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私の作品は100%カラー グレーディングしていると言ってよい。

カラー・グレーディングでは、
カメラから出てくる色や明るさではなく、
自分のイメージに基づき印象深いクリエイティブな
写真作品にする。

作画意図(どのように表現したいのか)が明確になっていないとうまくいかない。

映画の一場面を作るつもりでイメージするとよい。

トーンカーブで極端な調整をして
シネマティックにした。

人物はレイヤーマスクで効果を除外している。



海外では、映像、写真分野で多様な作品
づくりが行われており、今までとは異なる
素晴らしい作品が出てきている。

個性的な作品作りにチャレンジしてみよう。

技術でできることはしれている。

色彩のセンス、芸術的感性を高め、自分のスタイルを持つことが重要。

明るい淡いゴールド、ピンク色にして
ソフトな感じにした。




色の三原色を理解しておくことは色調整で重要。

補色(反対色)の関係、例えば赤に対して緑は違った色になり、オレンジや赤紫は似た色になる。似た色で構成すると柔らかな雰囲気になり、反対色を配置すると印象的になる。

カラー・グレーディングは、カラーバランス、色相・彩度、ヒストグラム、トーンカーブ、
グラデーション、チャンネルミキサー等で調整ができる。
私の場合トーンカーブでの調整を基本としている。



カラーグレーディングの基礎を学ぶ為ヒストグラムを用いた例

トーンカーブでは少し極端な調整をすると画像が破綻してしまうので、慣れない内はヒストグラムで調整する方がよい。

ヒストグラムのスライダーを動かすことでデータを無くさないようにし、全てのデータを利用して高画質な画像を得るようにする。

RAW現像でもデータを消失しないよう注意し、データを縮小は最後のステップにする。

上の元画像はリバーサルフィルムで撮影したフィルムをスキャンしたもので、ダイナミックレンジが狭くヘアとバックの一部がつぶれている。

上の右のようにヒストグラムの黒点、白点を移動させ、出力レベルを0、256から28、241 bitにし、白飛び、黒つぶれの部分に色が乗るようにした。(効果がわかるよう極端に調整している。)

RGBをレッド、グリーン、ブルーに変え、明るい部分はレッド、暗い部分はグリーン、ブルーを強くした。
左の柱部分はピンクがかったので、レイヤーマスクで除外した。

明るさ・コントラストを微調整し、色相・彩度を調整して完成



ヒストグラムの3色をコントロールしてホワイトバランスを調整することも可能。

上の元画像はホワイトバランスが悪いわけではないが、もう少しウインドーからの光を暖かくしたい。

又、明るい所が白飛びしており、暗部も少し明るくしたい。

出力レベルを14、239 bitにし、中央のスライダーを少し左に動かし、画像を明るくした。
レッドの右のスライダーを少し左に動かし、明るい部分に赤を足した。

彩度を少し上げて完成させた。



言い方が悪いかもしれないが、トーンカーブを使えば何でもできる。
明るさや色を自由にコントロールできる。
部分的にホワイトバランスを変えることもできる。

やり過ぎず自然な表現にし、又画像の破綻を防ぐ為
最後にトーンカーブのレイヤーの透明度を調整している。

トーンカーブの調整は難しく、
3色の関係が感覚的にわかり無意識に調整ができるよう、
ヒストグラムで基礎を学んでからの方がよい。



バックが落ち込みすぎているので少し明るくし、青を強調した。

トワイライトの雰囲気が出た。





バックが汚く見えるので、少し明るく、ブルー系の色をわずかに付けた。

べた塗りのレイヤーのレイヤースタイルを表示し、ブレンド条件を変えることで、特定の明るさだけにそのレイヤー効果を適用することができる。




わざと太陽を直接入れて撮影した。

べた塗りのレイヤーのレイヤースタイルのブレンド条件を変え、
夕方の雰囲気を出す為明るい部分をオレンジ色に、暗い部分を
ブルー色に調整した。


こちらはトーンカーブで調整した。

私の場合は慣れの問題もあり、トーンカーブの方がやりやすい。


チャンネルミキサーを使うことで、3原色の強さを直接調整することができる。

レッド系を強くし、夕焼けの雰囲気を出した。

カラールックアップは
RGB三原色の配列
(LTU, Look Up Table)
に基づきカラー調整を行う。

右はグリーンを強調した。
紫陽花の色が引き立つ。

デジタルカメラの撮像素子は色を
感知することができず、各セルには
3色のいずれかのカラーフィルターが付いており、各セルに記録された明るさの情報をもとにカラーにしている。






















