通常ポーズ指示はせず、コンセプトを説明し、モデルに自由にお乞いてもらい、良い瞬間を捉える。シャッター音やフラッシュ光えこちらが望むポーズでわかる。

セクシーなポーズ等ではかなり詳しくポーズ指示することもある。

ダンスを撮影するのは、良い瞬間を撮影する訓練によい。動きの早いサンバなどがよい。スローシャッターでの撮影にもトライしてみよう。手ブレを恐れず良い瞬間を捉えることに専念しよう。

自然な仕草、表情


自然な表情を引き出すことで魅力的な写真が撮れる。

私の場合、ポーズを指示することはほとんどなく、モデルに自由に動いてもらって、良い瞬間をねらってシャッターを押している。









逆光で撮影

Nikon D750
70-200mm f/2.8E FL
絞りF2.8、200mm
クリップオンフラッシュ発光



空を見てもらい少し上目づかいの表情をねらった。




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目力の強さをモノクロ、パートカラーで表現した。



笑顔


モデルに
"Why you are so beautiful."
と声をかけ笑わせた瞬間を撮影。

自然な笑顔を引き出すには、突飛なことを言うことも効果的。


笑ってと言っても自然な笑顔が出てくるわけではない。

撮影の流れの中で自然に笑顔が出てくるようにもっていくことが重要。

魅力的な表情を引き出すのには定番は無く、モデルにより顔や個性が違うので、モデルに合わせて撮影する。

撮影前になるべく話しをするようにしていて、撮影中もモデルをよく観察するようにしている。自然な表情にモデルの良さを見出すことが多い。














硬い表情






上目づかいの少しきつい顔だが、魅力的に見える。







_D851240
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短時間の撮影だったが撮影はうまくいき、終わりにしたが
自分の作品がとれた実感が余り無く、駅に見送りに行った時
もう一枚と言って数枚撮影させてもらった。

最後ぐっと近づきモデルが適度に緊張するようにした。
自分の写真が撮れた実感があったのでOKを出した。

ポートレート撮影では技術や機材でできることはしれている。
それより、モデルとの良い関係、良い瞬間をものにする感性、
芸術的センスを磨くことの方が余程大事。

Nikon D850
58mm f/1.4G
絞りF1.4


真正面からの撮影


真正面から撮影することで強い表現をすることができることもある。



窓からの光を横から当てている。


明るい淡いゴールド、ピンク色にして
ソフトな感じにした。





トリミングしている。















ストレートにモデルの美しさに迫った。


横顔




LUMIX S5
Sigma 85mm F1.4
絞りF1.8
JPEG
Natural
フラッシュを弱く発光



_Z7A7057



_Z7A7057下からのライトによる特殊な効果をねらった。

Nikon Z7
24-70mm f/2.8
70mm、F5.6

















髪の毛を直す仕草で、スローシャッターにより動体ブレさせた。



下向きの顔、伏目










上向きの顔






仕草


_ZFC1046


Nikon Zfc
35mm F1.8
F1.8
JPEG










アンニュイな表情






アンニュイな表情

懐中電灯でスポットライト的に照らした。

振り返りのポーズ


撮影終了後、もう一枚と行って振り向いた瞬間を連写で撮影した。

Nikon D500
50mm f/1.8G



名前を読んで振り返り際に撮影。

Leica Q










Nikon D5
24-70mm f/2.8E VR























全身のポーズ




Leica CL
18mm
絞りF3.5
JPEG



日本舞踊や舞妓の仕草にはしながある。


















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105mm f/1.4E を絞り開放近くで使い、バックのボケを活かした。

Nikon D5
105mm f/1.4E、絞りF1.8



自由に歩いてもらって撮影した。

このカラーグレーディングについては ▶ こちらの記事をご覧ください


超広角レンズ 18-35mm f/3.5-4.5 広角端で撮影




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大口径望遠レンズ 105mm f/1.4 で撮影












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28mm f/1.4E、絞りF1.8で撮影







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足が長く美しいモデルだった。










14-24mm 超広角ズームレンズの広角端で撮影




Nikon Z7
20mm f/1.8G
絞りF10



足のトーの向きも重要。足の延長線上か、カメラの方に向いているのがよい。

超広角レンズで撮影









背景を活かして撮影することで、モデルの魅力をより引き出すことができる。

背景をいつも大きくボカすだけでは、画一的な写真になってしまい面白くない。バックを活かすことも重要で、バックの扱い方でモデルの魅力を引き立てることができる。画面構成を主、従、対で考えて、それらをバランスよく配置することを考えるとよい。

良い背景を選ぶには、自分が動いて撮影ポジション、アングルを選ばないといけない。

背景の重要性、ポーズ、撮影場所、時間やポートレートの構図の詳細は こちらの記事をご覧下さい。

椅子のポーズ



















Leica Q

































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ベンチに斜めに座ってもらい、さらに斜めの位置から撮影した。

Nikon D750
28mm f/1.4E
絞りF1.6



























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足が美しいモデルだった。



超広角レンズ 14-24mm、24mm で撮影















屋内での撮影


バーで撮影


和室で撮影


屋外での撮影


ストリートフォト


セクシーな表現


昔頼んで撮れせていただいた





ハイキーで柔らかさを出した











ヌード撮影では細かくポーズ指示する。

















ポートレート写真ギャラリーは
▶ こちらをご覧ください。

モデルとの契約により写真の不正使用に対し損害賠償請求します。


WELCOME



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@issy.nomura

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