カラールックアップの3D LUTファイルからLateSunset.3DLを選択し、夕方の雰囲気にした。

さらにトーンカーブでコントラストを高くし、明るい部分にレッド・オレンジ系の色を付けた。





















カラールックアップの3D LUTファイルからSoftWarning.lookを選択し、柔らかい雰囲気にした。

さらにトーンカーブで明るく、コントラストを低くした。

撮影時に写真が完成されていることが望ましいが、例えば大きなパーティー会場を撮影する場合、窓側の人には外光が影響し、奥側の人には室内光で照明され、時間の経過と共に外光が青みを帯び、時として夕焼けが差し込み、均一な条件にならないことがある。
又スポットライトが一部の人に当たり、明るさや色温度が変わる場合もある。

ホワイトバランスをオートで撮影しても部分的に好ましくない場合があり、後処理でカラー・コレクションすることになる。

又、コーポレートイメージを統一する為、映像や写真の色を調整したり、作品撮りでは印象的な写真にする為、作画意図をもって
カラー・グレーディングする。

この為全てRAWで撮影し、後処理耐性のある、ダイナミックレンジが広いニュートラル(ナチュラル)のピクチャーコントロールにして記録された画像データを最大限利用する。

作画意図を明確にして撮影し、後処理はできる限り最小限にすることは、画像を破綻させない為に重要。
カメラやレンズで余りにも作り込まれていると後処理しにくくなるので、自然な表現ができるカメラ、レンズを好む。

勉強の為映画館でシネマをよく見たり、海外のファッション雑誌をよく見る。色の使い方の参考になる。



背景を、肌と補色関係にあるブルーとグリーンをカラーバランスのシャドーで調整し、色相・彩度で彩度を落とし、少し暗くして雰囲気を変えた。



ヒストグラムやトーンカーブで色毎に調整することでより細かく調整ができる。

ヒストグラムやトーンカーブは明るさを変えるだけでなく、3色を個別に調整することで色を変えることもできる。





















グラデーションマップを用いて色調整を行った。


右はトーンカーブを調整して色調整した。



トーンカーブを使うと、明るさに対して3原色の強さを自由自在に調整することができるので、私の場合はほとんどトーンカーブで調整する。

トーンカーブの調整レイヤーを使うと、何度でもやり直しがきく。

少し極端に調整してレイヤーの透明度でレイヤーの効果を調整するのがよい。
レイヤーマスクを使って部分的に効果を調整することができる。右の例では、人物の部分は約50%の効果にしている。

注意しないといけないのは、トーンカーブで極端な調整をすると、画像破綻を起こすので、慎重にする必要がある。

補色の関係を理解しておくことが必要だが、感覚的にほとんど無意識に調整できる位にならないと作業効率が悪い。

DPHOTO倶楽部では実地に研究を行っている。



上は逆光で撮影した元画像で、撮影時プラス補正しているが、
画像処理でさらにハイキーにした。

トーンカーブを調整した。

少しブルーにふっている。






















元画像は柔らかい表現でこれもよいが、
トーンカーブでコントラストを高くし、暗部をブルー、グリーン系にした。

ソフトな雰囲気にした。























トーンカーブを調整し、室内光の暖かさを出しながら、見栄えがするようにした。


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夕暮れの雰囲気を強調し、暗部のホワイトバランスを青にふり、
明部のホワイトバランスをイエロー、レッド系にふった。


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バックが白っぽいと主題が引き立たない。バックに適度な色を付けた。


ニコンのRAW現像ソフト Capture NX-D ではコントロールポイントを用いて部分的な調整ができる。

夕暮れの雰囲気を出すため、2つのコントロールポイントを作成し調整した。

Capture NX-D については
▶ こちらの記事をご覧ください。



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こちらはグラデーションツールで調整した。























シネマティックな雰囲気にした。


右は元画像で、夕暮れの街の雰囲気を出すことにした。

グラデーションツールで部分的に色を調整した。





詳細は 
▶ こちらの記事をご覧ください。


右は元画像で、ロンドンのコヴェントガーデンの雰囲気を出すよう調整した。

グラデーションツールで、グラデーションタイプをノイズにし、開始位置を乱数的に変化させるにすると、色々なグラデーションが次から次に表れる。

カラーモデルのRGBのスライダーを変えることで色を変えることもできる。

気に入ったグラデーションを適用させるとよい。







右は元画像

夕焼けの雰囲気を出す為ホワイトバランスを変え
さらにグラデーションツールで色を調整した。




画像をクリックすると部分拡大画像が開く




印象的なバックを背景に選んだが、さらにシネマティックに色を調整した。







左側は元画像で
右側はホワイトバランスを
青にふった画像。



グラデーションマップで乱数的に変化させ、RGBを調整した。



雰囲気の華やかさを強調した。




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グラデーションマップと
グラデーションツールを用いて
画面左側を調整した。




今はカメラの性能が良くなり、ほとんどのケースで、ホワイトバランス・オートでうまくいく。

古いカラー映画を見ると、カラーがくすんでいても、味がある色に見えてくる。

最近のミュージックPVでは、AKB48の「風が吹いている」などでクラシック調の色を使っている例もある。


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Nik Collectionの
Analog Effect Pro 2を使い、古いフィルムをシミュレートした背景にしてみた。



ソフトフォーカスの写真では、ハイキーにするとにじみが美しく、その効果が増す。

少しブルー系にして清々しさを出した。


暖かさのあるソフトな雰囲気にした。


ソフトフォーカスについては ▶ こちらの記事をご覧ください。


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ライティングもカラー・グレーディングに重要。

トワイライトの外光を活かし、温かい室内光をメインライトにフラッシュにオレンジのカラーフィルターを付け補助光として使った。

Nikon D800E
50mm f/1.4G、絞りF3.2







ハイキーで柔らかい色にした。






肌の色調整、ポートレートの画像処理については ▶ こちらの記事をご覧ください。

右は元画像で、彩度を下げ、コントラストを下げて明るくした。








グラデーション・マップで同じような効果を与えた。









グラデーションの色を変えることでイメージを変えることができる。




右は元画像で、彩度を下げ、コントラストを上げて少し暗くした。



銀残し風にした。
銀残しについては 
▶ こちらの記事をご覧ください。



グラデーション・マップでアンバー系にした。




変わったイメージにしてみた。





RAW現像ソフトの SILKYPIX はRAW現像の基本機能は充実しており、作品を仕上げる上でイメージやテイストを具現化しやすい。
下は青を強調した。

_Z7A3009-2
画像をクリックすると拡大画像が開く


_Z7A2996
画像をクリックするとA3プリントサイズ相当拡大画像が開く
夜の東京駅

Nikon Z7
50mm f/1.8、絞りF10
ISO 8000
SILKYPIXでRAW現像



_Z7A2996sunsetパラメーターコントロールから簡単にテイストを変えることができ、右は夕焼けを選んだ。



SILKYPIXについては
詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。


_Z7A2996Nik Collection の
Analog Effect Pro 2 で
古い写真のイメージにした。



_Z7A2996Photoshopのカラールックアップで
3D LUTを読み込むにGold Blueを
選択した。



_Z7A3595
画像をクリックするとA4プリントサイズ相当拡大画像が開く
何気ないモノをこのレンズで撮ると味わいのある写真が撮れる。

Nikon Z7
50mm f/1.8、絞りF4
JPEG画像



_Z7A3595hard
画像をクリックすると拡大画像が開く
コントラストを上げ
彩度を下げて銀残し
(ブリーチバイパス)風にした。



_Z7A3595grad
画像をクリックすると拡大画像が開く
夕暮れの光の雰囲気にカラー・グレーディングした。



桜の美しさが出ていないので、SILKYPIXでRAW現像し直し、幻想的な雰囲気にした。







右の写真はホワイトバランス・オートで撮影したJPEG画像で、迫力が足りない。

明るさ・コントラストを調整し、暗部のカラーバランスを青にふり、明部のカラーバランスを黄色にふってイメージ通りの作品にした。


画像をクリックするとA4プリントサイズ相当の拡大画像が開く



Nikon D810
80-400mm f/4.5-5.6G
絞りF8






画像のチャンネルを見ると、3色の強さがわかる。

3色の強さをチャンネルミキサーで調整することで色を変えることができる。

チャンネルミキサーの調整レイヤーでレッドのチャンネルを選び、レッドを少し強くした。
レッドのチャンネルにグリーンとブルーがあるが、これはそのチャンネルのレッドの強さを調整することになる。

同様にグリーン、ブルーのチャンネルを調整した。
ブルーは少し弱くし、反対色の黄色を強くした。

夕焼けの雰囲気に調整した。




画像をクリックすると拡大画像が開く
最終画像は、レイヤーマスクにグラデーションを使い、下の方は元の画像にした。



右は元画像で、函館のクリスマスのイメージを出す為、ホワイトバランスをブルーにふり、少しソフトにした。







オートで撮るとその場の雰囲気が出ない場合がある。

ホワイトバランスをイエロー、レッド系にふって夕方の雰囲気を出した。





夕方の逆光の
雰囲気を活かした。



フランスのリオンのレストランを撮影したが、明暗差が大きく思い通りの写真にならなかった。



トーンカーブで
HDR(ハイダイナミックレンジ)
処理を行い明るさを調整した。

ねむい画像になったので
色相・彩度・明度を調整して完成させた。

HDR処理については
▶ こちらの記事をご覧ください。

リオンの旧市街の雰囲気が出た。



フランスのナントの旧市街地にあった建物

空を大きく入れると建物が暗くなってしまう。

トーンカーブでHDR処理し、少しねむい画像になったので色相・彩度・明度を調整した。


スウェーデンのストックホルムの旧市街で、トンネルの向こうにも街があった。

明暗差が大きかったのでトーンカーブでHDR処理した。


旧市街を歩いていると狭い小道から小さな子どもが飛び出してきて、とっさに撮影した。

明暗差が大きかったのでトーンカーブでHDR処理した。






特定色域の選択で、マゼンタ系、
シアン系、イエロー系等をいじり
少しメルヘンチックに編集した。



カラールックアップの調整レイヤーを使うと、多くのプリセットの中から色の調整ができる。

ソフトにした。



右はグリーンを強調した。

カラールックアップは
RGB三原色の配列
(LTU, Look Up Table)
に基づきカラー調整を行う。

右はムーンライトを選択した。

冬の五箇山の雰囲気を出す為
トーンカーブで明部をブルー、グリーン系にした後
彩度を少し下げた。







モノクロ写真のカラー・グレーディングは、色が無いのにおかしいとおもうかもしれないが、
デジタルカメラの撮像素子には3色いずれかのカラーフィルターが付いており、各セルに記録された明るさの情報をもとにカラーにしており、各色毎に明るさを調整できる。


元のカラー画像

Photoshop でチャンネル表示(ブルー)

















右の画像をチャンネル表示すると各色の強さがわかる。

上はブルーのチャンネルを示し、空が明るく(強く)表示される。

チャンネルミキサーでモノクロにチェックを入れると、各色毎に明るさを調整できる。



Adobe Camera Raw ではRAW現像時、各色毎の強さを調整しカラーフィルター効果を与えることができる。









下は Adobe Camera Raw で色毎に強さを変えたサンプル。


ブルーを暗く、レッドを明るくした

ブルーを明るく、レッドを暗くした


モノクロ写真の詳細は ▶ こちらの記事をご覧ください。

要望により拡大画像を載せていますが、低画質画像です。
著作権侵害は犯罪です。法的措置を講じています。
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ニコン Z6 と D750 ニコン D850
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ディスプレイを確認下さい。色調整については こちらをご覧下さい。

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